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公開 2015年09月08日  

眠ったと思ったら起きちゃう!赤ちゃんの寝ぐずり「背中スイッチ」攻略法とは?

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縦だっこに横だっこ。必死にあやして、やっと寝たと思って布団に寝かせたら…また起きちゃった!ママを悩ませる赤ちゃんの背中スイッチを攻略する3つの術をお伝えします。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=11038020049

ママなら必ず経験する?「背中スイッチ」

抱っこの方法も研究して、毎日横揺れ、縦揺れ…えぇい、このままスクワットでママもダイエットだ!なんて、毎日赤ちゃんの寝かしつけに苦戦しているママも多いと思います。



やっと眠ってくれた、と布団に横たえた瞬間「フギャ-!」。また1から寝かしつけ…いわゆる「背中スイッチ」のために、どうやったら眠ってくれるんだろう?いつになったら自分も眠れるんだろう?たくさんのママが、そんな途方に暮れる瞬間を経験していますよね。



赤ちゃんはどうしたら、布団でグッスリ寝てくれるんでしょう?スムーズに寝かしつけるには、具体的にはどんな方法があるのか、赤ちゃんの実際を考えながらお伝えしたいと思います。

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やっと寝たと思ったのに…

眠れない原因は、赤ちゃん自身にあった?

背中スイッチの対策には、大きく三つの方法があります。



①赤ちゃんの寝床セッティング

・寝床は適温にしておく

ずっと抱っこされていた時の温かさが、寝床に入っても変わらなければ、赤ちゃんも安心して眠れます。

敷ふとんを寝るまで温めておいたり、抱っこで寝かしつける際からおくるみに包むなどして、急な温度変化を感じさせないようにしましょう。



・寝床にバスタオルを巻いたものを四方に置き、背中を丸めた体勢で眠れるようにする

赤ちゃんの姿勢は、大人の姿勢と違います。大人の脊柱はいわゆるS字カーブを描いていますが、赤ちゃんの脊柱はCカーブで背中がやや丸まった状態が基本です。

赤ちゃんにとって寝床での真っ直ぐな姿勢は、大人で言えば、かなりのけぞったような姿勢の感覚に近いのです。そんな状態では寝にくいですよね?できるだけCカーブの姿勢に沿うように、頭や足元が少しせり上がったように寝床を作るのも有効です。



②寝床周りの環境

・寝床のある部屋周辺では出来るだけ静かに

静かにするのは当たり前のようですが、意外に赤ちゃんは熟睡しているようでも「食器のカチャカチャする音」「扉やドアの開閉音」などで驚くことがあります。これは、赤ちゃん特有のモロー反射によるもので、この反射によって眠りから覚めたりします。



・寝床周辺では風や光にも注意

反射反応は、風が当たった時や光にも反応することがあります。良かれと思って回した扇風機やヒーターの音や風が原因になることもあるので注意しましょう。



③寝床に横たえる時のセッティング

赤ちゃんは正面を向いて寝た状態で、首の角度が(少し頭が高くなった状態から水平に)変わると、驚いて両手を前に伸ばします。これはモロー反射の代表的な仕草ですが、寝かしつけの際にも、少し首の角度が変わることでこの反射が出て起きることもあります。寝床に横たえる時は、できるだけ首の角度に注意して寝かせるようにしてみてください。腕を抜くときには、①でお話したバスタオルと位置を交代するようにするとスムーズです。

まとめ

以上、今回お話した「背中スイッチ」対策法は、主に赤ちゃんの反射反応に則したお話でした。



それでも、眠らないよ!という時もあると思います。特に日中に外出したり、常と違った行動をした日は、赤ちゃんも初めての刺激が多く、寝付いてから脳内で大量の情報処理が行われます。赤ちゃんの場合、就寝中は神経細胞のシナプス同士が接続し、脳の「ネットワーク構築」を図っているため、あまりにその日の情報量が多いと、仕事量が多くなった脳の興奮で目が覚めてしまうこともあります。



訳がわからないと、「なんで泣いてるんだろう」と途方にくれると思いますが、上記のようなケースもあります。参考にしてみてくださいね。

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