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公開 2015年04月14日  

スプーンやフォーク練習のコツ 1歳前後から楽しみながら取り組もう

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スプーンで口に運んでもらった食事は上手に食べられようになったけれど、いつぐらいから、どんな風にしてスプーンやフォークに移行させていけばいいのでしょうか? 離乳食も順調に進んで食べられるものが増えてくると、ちょっと気になってきますね。お子さんの意欲を引き出しながら、スプーンやフォークに慣れる環境を作っていくコツをご紹介します。


「手づかみ食べ」って実はすごく重要

1歳~1歳半ぐらいになって、スプーンで口に運ばれた食事を上手に食べられようになってきたら、手づかみ食べにもどんどんチャレンジ!周りが汚れること必至なので、朝の時間帯は難しいことも多いかもしれませんが、夕飯時や休日の日中などは、時間を取ってせかさずにやらせてあげましょう。手づかみ食べは、スプーンやフォークに移行する前の段階として、とても重要な役割を果たしています。



・自分が食べたいものを主体的につかむ

・形や感触を味わったり、食べ物の温度を自分で感じる

・自分の食べるペースを見つける



大人から見るとグチャグチャと食べ散らかしているように見えるかもしれませんが、自分の口の大きさに合った食べ物の大きさや形、量、「これぐらいの熱さだったら飲んでも大丈夫だな」という判断などを経験しているのです。

汚されてもへっちゃらな環境で、スプーンやフォークを添える

エプロンは、食べこぼしをキャッチしてくれるポケットがあるものが便利。頻繁に使うものであり、お出かけ先でも便利なので、洗いやすくコンパクトにたためるものが重宝します。食事中は床に新聞紙やビニールマットなどを敷いてもいいですね。



スプーンやフォークを添えてあげると、子どもは自然に使ってみようとするものです。やっぱりうまくいかなくて、結局は手づかみ食べ中心になることもあると思いますが、気にせず見守って。食べ物の形や固さも、すくいやすいように、刺しやすいように、という視点も加えて工夫してみてください。時には手を添えて口に運ぶお手伝いをしてあげましょう。そのうち少しずつ、手づかみ食べ中心ではなくなってきますよ。

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気楽に笑顔で見守ろう!

子どもが食べているのを見守っている時って、気づくとすごく真剣な表情になってしまっていることがありませんか?これは子どもでなくても、かなりのプレッシャーですよね。お手伝いする手に力が入ってしまうこともあるかもしれませんが、あくまでも子どもの力を主体に軌道修正してあげるというイメージで、軽く手を添えてあげましょう。食事は楽しい時間でありたいですものね!



食事中、あまりに遊び食べがひどくなってしまったら、切り上げ時かもしれません。この時期は1食で十分な栄養やエネルギーを摂ることはできないので、野菜入りパンケーキやおにぎりなど、おやつに簡単に作れる手づかみメニューを増やしてもいいでしょう。

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