叱る時のポイント「かりてきたねこ」とは？

「叱られる力　聞く力２」（阿川佐和子著・文春新書）という本を読んでいたら、なるほど！と思った事があったのでご紹介します。



＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

叱る時は、「かりてきたねこ」です！

か・・感情的にならない

り・・理由を話す

て・・手短に

き・・キャラクター（人格・性格）にふれない

た・・他人と比べない

ね・・根にももたない

こ・・個別にしかる

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊



叱りたくなったときは、まず深呼吸をしてください。深呼吸をした後、「かりてきたねこ」を思い出してみてくださいね。

私は、イライラとしたときに、感情的に怒ってしまわないよう気をつけています。人は意識していないと、 事実に感情が必ずくっついてきます。叱る時は、感情をぶつけるのではなく、【事実＋Iメッセージ】を意識してみましょう。

叱られたとき、なぜ叱られているかわからないと、納得できません。指示を出すときも、なぜ指示を出されているかわからないと、人は動きません。人は自分自身が納得しないと動けないのです。



「何のために」という理由がわかれば、人は納得して動きます。ぜひ、人を叱る時は、なぜ叱っているかをきちんと伝えましょう！

叱る時は、くどくど言わずに、手短に叱ることが大切です。叱る時に、過去のコトを持ち出して、くどくど言うのはやめましょう！

「あなたはいつも中途半端ね。」「あなたには無理よ。」これは、Youメッセージです。あなた（You）を主語にして叱ると、キャラクター（人格・性格）にふれた叱り方になります。



叱る時は、Youメッセージではなく、私を主語にして私の気持ちを伝える「Iメッセージ」で叱りましょう！

「お兄ちゃんはちゃんと勉強しているのに、あなたはだらだらしてばっかりいるわね。」兄弟がいると、つい比べてしまいます。叱る時は、他人と比べず、事実のみを叱りましょう！

叱るのは悪い事実のみです。叱ったあと、過去のコトを持ち出して、「あなたは前も～だったわね。」などといってはけません。

叱る時は、根に持たず、カラッとその場で終わりにしましょう！！

私は、ほめるときはみんなの前で、叱る時は個別に叱るようにしていました。みんなの前で叱ると、叱られた方は叱られて嫌な持ち＋恥ずかしい気持ちなど様々な感情が生まれます。叱る時は、みんなのいないときに、そっと叱りましょう！