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公開 2015年11月10日  

初めての離乳食!離乳食、最初の1ヶ月の進め方

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そろそろ離乳食かな!?でも、いつから初めて、何を食べさせてあげればいいのかな?と疑問に思っていらっしゃるお母様も多いのではないでしょうか?難しく考えることはありません!離乳食の最初の1ヶ月の進め方について、参考にしてみてください!


離乳食はいつから始めるの?

離乳食開始の目安は「生後5・6ヶ月頃から」となっていますが、「5ヶ月で始めたらいいの?それとも遅めに6ヶ月?よくわからないから、間をとって5ヶ月半??」と、なんとなく始めてみようと思っていませんか?離乳食開始の時期は、月齢ではなく、お子さんの成長の様子を見て決めます。お子さんが、離乳食を始めてもいい時期かどうか、下記のチェック項目に当てはめてみてください。

<離乳食開始のチェックポイント>
□首がしっかり据わっている
□腰が支えてあげると座れる
□食べ物に興味を示す

この3つがクリアできていれば離乳食を初めても大丈夫というサインになります。6ヶ月を過ぎても、クリアできなければ無理に始める必要はありません。無理に始めても「食べない」などの原因になることもあります。

また、離乳食を始める前に「果汁」などを与える必要はありません。約10年前までは「離乳食を始める前に果汁などで慣らしておきましょう」と母子手帳にも記載されていましたが、今ではこの項目も削除されています。我が家も、長女の出産時には果汁が推奨されていましたが、2歳差の次女を出産後は、果汁が推奨されなくなっていました。わずか2年で離乳食事情も変わるものだなと感じました。

離乳食を食べさせる時間帯は?

離乳食を食べさせる時に、気にしてほしいのが「食べさせる時間帯」です。いつでも良いというわけではありません。
理由は2つあります。

<理由1>・消化に良い
起きてからすぐよりも、体を少し動かした10時頃が消化に良いと言われています。午前寝してしまったり、お出かけをして遅くなってしまうこともあるかもしれませんが、なるべく毎日同じ時間に食べさせられるように生活リズムを整えましょう。起床時間や、授乳の時間も関係してきます。授乳2時間以内だと、お腹が空いていない場合もあるので気を付けましょう。

<理由2>・アレルギー反応に対応できる
初めての食材を食べた時、アレルギー反応が出る場合があります。食べてすぐ反応が出る場合と、数時間経ってから出る場合があります。どちらの場合もすぐに対応できるように、かかりつけの病院が開いている時間を確認しておきましょう。


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離乳食のゴックン期に適した食材

今まで母乳やミルクしか飲んでいなかったので、離乳食を始めたばかりの頃は舌の動きが前後にしか動かず、「ゴックン」と飲み込むことしかできません。ですので、飲み込みやすい「ペースト状」という状態にしてあげます。ペースト状にするには、10倍粥や柔らかく茹でた野菜を裏ごしします。繊維が多い野菜だと裏ごしが大変なので最初の1ヶ月は、裏ごししやすい食材が適しています。

<適した食材>・10倍粥
       ・じゃがいも、大根、人参、かぼちゃ、かぶ、さつまいも、キャベツ、ほうれん草、ブロッコリー、玉ねぎ
       ・しらす、絹ごし豆腐、

初めは「食べること」に慣れることが大事!栄養の中心は母乳やミルクなので、食材を増やすことや全部食べることは気にしなくても大丈夫です。

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かぼちゃペースト

さぁ!離乳食を始めましょう

お子さんの体調や機嫌もよく、お子さんの発達も順調なら離乳食を始めましょう!

<最初の1週間・・・炭水化物>
炭水化物を中心に裏ごしをした10倍粥を小さじ1(ベビースプーンで3~4回)食べさせましょう。1週間かけて大さじ1程度食べられるように少しずつ量を増やしましょう。

<2週間目・・・ビタミン>
裏ごしをした野菜を1種類ずつ小さじ1から始めます。じゃがいもやかぼちゃは簡単にペーストにできるのでオススメです。小さく切って茹でると柔らかくなりづらいので大き目に切って水からコトコと茹でるのがコツです。数種類の野菜を混ぜる場合は、初めての食材同士にならないように気を付けましょう。

<3週間・・・タンパク質>
しらすや豆腐を丁寧にすりつぶしたものを1種類ずつ小さじ1から始めます。

1ヶ月かけて、大さじ3程度食べられるようになるように量を増やしていきましょう。大さじ3食べられなくても、上手にゴックンできていれば問題ありません。

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10倍粥・じゃがいもペースト・しらすペースト

ゴックン期のポイント

最初の1ヶ月は、量や食材の種類よりも「食べることに慣れる」ことが大事です。生活リズムを整え、なるべく毎日同じ時間に食べさせることで「食べる意欲」が育ちます。

スプーンや食器、エプロンを付けることや、椅子に座ることも少しずつ慣れて食事の雰囲気を感じ、「これからご飯を食べる!」とお子さんが楽しみになるようにしてあげたいですね。

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