息子はカブトムシの「死」とこう向き合った【No.30】おじゃったもんせ双子 カブトムシと双子最終回のタイトル画像
公開 2015年09月23日  

息子はカブトムシの「死」とこう向き合った【No.30】おじゃったもんせ双子 カブトムシと双子最終回

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初めて、昆虫飼育をしてみたあの夏。そこから双子も5歳になりました。昆虫飼育を通してみた、子どもたちの心の成長。最終回。


前記事からのつづきです。

4歳で、昆虫飼育に目覚め、かいがいしくお世話をしていたカブトムシの死と対面して、

親子ともども、『生』と『死』について考えさせられました。



そして、今年。



双子5歳。



一人で向き合う

息子はカブトムシの「死」とこう向き合った【No.30】おじゃったもんせ双子 カブトムシと双子最終回の画像1

「ママ…メスが…しんじゃった…」



目に涙をいっぱいためながら、

手の平にのせたメスをじっと見つめていました。





そのメスを、元いた飼育ケースとは別の昆虫かごに入れ、そこにゼリーを入れた洋。



そのかごを毎朝、じーっと見つめていました。



2日ほど経過して、私が埋めてあげないのかを尋ねると、





「だって、生き返るかもしれないし…」





そうか…洋ちゃんはそうやって向き合ってるんだね。





それから、1週間、

かごから出して、またじっとみつめ、



「あした、うめてあげるよ…」





くわがたさん、カブトムシさん、ゴメンね。

本当はのびのびとした森や林で暮らすのが本来の姿だよね。

こんな狭い飼育ケースじゃイヤだよね。



でも、洋は、キミたちから『愛情』や『別れ』、『死』、『生きる』…

いっぱいいっぱいいろんなことを、大事なことを学んでいます。



本当にありがとう。







おわり





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