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  5. 虐待を受けた当事者がいまTEDで語る親への本当の気持ち「子どもを傷つける親の気持ちを想像してほしい」

虐待を受けた当事者がいまTEDで語る親への本当の気持ち「子どもを傷つける親の気持ちを想像してほしい」

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先日行われたTEDで、自分自身の経験を語った菊川恵さん。菊川さんは幼少期、大変な家庭環境の中で育ったことで、大人になっても対人関係に困難を抱えたり、自分自身への自信が持てない状況が続いていました。そんな菊川さんが多くの人に知ってもらいたいこととは?

出典:http://logmi.jp/66961

虐待をした親を責めているだけでは問題は解決しない!

近年、その件数の増加が問題となっている虐待事件。



虐待には、一般的なイメージとしてあがるような殴る・蹴るなどの①身体的虐待の他にも、家に閉じ込める・食事を与えないといった②ネグレクト(育児放棄)、言葉による脅し・無視・きょうだい間で全く異なる扱いをするなどの③心理的虐待、子どもに性的行為などを行う④性的虐待などが含まれています。

虐待を受けた当事者がいまTEDで語る親への本当の気持ち「子どもを傷つける親の気持ちを想像してほしい」の画像1

厚生労働省「児童虐待の現状」よりグラフ借用

こうした虐待事件が起きると、テレビでは、



「残酷な母親!我が子を手にかける」

「自分の子どもに食事を与えず放置。とんでもない親」



といったように、センセーショナルな文字が並びます。そしてテレビを見た人たちが口に出すのは、



「子どもを愛せないんだったら、最初から産むんじゃない」

「信じられない親よね」



といった言葉。



もちろん、どんな事情があったとしても、幼い子どもに手をあげたり、世話を怠ったり、命を奪ったり…ということは許されていいことではありません。



でも、一方的に、こうした事件を起こしてしまった親を責めるだけでは、同じような虐待事件が繰り返され、問題は何も解決しません。



こうした社会のありかたに対して、問題提起を行ったのが、先日TEDで自分の体験を語り話題となった菊川恵さんです。

過酷な家庭環境のなかで育った幼少期

虐待を受けた当事者がいまTEDで語る親への本当の気持ち「子どもを傷つける親の気持ちを想像してほしい」の画像2

菊川さんが中学生だったとき。家庭の状況は、虐待といっていいような深刻な状況に置かれていました。

床の至る所に物が散乱した部屋。カビだらけのお風呂。洗っても洗っても山のように溜まる食器たち。おいしそうなご飯は親と兄弟のもの。いつも私のご飯はありませんでした。ため息をつきながら掃除をしました。よく見てみると、死んでいた状態で生まれてきた、兄の遺灰がガラクタの中に紛れていました。

こうした環境のなかで過ごすうちに、菊川さんは自分を守るために、徐々に心を閉ざしていきます。



自分の意見を言わずに、いないふりをする。できるだけ、目の前の出来事に感情を動かさない。親しい人間を作らないようにする…そうすることで、傷つくことから自分を守ろうとしていたのだと言います。



菊川さんのようなケースでなくとも、適切な時期に親からの愛情を十分に得られなかった、自分の意見を言うことを許されなかった、親の意向に沿うように育てられた…こうした経験を持つ子どもたちは、同じように心を閉ざしたり、本当に自分の気持ちが分からなくなってしまうケースが多くあります。



以前の記事でも紹介しましたが、このように幼少期の家庭環境・親子関係が原因で、



ありのままの自分を認められない…



自分の気持ちをうまく表現できない…



自分が本当は何をしたいのかがよく分からない…



そうした気持ちを抱え、大人になっても苦しむ人たちを最近では「アダルトチルドレン」呼ぶようになってきています。

アダルトチルドレンについての詳しい説明はこちらをどうぞ:「本当の気持ちを押さえこんでしまう…」アダルトチルドレンって?原因と対処法、周囲の人ができること

虐待をする親も苦しんでいる

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この記事を書いた人

ともかママ

ともかママです。子どもが幸せで楽しい人生を送れるように、様々な人から話を聞きつつ、自分なりの愛情をめいいっぱい届けてあげたいな、と思っています。...

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