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公開 2015年09月23日  

【年齢別】子どものやりたい!を叶えるおもちゃ収納のコツ

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増え続けるおもちゃの収納って本当に困りますよね。一体どこに置けばいいの?どんな風に置けばいいの?そんな乳幼児のお母さんの疑問にお答えします。


乳児期 0歳~1歳

まだおもちゃはたくさん必要では無い時期です。リビングの1コーナーにおもちゃ専用のカゴなどを置いて、その中に収納しましょう。この時期の家庭の環境としては、親子が一緒にゆったりと遊べる空間が必要です。



お子さんが、ハイハイやタッチを始めた時に「さわっちゃダメ!」を言わなくてもいいように、大人のモノも子どものモノも定位置管理を心がけましょう。また、小さなお子さんは一度にたくさんの情報を処理できません。お家の中の見た目の環境をあまり複雑にしない事も大切です。

幼児期前半 1歳~2歳

「自分でやりたい!」という自分の意志が出てくる時期です。



一人遊びも始まります。この時期のお子さんにとって、おもちゃは「自分で選べる、しまえる」ことが大切です。収納BOXに複雑な蓋などが付いていたり、収納用品自体が子どもでは運べない程重かったり、大人仕様の、一見中身が分からない様な収納は避けましょう。



この時期からの子どもにとって、遊びのきっかけになるのは、目に見える環境で、いつも決まった場所におもちゃがある事です。それが、この時期のお子さんにとって大切な「自分で選ぶ!やりたい!」という意志を成長させます。



お子さんが一目で中身が見渡せる、複雑なアクション無しでおもちゃが取り出せる収納を用意し、そこにラベルなどをつけて、おもちゃの定位置管理を目指しましょう。

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幼児期後半 3歳~6歳

この時期から、ごっこ遊びなどの、創造性やイマジネーションを養う遊びが増えてきます。



複数のおもちゃを組み合わせて遊べるような収納を心がけましょう。また、大好きなお母さんから少し隠れて遊び出すのも、この時期のお子さんの特徴です。そんなお子さんの場合は、お母さんの居るキッチンやダイニングからは、少し隠れた空間に、おもちゃの収納場所を変えてもいいかと思います。



少しだけ親から隠れられる、自分だけのホッとコーナー。親に背を向けて、集中してモノ作りをするコーナー。そんなコーナーを部屋の端っこやすみっこなどに、作ってみられてはいかがでしょうか?それがお子さんの心の安定に繋がる場合もあります。



そうは言っても、基本的には、まだまだお母さんと一緒に過ごしたい時期です。お子さんの個性や発達段階をじっくりと観察しながら、お子さんにあった、遊びのコーナーを作ってあげられるといいかと思います。

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子どもにとって「片づける」とは=もとに戻すこと

おもちゃや遊びの材料が、いつも同じ場所にある、手に届く所に自分の興味があるモノがある、という事は、小さいお子さんにとって、とても大切です。



おもちゃは

・定位置に

・見渡せる状態に

・ざっくりと

収納しましょう。



カラーボックスなどを使われる場合は、収納用品と棚の高さの隙間を十分に取られる事がおすすめです。棚の高さが10に対して、収納用品の高さが6位を目安にされるといいでしょう。



お子さんのお片づけの習慣について、気になるお母さんもいらっしゃると思いますが、子どもにとってのお片づけとは、まずもとに戻す事です。お子さんにあった収納環境をお母さんの手で整えて、ぜひお子さんと一緒にお片づけを始めてみて下さいね!

多すぎるおもちゃについて

多すぎるおもちゃは、1軍と2軍に分け、定期的に入れ替えましょう。2軍のおもちゃは押入れや別室など、別の場所に保管しましょう。子どもが興味のあるおもちゃ、親が遊んでほしいおもちゃをうまく配置してください。



また、おもちゃを定期的に見直す事で、遊びが広がる事もあります。目新しいおもちゃが出てくると、その事で、新しい遊びを創造し出す事もありますので、今お子さんが何に興味を持っていて、どんなおもちゃが必要なのか、普段からよく観察してみて下さいね。



ある程度年齢が高くなってきたら、「このおもちゃ使う?使わない?」そんな風に聞いてみてもいいかと思います。おもちゃの収納一つがきっかけでも、親子の楽しい会話が生まれるといいですね。

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