1. >
  2. >
  3. >
  4. >
  5. 高齢出産の年齢は何歳から?高齢出産のリスク・メリットは?ダウン症になりやすいの?

高齢出産の年齢は何歳から?高齢出産のリスク・メリットは?ダウン症になりやすいの?

高齢出産の年齢は何歳から?高齢出産のリスク・メリットは?ダウン症になりやすいの?のタイトル画像

近年では30代を超えてから出産する人が多くなってきました。高齢出産と呼ばれるの年齢は何歳からなのか?高齢出産になるとリスクは高まるのか?ダウン症になりやすいのか?芸能人でも高齢出産する人が増えている?気になる高齢出産について詳しく解説します。

目次 高齢出産とは?年齢は何歳から?
高齢者出産を経験した芸能人はいっぱいいる?
高齢出産のリスク①妊娠率の低下
高齢出産のリスク②先天性異常の発症率が上がる
高齢出産③流産・早産・難産の発症率が上がる
高齢者出産にはメリットもある
高齢者出産に向けての準備・気をつけること
妊娠適齢期のうちに、後悔しない選択を

高齢出産とは?年齢は何歳から?

高齢出産とは、35歳以上の妊婦の出産のことをさします。
詳しくは、日本では35歳以上の初妊婦(日本産科婦人科学会の定義)、世界的には40歳以上の経産婦も含めた妊婦(世界産科婦人科連合(FIGO)の定義)の出産のことをいいます。

厚生労働省「2014年人口動態統計」によると、2014年の35歳以上の母の出産数は27万6767で、総出生数(100万3539)の約28%を占めています。1985年の同統計では10万1970、約7%でした。昔は珍しかった高齢出産は今や3.5人に1人となり、その間で高齢とされる年齢も変わりました。(日本産婦人科学会の定義は1991年に30→35歳に変更)

年齢での区別があるのは、一般的に高齢出産はリスクが高く、医師も妊婦も注意が必要だからです。また、出産前後では生活が大きく変わります。それを何歳で迎えるかという面で生まれる違いを語るうえでも、この定義が使われています。

高齢者出産を経験した芸能人はいっぱいいる?

高齢出産する芸能人も年々増えていて、近年はむしろ35歳未満の方が珍しいくらいです。

30代後半の出産が一番多く、菅野美穂(出産時37歳、以下継承含め略)、森三中の大島美幸(35)、松たかこ(37)、中澤裕子(39)、小雪(35)、梨花(38)、永作博美(39)、宮沢りえ(36)、江角マキコ(38)、橋本聖子(35)、等々挙げきれません。
40代では、やや減りはするものの、杉山愛(40)、北陽の2人・オセロ松嶋尚美(皆40)、相田翔子(41)、酒井真紀(41)、長山洋子(42)、ジャガー横田(45)、田中美佐子(42)、山下久美子(41)、兵頭ゆき(44)、など。
45歳以上はさすがに少なく、坂上みき(53)、野田聖子(50)など。出産当時は大きく報道されました。

これらを聞くと高齢でも産めると希望がもてますが、自分にもできるのでは?という誤解も生みかねません。高齢出産は簡単なことではありませんし、個人差もあるものの、加齢とともに妊娠・出産リスクは徐々に高まります。また、40代後半以降は卵子提供を受けたケースがほとんどのようです。

高齢出産のリスク①妊娠率の低下

高齢出産の一番のリスクは、年齢があがるにつれて、なかなか妊娠ができなくなる可能性があることです。

不妊の頻度は25歳~29歳では8.9%、30~34歳では14.6%、35~39歳21.9%、40~44歳では28.9%と報告されています。

他のリスクにも関係しますが、加齢による妊娠率の低下については以下のような要因が考えられます。

①卵子の老化

男性は、毎日新しい精子をつくり続けていますが、女性は生まれたときには卵巣内にすべての卵子の元がすでに存在し、新たにつくられることはありません。

自然消滅や月経を経て減り続け、残る卵子も他の臓器と同じく老化していくため、加齢とともに卵子は減少し、その質も低下してしまいます。体外受精や顕微授精をはじめとする高度生殖補助医療を受けたとしても、年齢を重ねるごとに採卵可能な卵子の数が減少し、受精する確率や出産に至る確率も下がってしまいます。

②婦人科疾患の罹患率増加
加齢に伴い、子宮筋腫や卵管炎、子宮内膜症に罹患する確率が増え、着床や胚の成長が障害される原因になります。

③その他の要因
女性ほどではないにしろ、男性も加齢により妊娠力が低下するといわれています。また一般的に、加齢に伴い性交頻度も減少するという要因もあります。

高齢出産のリスク②先天性異常の発症率が上がる

妊娠したから安心というわけではありません。高齢出産となる場合、先天性異常の発生率があがるということもいわれています。

先天性異常の可能性が、20代では0.01%~1%未満であるのに対して、30代では0.3%、40代では5%近くに高まるといわれています。

先天性異常あるいは先天奇形は、赤ちゃんが生まれる前の段階で生じる身体的な異常のことをいいます。これらの異常はたいてい出生時、あるいは1歳までの間に明らかになります。

代表的なものがダウン症で、母親の出産年齢が高いほどそのリスクは増大し、25歳未満で2000人に1 人が、35歳で1300人に1人が、40歳で100人に1人が発症するという調査結果が発表されています。ダウン症は染色体異常の一つで、21番目の染色体が1本多くなる異常が起こったために起こる障害とされています。

高齢出産で先天性異常の発症率が上がるのも、不妊と同じく加齢による卵子の老化が主な原因といわれています。

先天性異常は、出生前検査である程度調べることができます。
種類や精度、価格など様々で、2014年には新型の検査が導入され、話題になりました。高齢出産では異常発症率が上がるのでたしかに心配になりますが、次回妊娠の確率のことを考えると、出生前検査の結果判明後の判断は難しいという面もあるかと思います。羊水検査など、精度が高くても検査することで流産確率が上がるものもあるため、行うかどうかはよく検討したいところですね。

高齢出産③流産・早産・難産の発症率が上がる

ダウン症発症率や出生前検査が注目されますが、実は高齢出差の場合、流産・早産・難産のリスクの方が高いといわれています。

2013年の日本での統計では、自然死産率は出産千対で「20歳~24歳」が9.6、「25歳~29歳」が8.1と最低で、「30歳~34歳」が9.3、「35歳~39歳」が12.8、「40歳~44歳」が21.5、「45歳~49歳」が35.2 です。「25歳~29歳」が最も死産率が低く、35歳の高齢出産時には1.5倍に、40代では2倍以上に上昇します。

卵子老化により染色体異常が発生しやすくなるといわれていて、異常が小さいと妊娠しますが、早い段階で流産してしまいます。

早産は、25~35歳で出産する人が最も少なく、早産は若年と高齢で多いという報告があります。その原因のうち、前置胎盤、胎盤早期剥離、妊娠高血圧症候群は加齢に伴い増加するといわれています。早産リスクが高くなった場合は入院する場合もあり、産休前に長期休暇が必要になることもありえます。

難産については、個体差という説もありますが、一般的には高齢での初産の場合なりやすいといわれています。産道や子宮口がかたくて開きにくいため分娩時間が長くなる、出血量が多い、体力がもたない、婦人科疾患などの理由で帝王切開率も上がります。

これらリスクにより、高齢出産は設備や体制の整っていない個人院では受け入れてもらえない場合もあります。

高齢者出産にはメリットもある

高齢出産の年齢は何歳から?高齢出産のリスク・メリットは?ダウン症になりやすいの?の画像1

リスクは多いですが、高齢出産には以下のようなメリットもあります。

①精神的余裕
産後は生活が一変し、自分に割ける時間は殆どなくなり、疲れやストレスも溜まります。でも、仕事も遊びも多様な経験をしてきた後なので、若い頃にありがちな子どものせいでという思いより、思い通りにならない事も受け流して、待ち望んだ子どもを愛しむことができます。ある程度知識もあり気持ちも安定しているので、初めての事にも落ち着いて対処でき、同年代なら夫も同じなので、協力体制で育児がやりやすくなります。

②経済的余裕
出産までの勤務年数が長い分、給与や貯蓄が高くなっている可能性が高く、経済的余裕があります。(子どもの大学卒業前に定年してしまうため将来の計画は必須ですが)。体力の衰えで育児が辛くなりがちな面は、一時保育を利用するなどお金で解決することができます。40歳前後なら多い自宅購入済の場合は、初めから整った住宅環境で育児することもできます。

③復職後の仕事のし易さ
キャリアや人脈がある程度あるため、産前産後の長期休暇後のキャッチアップや、復職後の勤務時間短縮や休みが多くなった場合のやりくりがしやすい面もあります。労働時間に比例しない働き方(単純作業でなく裁量労働)ができていたり、勤務内容を柔軟にできる裁量があれば、より働きやすくできるでしょう。

高齢者出産に向けての準備・気をつけること

以上のリスクやメリットをふまえ、具体的にお伝えしたいことは以下7つです。

①出産と年齢の関連を知ったうえで、後悔しない妊娠(人生)計画を
先送りしているうちに妊娠適齢期を安易に逃さないよう、卵子老化や様々なリスクについて知っておくことが必要です。

②今はまだでも、妊娠を望んだ時にはできるように、妊娠しやすいカラダづくりを
加齢だけでも妊娠しづらくなる可能性が高くなるため、それ以上の不妊要因は排除し、日頃から妊娠しやすい体づくりにつながる生活を意識しましょう。
禁煙はもちろん、体脂肪率は下げ過ぎない、厚生労働省も推進している妊娠初期の葉酸接種、規則正しく心身共に健康な生活、バランスの良い食事、等々。調べれば色々あります。

③婦人科検診や感染症/不妊検査を
婦人科疾患や妊娠中に罹ると胎児に影響のある感染症に免疫がないことなどが、妊娠を希望してから分かると、手術待ちや治療、予防接種で避妊期間が必要になることもあります。その間加齢が進みリスクが高まることにならないよう、定期的な健診や結婚前検査などしておくと良いです。また、高齢結婚の場合、数年間自然妊娠しなかった後での不妊検査では手遅れになるかもしれないのでお早めに。

④病院選びにはリスク考慮も必要
万一の場合に備え、母体と子どもの対応が可能な設備・体制のある病院を選びましょう。
個人院で受け入れてくれた場合も、分娩中に何かあった場合の対処も確認しましょう。分娩中に、大きな病院でないと対処できない事態になったが搬送先を探している間に手遅れに、といった事例もあります。そして分娩予約はすぐ埋まるので、お早めに。

⑤出生前検査について知る
検査や中絶が可能な周期は限られています。出生前診断には賛否ありますが、時期を逃さず夫婦で相談しておきたいですね。

⑥妊娠したら、定期検査をかかさず指示に従う、無理をしない
なにか異常があっても早期対応できるように。高リスクを自覚して母体を最優先しましょう。

⑦保険の見直しは早めに
妊娠時は保険の入りやすさが変わります。高齢出産で増える帝王切開は、経験後に医療保険加入する場合制約がつくなど不利になる場合もあります。また妊娠時既に加入していれば保険もおりるので、妊娠前の保険加入や見直しをおすすめします。

高齢出産の年齢は何歳から?高齢出産のリスク・メリットは?ダウン症になりやすいの?の画像2

妊娠適齢期のうちに、後悔しない選択を

子どもが2~3人いる一般的な家庭…当たり前に考えていた将来像は、年齢が上がるにつれてだんだんと難しくなっていきます。なかなか授からず不妊治療をすることになれば、お金も時間も痛みも伴います。

例えば、排卵障害だけという軽度な治療でも、排卵薬をもらって妊娠のタイミングを計るために、月経がきたら数日以内に数回通院する必要がありました。毎月数回、急に会社を休むことになります。派遣社員で職場の理解を得づらいからと、毎回嘘の理由で休んでいた友人もいます。

次のステップである体外受精などに進むと、費用は約10倍に跳ね上がり、治療も痛いと嘆いていた友人もいます。月経がくると毎月落ち込み、やっと妊娠!と喜んでも、染色体異常で流産してしまう人も多いです。

不妊治療も流産も婦人科疾患も、30代半ばになると自身含め周囲にもたくさんいました。私は時期を逃しましたが、出生前診断をした友人も数人いました。

私は子宮筋腫や排卵障害を早めに対処しギリギリ30代でなんとか授かることができましたが、避妊期間を作りたくなかったため感染症の予防接種はしない選択をしました。そのため、妊娠中はその感染や先天性異常などの不安がありました。年齢的に、2人目以降は難しいかもしれません。

私のように高齢出産の対象年齢になってから知って焦るのではなく、妊娠適齢期で選択の余地があるうちに知って、後悔しない選択ができる人が増えますように。

当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

関連する記事

この記事を読んだ人にオススメの記事

この記事に関するキーワード

出産・産後 出産の基本情報 高齢出産

この記事を書いた人

にじいろ

一歳の息子がいるアラフォーママです。
興味あるイベントを見付けてはよく息子連れで出掛けている外出好き。イベント情報などの情報収集も大好きです。
息子は、どこ...

もっと見る

  1. >
  2. >
  3. >
  4. >
  5. 高齢出産の年齢は何歳から?高齢出産のリスク・メリットは?ダウン症になりやすいの?