1. >
  2. >
  3. >
  4. 川崎病~子どもの病気~

川崎病~子どもの病気~

川崎病~子どもの病気~のタイトル画像

川崎病は子どもに多い病気で、年間7000~8000人もの子どもがかかっていると言われています。3~4週間の入院治療を必要とし、再発や合併症、後遺症に注意しなければならない病気です。

川崎病って何?川崎病の原因は?

川崎病は原因不明の全身血管の病気です。 川崎富作博士が発見した病気なので「川崎病」と呼ばれています。年間7000~8000名の子どもがかっており、そのうち80%以上が4歳以下で発症しています。特に1歳未満の乳児に多く、女児より男児に多く見られる疾患です。川崎病の原因はわかっていませんが、何らかの感染と免疫異常によって起こるのではないかという説もあるようです。川崎病に罹った場合、ほとんどが2~3週間で症状は改善しますが、合併症を引き起こす可能性が高いことに注意が必要です。

川崎病の主な症状、診断方法は?

動脈に炎症が生じるため、全身に様々な症状が出ます。



①38度以上の発熱が5日以上続く。

②手足の腫れ。手のひらが赤くなる。解熱後、指の先の皮がめくれる。

③赤い発疹が出る。

④両目が充血する。

⑤唇や舌がイチゴのように赤くなる。

⑥首のリンパ節の腫れ。



このうち、5つ以上の症状が該当した場合に川崎病と診断されます。ただし、すべての症状が一度に出るわけでなく、遅れて出るケースもあるので、いくつかの症状がみられた場合には慎重な経過観察が必要です。

早期診断、早期治療が大切。早めの受診を!

川崎病が発見された当初は、今よりも合併症を引き起こす子どもが多くいましたが、早期発見と適切な治療ができるようになっため、合併症のリスクは減ってきました。川崎病の診断は容易ではありませんが、BCGの跡が紅く腫れることから発見される例も多いようです。また、初期症状として頸部リンパ節に異常が見られる場合もあり、頸部リンパ節エコーを川崎病の初期発見につなげようとする動きも出てきています。早期治療を必要としますので、原因不明の熱が続いたら、早めに受診するようにしてください。

入院治療が必要!川崎病の治療法

川崎病は、体への負担の大きい薬を投与したり慎重な経過観察が必要なため、2~4週間の入院治療が必要です。治療は、まずアスピリンという解熱剤で炎症を抑えます。次に、冠動脈拡大や冠動脈瘤のリスクを半減させる作用があるγグロブリンという血液製剤の点滴を行います。急性期が過ぎると、冠動脈に障害を来しているか否かで治療方法が変わってきます。冠動脈に異常が見られた場合には心臓カテーテル検査を行います。その結果、冠動脈が狭くなっていた場合にはバイパス手術が必要となります。

川崎病~子どもの病気~の画像2

回復後も定期健診や経過観察が必要

冠動脈瘤や冠動脈の拡大が見られなければ、回復の見通しはよくなります。瘤ができてしまった場合、1~3%の子どもに狭心症や心筋梗塞などの後遺症が残ってしまうため、定期検診を一生続けていく必要があります。瘤ができなかった場合でも、成人になるまで定期検診を行います。川崎病は冠動脈の障害のほかにもさまざまな合併症の可能性があるため、後遺症を残さないように適切な治療をすることが大切です。また2~3%の確率で再発するリスクもあるため、注意が必要です。

関連する記事

この記事を読んだ人にオススメの記事

この記事に関するキーワード

病気・怪我・健康 病気 小児科 病院

この記事を書いた人

さちえ

0...

もっと見る

  1. >
  2. >
  3. >
  4. 川崎病~子どもの病気~