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いきなり痙攣!?産後にも起きる子癇発作。知っておきたい症状と原因、その対処法は?

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産後、いきなり痙攣や発作を起こし、最悪の場合は死に至ることもある産後子癇(さんごしかん)。その症状や対処法、予防法をまとめました。特に、妊娠高血圧症候群の方は、大変危険な状態に陥ることもある子癇について正しい知識を得ておく必要があります。

産後子癇(さんごしかん)とは

産後子癇(さんごしかん)とは、産後に高血圧が原因となって、痙攣または意識喪失などをひき起こすことを指します。

そもそも、子癇とは妊娠中毒症のひとつで、妊産婦の痙攣、失神などの症状を指し、妊娠中・分娩中・産後のそれぞれのタイミングで起こる可能性があります。

なかでも、産後にこうした発作が起こることを産後子癇といいます。

最悪の場合死亡に至るケースもあり、十分な知識と予防が必要となるため、妊娠高血圧症の方は症状や対処法、産後子癇をもたらすリスク要因などを正しく理解しておくことが重要です。

産後子癇の段階別の症状

発作の症状としては以下のようなものが見られます。

1.発作の起こる数日前から、頭痛・目の前がちかちかする・腹痛などの症状があらわれる。

2.突然の失神が発生する。顔面は蒼白となり、口元から細かい痙攣が起こる。これが数十秒程度続く。

3.次に、全身の痙攣が起こる。発作は徐々に大きいものとなり、かつ呼吸も止まる。この状態も数十秒程度続く。

4.筋肉が硬直・弛緩を繰り返す痙攣が起こる。目や口を激しく開閉させる状態が続く。

5.痙攣や呼吸は徐々におさまるが、昏睡状態となる。

6.意識を取り戻す(意識を取り戻さず、そのまま死に至るケースもある)。

つまり、妊娠高血圧腎症の人、もしくは妊娠分娩中に子癇を経験した人で、産後に頭痛・目の前のちかちか・腹痛といった症状が見られる人は、産後子癇に注意する必要性があります。

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産後子癇のリスク要因

では、こうした産後子癇はどのような人におこりやすいのでしょうか。

主なリスク要因としては、初産・高齢(35歳以上)もしくは若年(18歳以下)、高血圧・血管障害等があげられます。

こうしたリスク要因が複数ある場合は、さらにリスクが高くなります。定期検診等で医師等の判断を仰ぎ、指示を守って、適切な生活習慣を確立することが必要となります。

また、産褥子癇は、妊娠高血圧症腎症の分娩後、72時間以内に発症ケースが多く報告されています。リスク要因が見られる方は、産後1週間までは安静にし、医師の指示に従いましょう。

産後子癇を発症した場合の対処法

すぐに医師を呼び、適切な対処をしてもらうことが必要となります。

最初の対応としては、気道を確保し、産婦が舌を噛むことのないようハンカチなどを口に差し込みます。また、誤嚥を防ぐために、体の左側を下にした状態で寝かせます。ベットから転落することのないように注意をすることも必要です。また、光や大きな音が刺激となることもあるので、暗室で安静を保つとよいでしょう。

医師により、血管拡張作用等を持つ硫酸マグネシウム(マグネゾール)の投与を受けることがあります。周囲の人は落ち着いて医師の指示に従いましょう。

発症のリスクを下げるためにはどうする?

では、産後子癇を発症しないためには、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。

まず、妊娠高血圧症候群の予防をすることが重要となりますが、現在のところ予防のための確実な方法は見つかっていないのが現実です。ただし、日本妊娠高血圧学会によれば一般的に食べ過ぎたり、塩分を取りすぎたりしないようにすることが予防の第一歩になるということです。

しかし、極端にカロリー制限を行ったり塩分摂取制限を行うことは危険を伴います。

日本妊娠高血圧学会では、厚生労働省が制定した以下の基準に応じて、適切な塩分制限を行うことをすすめていますので、参考にしてみてください。


2006年に厚生労働省が制定した「健やか親子21」では、妊娠全期間を通してすすめられる体重の増加は、妊娠前の体重に応じて、やせている人(BMI 18.5未満)で9~12kg、普通の人(BMI 18.5以上25.0未満)で7~12kg、肥満の人(BMI25以上)では個別に対応するとされています。1997年制定の日本産婦人科学会の「妊娠高血圧症候群の生活指導および栄養指導」では発症予防として1日当たり10g以下の塩分制限をすすめています。

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きみママ

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