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わが家の末っ子は場面緘黙症~私たち夫婦が気が付かなかった娘の心の葛藤~

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場面緘黙症と診断されたわが家の末っ子お花さん。私たち夫婦が気が付かなかった彼女の心の葛藤を、診断を受けたことで知ることが出来ました。場面緘黙症と診断されるまでのことをここでは書かせてもらっています。

こんにちは。3児の母、北本です。今日はわが家のお姫様、末っ子お花さん(4歳)のお話をさせてください。



実はお花さん、「場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)」という症状をもっていることが診断されています。緘黙症というものは自閉症よりも歴史があり、アメリカでは発生率1000人中7人の割合という報告があるにも関わらず日本ではまだまだ認知度の低い症状です。

場面緘黙症とは~緘黙ネットより抜粋~

言葉を話したり理解する能力はほぼ正常であるにもかかわらず、幼稚園・保育園や学校などの社会的な状況で声を出したり話したりすることができない状態を言います。体が思うように動かせない緘動(かんどう)という状態になることもあります。

お花さんが場面緘黙症と診断されたのは今年の4月。保育園で3歳児クラス(年少クラス)に進級してからです。

いま振り返ってみると、赤ちゃんの時からその傾向はあったのですが、今年の進級のタイミングで小児メンタルを受診しました。



今日はお花さんが小さいころから場面緘黙症とわかるまでを少しお話できたらと思います。

糊(のり)が塗られていると思って育てた0歳時期

赤ちゃんの頃のお花さんは「よく泣く子」でした。そして泣き止まない。3人目ともなると、赤ちゃんが泣いていても「少しくらい泣かしておこう」と付きっきりにならずにいることもあるのですが、お花さんの場合は抱っこされるまで諦めずに泣きつづけ、過呼吸を起こすのではないかと心配になるくらいの泣き様でした。新生児にして「頑固で融通の利かない女」という印象です。

でもこれはどんな赤ちゃんでも見られる抱き癖みたいなもので、特に変わった子だと思うこともなく、ただただ抱き癖のついている彼女に手を焼いていました。



そんなお花さんは、生後3か月になる頃にはすでに人見知りが始まっていました。近くに住んでいる身内も、一緒に暮らしているパパでさえも抱っこされたら1分も持たずに大泣きする状態で、自宅の中でも私から離れることはありませんでした。30cmでも離れたら泣きだすので、家事をするのも、トイレに行くのも、お姉ちゃんお兄ちゃんのお世話をするのも、全てお花さんを抱っこしたまましていました。おかげでかなりの力持ちになったかと思います(笑)



ただ、常にしがみつかれていると、母親としては可愛い反面かなりのストレスになってきます。ですから、その頃からこの子は目に見えない「魔法の糊」が体に塗られている子どもなのだと思うようにしました。ママとくっついていたいところに自分でこっそり糊を塗っているのだと。その糊はママとだけくっつくように出来ている魔法の糊なのだと。

要は、「仕方のないこと」だと思うようにしたのです。この抱き癖も人見知りも「どうにかすることが出来る」という希望を持っていてはストレスが溜まっていく一方だと思ったから。

ママが大好きだからママとだけくっつける魔法の糊をこの子が自分で塗っていると考えると、とても可愛く思えてストレスなんてなくなる単純で親ばかな母親だったのです(笑)

あまりにも違う保育園でのお花さん

0歳児クラスから保育園に通うようになりましたが、大好きな先生1人だけになついている状態でした。その先生以外の先生がお部屋に入ってくるだけで泣いていたそうです。「極端な人見知り」と最初はそう思っていました。

ただ1年、2年と保育園に通い慣れていっても一向にお友達と遊ぼうとしません。保育活動にも参加しません。



粘土の時間も、ひとりひとりに与えられた粘土に最初から最後まで手を付けず、みんなが大好きなプールの時間も全く参加しようとしなません。保育園では当たり前のように毎日行われる歌や踊り、体操にも全く参加しませんでした。

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1歳児クラスの時のある日の保育園の制作の時間で、白い画用紙に好きなシールを好きなだけ自由に貼る、というのがありました。周りの子は画用紙いっぱいに好きなだけシールを貼って、お迎えに来たお母さんに「見て!見て!」と得意気に見せています。しかしお花さんは大きな画用紙に1枚だけ小さなシールがペタっと貼ってあるものを、自信なさ気に持ってきました。その作品がお花さんらしくて、きっとこの1枚も先生が貼ったんだろうなぁとすぐ察することが出来て、とても印象に残っています。(実際、先生がシールを持って一緒に貼ったそうです)

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子育て・育児 子育ての悩み 場面緘黙症

この記事を書いた人

Takako Kitamoto

13歳長女と、8歳長男と、5歳次女の3人の育児中。
ラナンキュラス株式会社のCEO &Founderとして、子育てをしながら仕事に明け暮れるごちゃごちゃな毎日...

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