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  4. 知っていましたか?「里親」と「養子縁組」の違い。そして広がる多様な親子のあり方

知っていましたか?「里親」と「養子縁組」の違い。そして広がる多様な親子のあり方

知っていましたか?「里親」と「養子縁組」の違い。そして広がる多様な親子のあり方のタイトル画像

「親」とつくため、里親と養子縁組を混同してしまいがちです。里親制度には養子縁組のように、法律上、実際の親子関係は発生しません。里親制度とはどんなものか、法改正でなにが変わる?という観点から見てみましょう。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28174007630

「里親制度」と「養子縁組」の違いは?

「親」とつくため、里親と養子縁組を混同してしまう方も多いのではないでしょうか?

厚生労働省の統計によると、様々な事情で家庭での生活ができない子どもたちが、日本全国で4万人以上もいるそうです。その一方で、子どもたちと一緒に暮らしていきたいと願っている人たちがいます。

そんな両者の間を取り持ち、「家族」という形で家庭養育を保証するのが里親制度なのです。
里親制度によって子どもたちを受け入れる大人を「里親」といい、里親のところで暮らす子どもたちを「里子」といいます。

里親制度は、何らかの事情により家庭での養育が困難又は受けられなくなった子ども等に、温かい愛情と正しい理解を持った家庭環境の下での養育を提供する制度です。家庭での生活を通じて、子どもが成長する上で極めて重要な特定の大人との愛着関係の中で養育を行うことにより、子どもの健全な育成を図る有意義な制度です。

また、養子縁組は、「普通養子縁組」と「特別養子縁組」があります。
原則として6歳未満の子どもの福祉のため、必要があるときに、子どもとその実親側との法律上の親族関係を解消し、
実親子関係に準じる養親子関係を、家庭裁判所が成立させる縁組制度のことです。

例えば、1988年に民法改正によって認められた「特別養子縁組制度」。

「特別養子縁組」では、戸籍上「長女」「長男」といった記載で養子を迎えることができます。

民法改正前は、戸籍に「養子」の文字が残ってしまう「普通養子縁組」だけでしたが、いまは「出産した子ども」と変わらぬ記載になっています。

里親には種類があります

里親の役割は端的にいえば「自分の家庭で預かった子どもを育てる」ということになりますが、里親を細かく分類すると以下の4つに分けられます。

①養育里親
親族でない児童の養育を行う里親。養育里親研修の受講が必要です。

②専門里親

養育里親のうち、被虐待などの経験や、非行等の問題、障害のある児童など、特に密接な家庭的援助を必要とする子どもを育てる里親。
里子養育の経験か児童福祉事業従事経験、それに加え専門の研修の受講が必要です。

③親族里親
預かる子どもの三親等内の親族(祖父母や伯父・伯母など)で、里親の認定を受けた者。

④養子縁組を希望する里親
養子縁組によって養親となることを希望する者で、里親の認定を受けた者。

平成21年度からは、養育里親・専門里親の里親手当が倍額に引き上げられるとともに、養育里親と専門里親に関する里親研修を充実させるなどの施策も取られるようになり、里親に対するサポートが充実し始めたといえるでしょう。

参考:里親制度等について(厚生労働省HPより)

「養育里親」と「養子縁組を希望する里親」について

里親は養子縁組とは異なり、里子と一生家族ではいられません。

なぜなら、里親制度はあくまで里子の家庭の一時的な理由のために子どもを別の家庭に預ける制度であり、里子は18歳になったら実親の元に戻るか自立しなければならないのです。

このように、これまで「里親」は法律的には、里子の本当の親としての区分ではありませんでした。しかし、平成20年の児童福祉法改正により、「養育里親」と「養子縁組を希望する里親」という法律区分がなされました。

つまり、里親でも将来的に実親となれることが、法律上明確にされたのです。

言い換えれば、18歳まで里子の教育を実親の代わりに行う里親は「養育里親」で、実親とは全く異なりますが、18歳以降も里子と一緒に暮らすことを希望する里親は「養子縁組を希望する里親」ということになります。この法改正は、子どもの年齢に縛られない親子関係を可能にしました。

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