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安全に産める国=育てやすい国ではない。産後家族をサポートする「3・3・産後プロジェクト」とは?(2ページ目)

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「産後」という言葉から、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。男性の中には「無事に出産を終えたらそれでもう大丈夫」と思っている人も多いようです。「産後の女性の心身を大切にすること」は、産後うつや虐待を減らすことにもつながります。家族で、企業で、そして社会全体で産後家族をサポートするために始動した「3・3・産後プロジェクト」を詳しくご紹介します。

「赤ちゃんに優しい企業5か条」

産後ママを守るのは、家族だけではなく会社も!ということで「赤ちゃんに優しい企業5か条」では、産後家族を守るためのこのような5か条が作成されました。

1.産後ママにとって家族のサポートが不足する時期(産後3カ月間)は、 そのパートナーたる父親(社員)の育休・有休(年休)取得を促進します
2.子が最低生後3カ月まで、父親(社員)の定時退社を促進します
3.自社内においてママ、パパネットワーク作りを推進し、とくに妊娠~産後3カ月の社員への、先輩パパママ社員からの声かけを促進します
4.社員に自分のカラダ、現在の妊娠・出産、不妊治療などについて学ぶ機会をつくります
5.産後ケアサービスの助成、孫育て休暇の導入などを検討し、必要があれば実施します


産後は、赤ちゃんとの生活に心細さを感じているママがほとんど。「パパが帰宅するだけでホッとする」という声もよく聞きます。産後に毎日パパが定時退社すれば、赤ちゃんの沐浴も夫婦2人でできるし、ママがホッとする時間も増えます。

私自身、1人目の育児中は夫が帰宅するだけで安心し、涙が出ることもありました。それほど夫を頼りにしていたのに、2人目妊娠中に夫の海外赴任が決まり、やむを得ず夫婦離れ離れでの出産・育児になってしまいました。

いのちの誕生という家族の大切な節目に、夫の仕事が優先されたことで、家族が心穏やかに過ごすことができなかったことが悔やまれます。せめて妊娠中から産後1年の間は、転勤異動辞令を控えるなど、企業側にも配慮がほしいと切に願っています。

産後ママに優しい社会になるように

「赤ちゃんに優しい家族5か条」「赤ちゃんに優しい企業5か条」が、少しずつでも多くの人たちに認識されるようになり、妊娠出産・育児に優しい企業が増えてほしい。そして「赤ちゃんが元気に生まれたらそれで大丈夫」ではなく、心身共にボロボロになっている産後ママをしっかりサポートできる家族・企業・社会になることを願ってやみません。これら5か条が、行政・企業・産後ケア施設・子育て支援団体などと一緒に、多くの人に知られて広がっていきますように。

そのことで、乳幼児の虐待が減り、産後うつに苦しむママが減り、産後クライシスによる離婚が減り、あたたかい家族が増えてほしいと願います。そして、今の子どもたちが大人になった頃には、「そんなことは当たり前」とだれもが認識しているような、あたたかい社会になっていくことを願っています。

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この記事を書いた人
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momotaro

埼玉県内の助産院院長。

助産師・看護師として、幸せな母乳育児をアドバイス。
母乳育児支援では「ママにとってのラクチン授乳」と「赤ちゃんの気持ち通訳」を...

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