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公開 2015年09月11日  

みんな違っていいじゃない!インド人が教えてくれる、子どもの教育で大切なこと

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インドと聞いて、皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか。先日のインドの旅で、その広さを改めて思い知られました。しかしそんなインドだからこそ、僕らが想像もしないような「寛容さ」があるのです。子育てにとっても非常に重要な考え方となるでしょう。今回は、そんなインドの「心と教育」を見ていきます!


インド人と聞いて・・・?

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大半の方は、こんな感じの人々を思い浮かべるのではないでしょうか?



日本人が想像する「いわゆるインド人」は、このような外見です。しかしインドは本当に広い!もっともっとたくさんの「インド人」が存在しているのです。

こんなにいるいる!色んなインド人!

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たとえばこのような人々。これはスィク教という宗教の信者で、主にインドの西方に住んでいます。



明らかに「いわゆるインド人」と異なるのが分かるでしょうか。

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全身黒い衣装に身を包んだ女性。これは多くの方がご存知の、イスラム教徒の姿ですね。



意外に知られていないかもしれませんが、インドにはかなりの数のイスラム教徒が住んでいるんですよ!

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インド北部のラダック地方は、たくさんのチベット系の人々が住んでいます。彼らの見た目は、もはや完全に僕たち日本人とほぼ同じ。彼らも「インド人」だと言われても、にわかには信じられないのではないでしょうか。



このように、本当に多種多様な人々が住む国、それがインドなんですね。

それ故に生まれた「違いを認め合う」気持ち

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たくさんの人種民族に、たくさんの宗教・・・。様々な異なる人たちがともに住んでいるが故に、この国の人たちは、とても大切で素晴らしい気概を持ち合わせています。それは、違いを認め合う心。



インド人って、多少の違いなんて何も気にしません。お互いがお互いの違いを認め合っており、たとえば公共の場で少々異質な人がいたとしても、良い意味で特に目を留めることもないんですね。



だから、バスや電車の中でもバンバン話しかけてきます。それは嫌な意味ではなく、「お、ちょっと外国人がいるから話してみよう!」という好奇心からで、そこにマイナスの意味はないんですよね。肯定的にその存在を「認めているから」故の行動だと言えるでしょう。



最近ではIT企業の大躍進により、白人や東アジア系の人々も大量にインドに住んでいます。益々異なる人々が住むようになっている今のインドにおいて、「互いに違いを認め合る心」は、平和に共存するための当たり前で最も重要な考え方の1つとなっているわけですね。

日本の子どもたちにももっと「認め合いの心」を

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僕は日本で生まれ育ち、日本人としてのアイデンティティを持っています。たくさんの外国を訪れる中で、日本人の素晴らしさをたくさん感じてきました。しかし同時に「ここは良くないところかな」と感じるところもありました。



その1つが、異質なものへの変なこだわりであったり、疎外するような感情です。「認め合い」の心を大切にしたいと強く思うようになりました。時代は大きく変わり、否が応でも外国人と触れ合う機会が増えてきました。そんなグローバルな時代だからこそ、「異質なものを認め合る教育、子育て」の重要性がより増していると思っています。



最後までお読みいただき、ありがとうございました!この記事が、少しでも何かのヒントになって下されば本当に幸いです。

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