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おっぱい100日

おっぱい100日のタイトル画像

ドキドキ緊張していた出産が済み、赤ちゃんと会えた喜びもつかの間。すぐにおっぱい生活が始まります。簡単そうな授乳もやってみるとうまく吸い付いてくれなかったり、足りてるのか不安になったり案外難しいものです。

昔から「おっぱい100日」という言葉があります。おっぱいが安定するまで100日はかかるもの、という意味です。一緒におっぱい100日を考えてみましょう。

目次 授乳の間隔、時間、回数の目安~退院してから生後1か月まで~
授乳の間隔、時間、回数の目安~生後1か月から2か月~
授乳の間隔、時間、回数の目安~生後2か月から3か月~
授乳の間隔、時間、回数の目安~生後3か月から4か月~
授乳の際に注意すべきことは
授乳のペースには個人差があるもの
おっぱいは伝家の宝刀

授乳の間隔、時間、回数の目安~退院してから生後1か月まで~

退院してから1カ月までは、あかちゃんは新生児という時期です。1日の7割は眠っています。赤ちゃんは、まだお腹の外の環境に適応するのに精いっぱいで、顎も弱くおっぱいも少しずつしか飲めないのが普通です。この時期は、泣いたらその都度おっぱいをあげてみましょう。まだ、昼夜の区別もできないので、2~3時間眠っては起きて、おっぱい・うんちやおしっこ、という繰り返しです。

2~3時間眠ったあとは(この時間は目安です。中には30分ごとに起きる、なんて子もいます)、ぐずぐずと起きてきます。まだ泣く力も弱く高い声でぐずっている、といった感じです。

そうなったら、まずおむつを確認しおっぱいを飲ませましょう。おっぱいを飲むのはけっこう重労働のようです。なので、一生懸命飲んでいるうちに眠ってしまうことも多いと思います。

お腹いっぱいになるまで飲んでくれれば、寝ていてくれる時間も長いのですが、この時期はまだ難しいかもしれません。体重が4㎏くらいにもなると、顎も強くなってきて吸啜力(おっぱいを吸う顎や頬の筋肉の力)も上がります。

また、おっぱいに吸い付く力が弱い赤ちゃんには補助具を使う場合もあります。おっぱいを近づけてもなかなかしっかりくわえてくれない時に、哺乳瓶の乳首の所をお母さんの乳首に当てて赤ちゃんの口に触れさせてみるとぐいぐい飲むこともあります。

新生児の時は飲む力が弱いのに、お母さんのおっぱいはぐんぐん張ってきます。力強く飲む赤ちゃんもいますが、飲みづらくてうまくいかず、ぐずぐず泣いてしまうこともあるようです。うまくいかないとき試してみてください。

また、快・不快以外の感情はまだありません。母体も疲れている時期です。あまり難しく考えずに、今は赤ちゃんのリズムで「泣いたらおむつ、おっぱい」で良いと思います。

授乳の間隔、時間、回数の目安~生後1か月から2か月~

この時期になると、明るい、暗いが分かるようになるのか、昼間起きている時間が少し長くなります。新生児のころに比べ、体が少ししっかりしてきて、手足をバタバタと動かすことも多くなり、空腹を感じるようにもなります。

顎の力も発達してきて、おっぱいを飲むのも多少上手になってきます。間隔が2~3時間と長くなってくる赤ちゃんもいますが、まだ頻繁に欲しがる赤ちゃんもいます。間隔が長くなってくる赤ちゃんでも、まだ時間は一定しません。「泣いたらおむつ、おっぱい」を繰り返しましょう。

体重が大体4㎏を超すと、飲む力も強くなってきます。新生児のときに補助具を使っていた場合、赤ちゃんの吸啜力が上がってくるに従って、段々補助具に乳首を締め付けられて痛くなってきます。哺乳瓶の乳首を外し、圧を解除しながらあげるのもいいですが、直のみにトライしてみましょう。

哺乳瓶の乳首は柔らかいし突出しているので、赤ちゃんにとっては吸いやすいようです。しかし飲む力が発達してくると、強い陰圧がかかり、お母さんの乳首は切れてしまうこともあります。ただ、この飲みやすい哺乳瓶の乳首を外すときはちょっと苦労です。違和感を感じて、拒否してなかなか吸い付いてくれない時もあります。

そんなときは、飲む前に少しおっぱいをしぼり、乳首に出した状態であげてみましょう。ここから温かいおっぱいが出るんだ、と赤ちゃんも認識して飲んでくれるかもしれません。
 
おっぱい生活が安定するまでもう少しです。

授乳の間隔、時間、回数の目安~生後2か月から3か月~

このころから体つきがしっかりしてきて、完全に首が座らなくても、少しの間たて抱きができるようになったり、抱っこしやすくなります。表情が出てきて、「あーうー」とおしゃべりしたりします。声の方に向いたり、音のするおもちゃを目で追ったりと反応が出てきます。与えてばかりだったころに比べて、わずかですが赤ちゃんからの返事があり、少し楽しくなってくる時期のように思います。

授乳も親子ともども段々慣れてきて、昼夜の区別ができて間隔もあいてきます。その赤ちゃんなりのリズムもできてきますが、まだ規則的とは言えません。だいたい1回10分~20分を、1日8~12回くらいあげるようになると思います。

あまり長く吸い付いている赤ちゃんは母乳不足とも考えられます。でも、いったんおっぱいから口を離して満足そうにするなら、回数にはあまり神経質にならないほうがよいと思います。

このころになると「快」「不快」だけでなく、「かまって」「抱っこ~」などの甘えたい要求も出てきます。今までは生理的欲求(眠い、空腹、おむつが気持ち悪いなど)の時だけ泣いていた赤ちゃんですが、それらが満足してそうなのにぐずぐずしたり、要求がわかりづらくなってきます。

泣いたらおむつ、おっぱいの流れで、それらをしたあとでもぐずぐずしていたら「甘えん坊したいのかな?」と抱っこをしてみましょう。また、にこにこと声かけ、ガラガラなどのオモチャも使いながらあやしてみましょう。段々とあかちゃんは、生理的欲求なのか甘えなのか、泣き声を変えて表現してきます。

お母さん、お父さんは悩むとは思いますが、赤ちゃんの欲求が分かることが大切なのではありません。分かろうとするために、あかちゃんに関わることが大切だと思います。

おっぱい100日まであと1歩です。

授乳の間隔、時間、回数の目安~生後3か月から4か月~

体重が生まれた時の2倍になり、首が座りはじめしっかりとした体つきになります。こうなると授乳体制も楽になってきます。

おっぱい100日に突入です。お腹の空き方が規則的になり授乳間隔が徐々に3~4時間くらいになり、赤ちゃんなりのペースが出てきます。なかには、日中よく飲んで夜中は起きなくなる赤ちゃんもいますが、お母さんの寝不足との戦いはまだ多いと思います。1回15~20分を1日5~6回くらいと間隔はあきますが、そこまで回数にとらわれず、欲しがるときに好きなだけあげるのは続けて良いと思います。

また、3か月くらいたつとおっぱいがはらなくなってきた、と心配するお母さんがいます。でも、このべちゃっとおっぱいが準備の整ったおっぱいなのです。ガチガチに張ったおっぱいは、赤ちゃんにとっては飲みづらいものです。赤ちゃんの飲む量や、ペースが定まってきて、それをお母さんの体が認識し、必要な量だけおっぱいを作るようになります。そして、必要時すぐに飲みやすいようにおっぱいは柔らかくスタンバイしています。べちゃっとしたおっぱいは、100日かけてあかちゃんと作り上げた出来の良いおっぱいなのです。

あかちゃんはこのころからいろいろなものに興味が出てくるので、音に反応しておっぱいをやめてしまったり、飲みムラが出たり飲む量が減ったりします。ただ、それも赤ちゃんにとって大事なことです。赤ちゃんが機嫌よく、満足していそうなら良いと思います。

4か月に入るとほとんどの赤ちゃんの首が座って抱きやすくなり、昼夜の区別がついてくるので夜眠る時間が長くなります。そのため多少は楽になってくると思います。吸い付かせ方から格闘してきた100日間が過ぎ、お母さんと赤ちゃんのおっぱい体制は整ってくるころです。

おっぱい100日の画像1

授乳の際に注意すべきことは

母乳は赤ちゃんにとって、栄養満点且つ、特に準備するものもなくすぐあげられる優れものです。また、肌と肌がふれあい濃密なスキンシップがとれます。母乳を吸われると、ホルモンの働きでお母さんの産後の体の回復も促されます。

良いことづくめの母乳育児ですが、最初は戸惑うことも多いものです。

まずは、赤ちゃんが泣いておっぱいをあげる時には、声をかけましょう。いきなり抱き上げられるのと「おっぱい飲もうね」などと言われながら抱っこされるのでは、やはり赤ちゃんも違うように感じると思います。

そして、乳輪までしっかりくわえさせることです。「大きいお口あけてね」と言いながら、ストローで吸うような飲み方ではなく、おっぱいを赤ちゃんの口いっぱいに頬ばるようなイメージで口に含ませましょう。下あごから持ち上げるように吸い付かせると、乳輪までくわえてくれるようです。

また反対側も飲ませましょう。片方だけ飲ませると、反対側のおっぱいが張ってしまい固くなってしまいます。両方のおっぱいが空になるまで飲ませてみましょう。

飲み終わったらげっぷをさせます。たて抱きにして、さすったり軽くたたいたりしてけぷっというのを待ちます。

ただこれは、母乳をしっかりと胃に落とし、逆流して吐いたりしないための行為です。げっぷそのものが目的ではありません。逆流しやすい新生児でも、時間がたてば胃に落ちます。おっぱいで満足して眠そうなのに、30分以上げっぷが出ないと格闘するのは、あまり意味がないかもしれません。

おっぱいが逆流して気管に詰まることが心配なので、げっぷがなかなか出ない時は、眠ったら無理に起こさずたて気味に抱いてあげましょう。30分ほど逆流が無ければ、そのまま寝かせて良いと思います。


母乳の分泌が良すぎて、おっぱいがパンパンに張ってしまう時は、少し絞ってからあげましょう。おっぱいは絞ったり、吸われたりの刺激でどんどんできます。

おっぱいが足りているかどうかは、体重の増減でわかります。月齢により一時的に減ることもありますので、1か月検診や母乳外来などで自己判断せず確認しましょう。(赤ちゃん用の体重計は、デパートの赤ちゃんコーナーにもあります)

授乳のペースには個人差があるもの

おおよその標準的なペースを上げてきましたが、授乳ペースは個人差が大きいものです。また、授乳は赤ちゃんとお母さんの共同作業です。赤ちゃんだけの問題ではなく、お母さん側の事情も考えていく必要があります。

たとえば、赤ちゃんには生まれた時3000g超えて、始めから顎がしっかりしてよく飲める赤ちゃんもいれば、生まれが2500g程度で乳首をくわえるのがやっとという赤ちゃんもいます。お母さんにも、何もしなくてもシャワーのように母乳が出る人もいますし、なかなか初めかのほうは出ない人もいます。

それでも、とにかく泣いたらあげる、をしているうちにだんだん親子のペースが整ってきます

たっぷり飲んで体重も増えて、機嫌も良いのにベッドに下ろすと起きてしまうタイプの赤ちゃんもいますよね。また反対に「この前はいつ寝たのか分からない」なんて状態になることもあります。ほかのお母さんから「うちの子はたっぷり飲んで、夜中も全然起きないのよ」なんて聞くと、焦ってしまうこともあるかと思いますが、前述したように赤ちゃんの体重がしっかり増えて、つやつやした皮膚をしていれば大丈夫です。

お母さんも、いつか手をおろして休める日がきますからね。

おっぱいは伝家の宝刀

おっぱいは、赤ちゃんにとって精神安定剤のようなものだそうです。空腹を満たすだけでなく、泣いて落ち着かないとき、眠いとき、赤ちゃんを落ち着かせるのにとても効果があります。おっぱいを便利に使うのはよくないかもしれませんが、赤ちゃんと共にお母さんも落ち着いた気持ちで授乳すると良いと思います。

なかなか寝ない赤ちゃんも、授乳中は静かです。授乳中は目と目を合わせてゆったりと、が基本かもしれませんが、おっぱいしながらお母さんもお菓子でもつまんだり、背もたれのある椅子で授乳してぼーっとしたり一息つきましょう。しばらくすると、赤ちゃんは離乳食デビューし、お菓子に興味を持ち初め、おっぱいとは別のおいしさを覚えていきます。この慌しさも、このおっぱいにすがりつく愛しさも「今だけ、今だけ」です。

お母さんも体がきついときです。無理しないで、日ごとに変わる赤ちゃんの表情を楽しめれば良いですね。

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この記事を書いた人

acchan

現在二人の子どもの子育て真っ盛りのママです。
子どもの個性を伸ばした関わり方を大切に、日々試行錯誤しながら自分自身も成長しています。
自分自身も子どもと一緒...

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