出産予定日は10月2日でした。臨月に入る頃の健診でも「1人目だし、子宮口も1センチ空いてるけど硬いから予定日は過ぎそうだね。」なんて言われていたので、まだだろうなとのんびり構えていました。
ところが9月17日の就寝時から、張りが引かずに痛みを感じていました。いつもの前駆陣痛にしては長いな~と思いながら寝ようとしましたが、眠れません。なんとなく間隔を測ってみたら12分おきに張りが続いていました。病院に電話して、10分間隔の張りが1時間以上続いたらまた電話してくださいと言われ、そのまま様子をみることにしました。
寝ようとしても、張りが定期的に来るたび冷や汗が出て眠れません。これが陣痛なんだと初めて分かりました。そして張りが来るたびに10分感覚になっていったので、もう1度病院に電話すると、入院の荷物を持って来るように言われました。病院に着いたのは明け方5時頃でした。
病室に通されたあと、陣痛の度合いが分かるモニターをつけました。この時は8分間隔。張りも結構強く、先生にも、午前中には産まれるかな?頑張って!と言われました。ところが、痛い陣痛は続くのに、午前が過ぎても夕方になっても子宮口は1センチのまま。病室や階段を歩くように言われてほとんど歩き回っていました。それでも、夜になっても子宮口は開きませんでした。
私も寝ていないし、赤ちゃんも長い陣痛でお互いに体力が限界になってしまうので、促進剤を使って産みましょうかと先生に提案されました。私は早く産まれて欲しいという一心ですぐに承諾し、促進剤を使いました。促進剤と一緒にバルーンという、子宮口を広げてくれるものを膣に入れます。バルーンは風船のようになっていて、子宮口が開いてくると勝手に落ちるようになっています。
促進剤を使うと1時間足らずで物凄い痛みが来ました。今までの陣痛を痛いと感じていましたが、急激に進んだため、陣痛と気持ちのペースがついていけず苦しかったです。バルーンをつけている痛さは感じませんでした。
昼食を置かれても食べられる余裕がなく、ベッドでのたうち回りました。そして促進剤を使って7時間後、ようやくバルーンが外れました。子宮口も開いてきて赤ちゃんが降りてくるのを待ちましたが、陣痛があまりにも痛くて促進剤を抜きたかったのは忘れられません(笑)