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  4. 【体験談】妊娠し、前向きに仕事を辞めた私の産後の葛藤~子育てしかしてない私には存在価値がないの?~

【体験談】妊娠し、前向きに仕事を辞めた私の産後の葛藤~子育てしかしてない私には存在価値がないの?~

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子育て中の母親が経験するのは、子育てそのものの大変さだけではありません。それまで積み上げてきた自分のキャリアを諦めざるを得ない場合、過去の自分と未来の自分がちょこちょこ顔を出しては、不安を煽るといった葛藤と対峙することもあるのです。そんな葛藤を振り返ってみたいと思います。

出産1ヶ月前に前向き退職

私が完全に仕事を辞めたのは、長男の出産の約1ヶ月前でした。出勤は、週1~2回のんびりペースになっていたものの、大きなお腹で片道2時間半かけて職場に通い、職場のみんなをハラハラさせました。



仕事を辞めた時は、新たに生まれて来てくれる我が子との新しい人生にワクワクしていたので、それまで大好きだった仕事を辞めることにそれほど不安や悲しい気持ちも持ちませんでした。出産後も半年は、育児という新しい経験を自分なりに楽しんでいました。



大好きな人と結婚して大切な命を育んでいる、ずっと夢だったかけがえのないこの瞬間を満喫しよう!本当に可愛くて愛おしい我が子が少しずつ成長する姿を心から喜んでいました。



育児のスタートを切ったのは知人のいない土地でしたが、少しずつ友達もでき一緒にたっぷり遊びました。工夫しながらエネルギー溢れる甘えん坊男子との日々を、泣き笑い過ごしていました。充実した毎日でした。しかし、その後、葛藤が待っていました。

葛藤のはじまり

ところが、半年を過ぎた頃から、鏡に映る自分の顔が痩せこけていくのと同時に表情がぼやけているような瞬間があり、何となく自分は空っぽのような気持ちに襲われることが時折感じられることがありました。



夜泣きによる慢性の寝不足に加え、日中も自分の意思通りに行動することがままならない日々が続き、心身共に疲弊してきた頃です。今までの自分が積み上げてきたものが、意外と何も役に立たないことにも呆然としてしまうこともしばしばでした。



当時(15年前)、 SNSは今ほど一般的でなく、社会との繋がりが唯一会社から帰宅した夫と数人のママ友だけでした。目の前の我が子がいくら可愛くても、育児が辛くても、共有できる人が極めて限られる毎日。



子どもには強烈に求められているにもかかわらず、身近な人以外は誰にも必要とされていないような気分と、世界から置いてきぼりになったような言葉にできない焦りを、日々ささやかな楽しみを見つけてやり過ごしていました。子どもが泣き止まない時には、子どものように一緒になって泣いたこともありました。



一人の時間がなかなか持てなくなると、「幸せであ~る!」と頭でいくら自分を説得しても、二度と仕事に復帰できないかも、という得体の知れない不安は孤独感を煽り、同時にそんな無い物ねだりの自分に嫌気がさして…充実感と不安感を行き来するジェットコースターのような感覚でした。



それまでは、リモコンのスイッチを押せばオンにもオフにもなり、行きたいところには自由に行き、お金を払えば欲しい商品が手に入るといった、答えがすぐに手に入る世界で生きてきたからでしょうか。頑張って結果が出ればある程度の評価や報酬を得ることもできました。(もちろん結果なんて出せない事もしょっちゅうでしたが!)



結果が見えづらい毎日の中で自分は存在価値がないのかと、勝手に変な錯覚に陥った私。 そんな不安定な時には、赤ん坊だって不安になるに決まっています。隠してもダメなんです。抱いても抱いても「あっこあっこ(ダッコダッコ)」とよく泣きました。「母さん身も心もここにいて!」そう主張していたのかもしれませんね。



そうは言っても、もともと子ども好きなので色々工夫しては楽しみをみつけ、普段は元気に過ごしていました。けれど、ふと心身共に疲れがピークに達すると、未熟ながら母としての自分、社会の中で自己実現したい自分、私の中に二人の人間が同居して葛藤し、その葛藤でさらに消耗していたように思います。



新しく出来たママ友の中には、どっしりと幸せそうに母親でいられる人もいたし、メリハリが必要だと早々と仕事に戻った友達もいました。

息子が2歳半で再就職

結局、葛藤がありながらも夫や友人の助けを借りつつ子育て三昧の日々を送り、転機が訪れたのは長男が2歳半頃のことです。出産前まで勤めていた職場の人手が足りない日に臨時でヘルプにきて欲しいと声をかけていただいたのです。月に2〜3日程度の出勤日数でしたが本当に嬉しかったし、楽しかったです。



最近では、たとえ働かなくても、ボランティア活動や好きな勉強会を開いたり、趣味のサークルを立ち上げたり、様々な方法で社会と関わりをもつ若いママたちが増えていて素晴らしいと思います。



仕事に集中したり、意思通りに動ける時間は、一人の人間として自信を回復し、同時に母親としての自分にエネルギーを充電することができます。また、留守番をしてくれた夫と子どもには心から感謝し、優しい気持ちで接することもできます。



ところで、職場に戻って驚いたのは、まったく仕事とは関係のない生活の中で経験したことが仕事に活かすことができる、ということです。自分ならではの視点というか味が醸し出せるようになったといいましょうか。



過ごし方によっては、育児は一見物凄くわかりにくいのですが、特濃なインプットでありアウトプットである、と言えるかもしれません。私なりの気づきは、経験だけでなく、それらの経験から生じる喜怒哀楽どの感情もごまかさずにじっくり満喫することが次に繋がる上で大切な気がしています。





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この記事を書いた人

かおmoon

家族や多くの友だち、動物や自然の力をかりながら、究極の甘えん坊男子2人を育ててきました。
今は高校1年生と小学6年生となり、子離れ親離れの時期を迎えつつありま...

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