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公開 2015年10月28日  

遊んで学べる最強の方法!アナログなボードゲームに期待する教育効果とは?

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ボードゲームに教育効果があるかも?という話題はたびたび議論になっているのでご存じの方も多いと思います.自身でボードゲームの制作もしているブログの筆者さんが「負ける練習をすること」という効果を見出していました.


オセロに将棋・・・アナログなボードゲーム、お家にありますか?

最近、ドイツのボードゲームがブームになっています。ブームが来たことで、海外のゲームを日本で入手するのも簡単になりました。日本語化された商品もたくさんあります。

ドイツ発祥のボードゲームのことをドイツゲームと呼んだりしますが、このドイツゲームが触って楽しい、遊んで楽しいと非常によく出来たゲームなのです。

ドイツ年間ゲーム大賞という優れたボードゲームへ贈られる賞があるのですが、この賞にはキッズ部門もあります。
対象年齢の幅広さとドイツゲームの活気が伺えますね。

ボードゲームの教育効果 = 「遊び」の勉強

「ボードゲームに教育効果があるかもしれない」ということは、随分前から言われていたことです。

「得点計算をするから足し算ができるようになる」
「ルールブックを眺めているうちに読める文字が増えた」
「複数人で遊ぶうちに社会性が身につく」
など、学習やコミュニケーションスキルにおいても、効果が期待されています。

私は単純に「楽しいからやる」といった感じで、特段教育的効果を期待しながらボードゲームをしているわけではありませんが、それでも、これは目からウロコ!と思えるような言葉を見つけました。

ゲームの中でも、アナログゲームの良い影響といえば一番に来るのは「負ける練習をすること」だと思う。

テレビゲームも負ければ悔しいが、ゲームというシステム相手に負けることと、目の前にいる相手に負けるのとでは、悔しさが全く違う。(「パンデミック」などの協力型ゲームは除く)

それがサイコロ運じゃなく、考えた結果なら尚更。

テレビゲームが無機質だとは思わないが、怒る相手が「テレビの向こう側」では怒りがぶつけられないが、目の前の相手に負ければ子供はすぐ不機嫌になって怒りをぶつけられる。そうして場の雰囲気をぶち壊して、怒られて、そんな経験を乗り越えて、「負けても楽しめるようになる」。これって結構大事な経験だと思う。

アナログゲームの良い影響といえば、「負ける練習をすること」

ちなみにこのブログの筆者さんは、自分でボードゲームを制作していらっしゃるようです。

子どもが成長するにつれて、遊びに勝負が伴う機会は非常に多くなっていくでしょう。
そんな中で
「どうやって遊びを楽しめばいいか?」
「勝負を楽しむにはどうやったらいいか?」
ということを、子どもにどう伝えればよいのでしょうか。

それらを言葉で伝えるのはすごく難しいことのように思えますが、
このブログの筆者さんが言うように、ボードゲームで遊んでいるうちに自然と伝えてあげることができるとしたら、大人も子どもにとっても良いですよね。


私が幼いころ、祖父との遊びといえばオセロと将棋でした。

私が悔しがって「もう一回!」と言うのが面白いらしく、本気で私に勝ちにくるプレイしかしてくれなかった祖父でしたが、今思えば「勝負の楽しみ方」を最初に教えてくれたのは祖父だったような気もします。

人と何かを競って勝ち負けが付くことは、遊び以外の場面でもたくさん出てきます。
一つの社会経験だと思って、親子でボードゲームで遊んでみるというのも良いのではないでしょうか。

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