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公開 2015年10月01日  

伸びる子・伸び悩む子とその親の特徴とは?

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どの子どもも、伸びる力を持っています。しかし、伸びる子もいれば、伸び悩む子もいます。私自身が小学校の教師をしていて、伸びる子とその親、一方で伸び悩む子とその親に共通した特徴があることが分かりました。子どもとの過ごし方を、もう一度見つめ直してみませんか?

出典:https://instagram.com/p/7PUbZoOBac/

どの子も伸びる力を持っている!

人間誰しも、神様から何らかの使命を与えられて、神様と同じような万能の力をもってこの世に生まれてくるそうです。しかし、ほとんどの人は、自分の力の10%以下しか使っておらず、あとの90%は、潜在意識の中に眠っているそうです。

どの子も無限の可能性を持って生まれてきます。どの子も伸びる力を持って生まれてきます。自分の中に眠っている無限の可能性を引き出す「鍵」は、【自分を信じる】ことだと私は思います

子どもの持っている可能性をこども自身が引き出しやすいように、土壌作りをすることが親の役目なのではないかと考えます。親として一番大切なことは、我が子の可能性を信じること。「あなたは可能性でいっぱいだ。あなたがもっと良くなりたいと願っているのと知っている。私たち親は、あなたにどんなサポートも惜しまない。あなたが望むものを手に入れるまで、我慢強く応援するよ。」
親はこどもの応援団長です。そんな風に子ども自身が自分の可能性を信じ、引き出せるように応援したいですね。

小学校の先生からみた!伸びる子どものタイプ

小学校の先生からみて、伸びる子どもは、次のどれか1つ以上の性格を持っています。

1.やり始めたら、最後までやり通す子
完璧にやりとげなくてもいいのです。1度やったらやり通す、多少ぎくしゃくしてもやり通すことが大切ですね。

2.丁寧にやる子
のんびりしていますが、とにかく丁寧にやる子どもです。時間がかかっても、ゆっくり丁寧にやってみましょう。

3.何でもかんでもやってみる子
やんちゃな男の子に多いタイプです。新しいことに次々と挑戦していきます。母親は、もっとコツコツやる面があれば…と思ってしまいますが、「何でもやりたがる」子どもは伸びます。それは生命力が強いから、いつか自分がのめり込むものに出会う可能性が高いからです。

4.与えられたことをまじめにコツコツ努力する子
努力は裏切りません。まじめにコツコツと努力する子は、必ず伸びます。

(参考文献)
家庭教育ツーウェイ 2004.4 明治図書の向山洋一氏の論文

元小学校の先生として思う、伸びる子どもの親と伸び悩む子の親 

どの子どもも、伸びる力を持っています。しかし、伸びる子もいれば、伸び悩む子もいます。小学校の教師をしていて、伸びる子の親、伸び悩む子の親に共通した特徴があることが分かりました。

伸びる子の親に共通していること

・ほめ方が上手
・子どもを叩くことはほとんどない
・「スキンシップ」を毎日する
・「本の読み聞かせ」も毎日する
・「テレビ・ゲームの時間」がきめられ、それが守られている(平均すると1日1時間程度)

伸び悩む子の親に共通していること

・叱ってばかりいる
・子どもを”躾け”といいながら、叩く
・「スキンシップ」をあまりしない
・「本の読み聞かせ」をほとんどしない
・テレビ・ゲームの時間が無制限



子どもの力を引き出すには…

子どもの力を引き出すには、子どもの力を【信じ】、【スキンシップ】をはかり、【励ましほめる】ことに尽きます。親の役割は、子どもが育つ土壌作りです。親は「子どもの添え木」であればいいのです
人間だれでも自分で伸びる力を持っています。伸びる力を信じることが大切です。自分が伸びる力を持っているということを子ども自身が気づけるように、「あなたの何でも丁寧にすることが素晴らしい。」「元気いっぱいのところが素晴らしい」「あきらめずにがんばれるところ素晴らしい」など、子どものいいところを見つけて、ほめて、励ましていくことが、親として1番大切な仕事だと思います。

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