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公開 2015年10月31日  

【乳首が切れて痛いママへ】その原因、もしかしたら●●もしれません

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多くの産院で使われている清浄綿。おっぱいを拭いたり、おしもを拭いたり。昔はなかったアイテムです。本当に必要かどうか、今一度考えてみませんか?


清浄綿を使うのは、何のため?

清浄綿を使うのは、何のためなのでしょう?

赤ちゃんが吸い付く乳首をキレイにするということが目的で使われているのだとしたら…ママの乳首は汚いもの?赤ちゃんが舐めている、タオルやお洋服よりも?オモチャや床よりも?

もし、乳首にお薬やクリームなど使用されていたら、拭き取る必要があるかもしれませんね。ですが、多くのママにとって、清浄綿で乳首を拭くことは、必要ないかもしれません。

清浄綿で拭くことによって、失われるもの

ママの皮膚には、常在菌がたくさんいます。菌といっても、身体に悪さをするものではなく、身体を守るための菌です。常在菌がいるからこそ、健康で過ごすことができるのです。

常在菌は、人それぞれ組成が違います。生活している圏内にいる菌で構成されています。ママが生活しているところで作られた常在菌は、赤ちゃんにとっても必要な常在菌。おっぱいを飲みつつ、ママから常在菌をもらうことは、赤ちゃんの免疫力を高めてくれるとも言えます。

そして、もうひとつ。乳輪にブツブツがある方もいらっしゃるでしょう。乳輪には、モントゴメリー腺と言われる腺がたくさんあります。目に見えないものですが、そこから少しずつ分泌液が出ています。その分泌液によって、乳輪が潤っているのです。

せっかくの天然の潤いをぬぐってしまえば、赤ちゃんが吸いつく刺激で切れてしまうこともあるかもしれません。また、授乳後にも清浄綿で拭き取れば、さらに乾燥してしまいます。

清浄綿で拭くことによって、常在菌と油分を失ってしまうデメリットもあるのです。

どうしても気になる時には、ガーゼでさっと拭きましょう

夏の暑いときや、汗をたくさんかいているとき。そのまま吸わせることに抵抗がある時だけ、軽く濡らしたガーゼでさっと拭いてもいいですね。決してゴシゴシ拭き取らなくて大丈夫です。

乾燥が気になる時や、キズが気になる時には、少し母乳を搾って乳首に塗ってから授乳を始めましょう。母乳にも油分は含まれていますし、ちょっとしたキズであれば、早く改善させる作用もありますよ。

乳首が切れる原因は他にも…

清浄綿の使用だけが原因ではありません。赤ちゃんが深く吸い付けていないこと、授乳姿勢に無理があること、などが原因のこともあるでしょう。

乳首が切れる原因は、母子の数だけ理由があります。様々な角度から原因を探して、快適な授乳ライフを送ってくださいね。

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