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公開 2015年10月26日  

ゲームコーナーで小学生に神と崇められ、気づいたら家族ぐるみで仲良しになっていた話

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今は一児のパパでゲームする機会は少しずつ減ってきたのですが、昔はよく近所のゲーム屋さんに一人で行って買ったり、遊んでいたりしていました。ゲーム屋にはゲームの体験が出来る場所がありまして、そこで事の流れで小学生と一緒にゲームをやることに。なぜか「あいつは神だ」と小学生に崇められ、気づけば...


ゲームが大好きなパパです

前の記事にも書いたのですが、典型的なゲーマーでした。

それはパパになる前も、パパなってからも変わらず。

特にパパになる前は

ゲームコーナーに通っているような大人でした。

そんな私がある小学生と出会った時の話。

パパである私がゲーム屋さんのゲームコーナーである小学生に出会った

ゲームコーナーには

ゲームが出来る場所がありまして

たまに誰もいない隙を見てやっていました。笑


しかしある時小学生が来て


(小学生)「ねえ、一緒にやっていい?」


(私)「お、おお。(マジか)」

(私)「いいよ。一緒にやろう」


僕は不登校でゲーマーでした。


相当うまいです。


(小学生)「兄ちゃんまじすげえ!!!!!」


(小学生)「神!!!!!神!!!!!!」


(小学生)「うおおおおお!!やべえええ!!!!」


(私)「お、おお。ありがとう。(そりゃそうだ、誰が負けるか)」


(小学生)「兄ちゃんまたやろうね!!!!!!」


(私)「お、おお。」

もうすぐパパなのに何してんだと思いながらも気分は悪くなかった私


またある時その小学生が来ました。


(小学生)「でた!!!神!!!!!」


(小学生)「またゲームやろ!」


(私)「おお。。やるか。」


(小学生)「やべえええやっぱつええwww」

(負けず嫌いなので小学生が相手だろうとボコボコにします。)

その小学生のママとパパが来ました


(ママ・パパ)「●●。そろそろ行くよー」


(私の心)(いや、きまずっ。。。。。。)


(小学生)「やだー!まだやるー!」


(私)「ほら、ママ来たから行きなさいな。」


(小学生)「えええー。仕方ないなー。」


(ママ・パパ)「あの。。」


(私の心)(話しかけられたー!!!!!!!!!!!!!!!)


(私の心)(やべえ、怪しいよな。どうしよう。)


(ママ・パパ)「いつも私達の全言うことすら全く聞かないのに。」


(ママ・パパ)「どなたですか?」


(私)「あ、いや一緒にゲームしてただけ。。。」


(ママ・パパ)「息子と少し話してくれませんか??」


(私の心)(えええええええええええええええええええ)


(ママ・パパ)「息子が誰かとこんなに楽しそうに話しているの初めて見て。。」


(ママ・パパ)「ただ、会話して下さるだけでもいいんです。。」

パパ・ママに押し切られ、小学生との会話が始まる


(私)「ゲーム好き?」


(小学生)「ゲーム楽しい!!!」


(小学生)「なんでつよいの!?」


(私)「昔ゲームばっかしてたからさ」


(小学生)「ええええ、じゃあゲームしてても大人になれるんだね!」


(私)「あ、いや。。。。(うるせえw)」


(私)「昔はゲームばっかりしてたけど、今はゲーム作ったりもしてるよ」


(小学生)「え、なにそれ、ゲームつくれるの!?」


(私)「え。つくってみる?」


子どもにゲーム作りを教える仕事をしていたので


手持ちのPCに環境は揃っていました。


(小学生)「なにそれ!やりたい!」


(私)「はい。ここでこれをね。(Scratchというツールを触ってもらいました。)」


(小学生)「うおおおおおすげええええええ!!!!!」

最近、プログラミングの義務教育化の話題などもあって子ども向けプログラミングが注目を集めています。そんな子ども向けのプログラミング言語として、MITメディアラボの開発したScratch(スクラッチ)が有名です。

Scratchはビジュアルプログラミング言語と呼ばれるものの一つで視覚的にプログラミングを学べるということで人気を集めています。

パパ・ママにまさかのお願いをされる僕


(ママ・パパ)「あの。。家庭教師してくれませんか??」


(私の心)(ええええええええええええええええええええええええええええええええ)


(ママ・パパ)「あ、でも。。お仕事。されてますよね。。」


(私)「休日たまにここに来るので、一緒にやります?」


(ママ・パパ)「この子、学校にあんまり行っていないくて」


(私)「あ、そうなんですね。僕も昔そうでしたよ。」


....

いやマジです。ドラマみたいな話なんですけど、マジです。

あれから1年くらいたって

今でもその小学生にプログラミングを定期的に教えています。

今は僕は自分の妻と息子も連れて来ています。



不登校だったその小学生は今

ゲーム作りに目覚めてしまったようで

ものづくりを教えてくれるいろんな大人がいる場所に通っているようです。


気づけば妻は

その小学生のママ・パパと仲良くなっています。



僕はゲームを教えている横で

妻は、先輩ママ・パパからいろんなアドバイスをもらっているようで(笑)


この小学生は

メキメキと出来るようになっています。

今ではxcodeを使って、iPhoneアプリを作っています。

教えるというより、一緒に学んでいますよ全く(笑)

ゲーム好きはすっごい才能。好きこそものの上手なれ。

以前教えていた時も思いましたが

ゲーム好きな子って

いろんな才能に溢れてると思います。

夢中になって取り組めるってすっごい才能ですよ本当に。


この小学生は不登校だけど

毎日が楽しそうで

そのママ・パパも幸せそうで

今はこんなに学校外に学べる環境があるのがとても羨ましいです。


自分が子どもの頃にあったら良かったなと

もっともっと学校以外の場が世の中に拡がったらいいなと思いました。

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