お子さんのいるママに質問です。
「明日は子どものお世話は何もしなくていいよ」
「24時間何をしてもいいよ」
「お金を気にしないで好きなように使っていいよ」
もしそう言われたら、何をして過ごしたいですか?
映画?買い物?エステ?食事?なんだろう…?実際に、ママたちに先ほどの質問をすると、多くのママが答えるのは…。
「ボ~ッと寝ていたい」
「本を読みたい」
「マッサージを受けに行きたい」
「DVDを好きなだけ見ていたい」
もしくは、
「久しぶりにゆっくり掃除がしたい」
「お洋服を整理したい」
「写真の整理がしたい」
えっ?これだけ?
中には、旅行や買い物に行きたいママもいるかもしれません。どちらかというと、サポートがしっかりあって休息がとれている余裕のあるママの方がそのようにこたえる傾向があるように感じます。余裕のないママからは、「まずゆっくりしたい」「ボ~ッとしたい」という言葉が多く聞かれます。
再び質問です。
もし、お子さんを預かってもらって、食べたいものを食べて、買いたいものを買って、映画を見て、エステに行って、お金もいっぱい使って…。そんな一日を過ごすことができたとします。
一日たっぷり遊んで帰宅したら、お子さんにどのように声をかけてあげたいですか?もし、その時にお子さんがかんしゃくを起こしていたなら、いつもの関わり方と違いがあると思いますか?
きっと多くのママさんは、「あ~楽しかった。リフレッシュできた。でも、私がいなくて寂しがっていないかな…。明日からはいつもよりもたくさん笑ってたくさん抱きしめよう!」と思うのではないでしょうか。
ママが笑顔で育児をするには、ママに余裕があることが大切です。余裕がなくなればイライラピリピリしてしまうのは当然のこと。
「余裕がある育児」と言葉にするのは簡単でも、「どうすれば余裕がある状態なのか」はママの性格によってさまざまだと思います。以下の中でいくつ当てはまるかカウントしてみてくださいね。
・パパに、育児の思いや相談をきちんと聴いてもらっているか
・パパ以外に「ママ」を支えてくれる人はいるか(おばあちゃん、ご近所さん、ママ友、同級生、専門職など)
・育児以外で、楽しいと感じることはあるか
・ママ以外に、子どもの安全をずっと見守ってくれる人は日常的にいるか
・毎日30分だけでも、のんびり体を緩める時間はあるか
・心から笑える時間はあるか…
ふたつ以下のママは「心がペコペコ」になりつついる可能性がありますよ。自分を大切にできていますか?
上記は、母性心理学で有名な「ママの心理」の図です。ママの心に栄養がしっかりチャージされていなければ、愛情たっぷりと心のこもった育児をすることは困難なのです。
より「心のこもった育児」ができるように。自分を大切にすることが後回しにならないように。ママの心がペコペコにならない生活のためにどんな工夫ができるのか…。ずっと幸せなママでい続けるために、そんなことを考える機会になればうれしいです。