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妊娠36週以降に妊婦健診で行う「ノンストレステスト」とは?

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36週を過ぎた妊婦健診では、分娩監視装置を使って、「ノンストレステスト」を行い、赤ちゃんの状態や子宮収縮の状態を確認する産院が多いです。健診時間も長くなりますが、赤ちゃんの状態を知るために、超音波よりも大切な検査なんです。そもそもノンストレステストとはどんな検査なのでしょうか?

ノンストレステストとは?

ノンストレステストは、赤ちゃんにとっての「ノンストレス」。赤ちゃんにとってのストレスとは子宮収縮のことを指してます。つまり、ノンストレステストとは、子宮収縮がない状態で、赤ちゃんの心拍がどのように変化しているのか知るというテストです。



2つのセンサーを腹部に装着し、一方で赤ちゃんの心拍を感知し、もう一方で子宮収縮を感知します。通常、20分~40分の検査時間となります。赤ちゃんの睡眠サイクルが20分程度ですので、赤ちゃんが起きている時間に検査できると短時間で終わることもあります。

モニターの読み方

赤ちゃんが元気かどうか、助産師はモニターで記録された波形を見て判断していきます。

上のラインが赤ちゃんの心拍、下のラインが子宮収縮です。

妊娠36週以降に妊婦健診で行う「ノンストレステスト」とは?の画像1

1.子宮収縮について

写真の下のラインが子宮収縮を表しています。子宮収縮は、わかりやすいですよね。山になっているところが子宮収縮が起きているところです。子宮収縮が強くなれば、山が高くなります。ですが、モニターを装着している時の姿勢にも左右されますし、おなかの形状にも左右されますので、大きさはあまり気にしなくて良いかもしれません。

2.胎児心拍について

写真の上のラインが赤ちゃんの心拍です。赤ちゃんが元気かどうか見る指標は3つです。



<ベースライン>

赤ちゃんの心拍が、おおむねどれくらいの数値かが大切です。正常の心拍の範囲としては、110~160回/分。大人の倍くらいのペースです。この写真は、値によって、色分けされているので、とてもわかりやすいです。



白:正常

黄:注意

赤:危険

と思ってください。心拍の変動が少ない部分(できるだけ平らになっている部分)が、110~160の間であれば、心配ありません。



<アクセレレーション>

時々、山のようになっているところがありますね。これは、赤ちゃんが動いた時に心拍数が上がっているものです。私たちも運動をすると心拍数が上がりますが、赤ちゃんはちょっと動いただけでも反応があります。動いたよ~心拍数も増えたよ~、これが元気のサインです。



<デセレレーション>

山と反対に、谷があれば(この写真にはありません)、赤ちゃんが苦しいよ~と言っているサインです。理由は様々ですし、程度も様々です。このサインが1回出たからといって、すぐに異常というわけではありません。



超音波でも、赤ちゃんの心拍を確認することはできますが、『連続して』記録できるのは、この分娩監視装置だけなんです。ひとつの検査ですべてを網羅することができれば良いのかもしれませんが、超音波には超音波の良さがあり、分娩監視装置には分娩監視装置の良さがあります。どちらも、時間がかかっても大切な検査です。

検査時間には幅があります

最初にも書きましたが、検査時間は20~40分です。ただし、陣痛が始まりかけていたり、赤ちゃんが寝ている時間が長い場合、また赤ちゃんの心拍に不安がある場合などは、長くなってしまうこともあります。



先日、陣痛かも?ということで来院された方がいらっしゃいました。ご主人もご一緒でしたが、こんなに長くかかるとは思っていらっしゃらなかったようで、赤ちゃんに何かあったのかと、かなりご心配をされていたようです。



妊婦さんは、妊娠後期の健診で検査を行っているので、長くかかることはご存知の方も多いですが、ご主人にとっては、どうしてこんなにかかるの?と思ってしまうものなんですね。産婦人科の健診や検査は、ご主人には未知なこともたくさんあります。お子さんに関わる検査ですから、ご主人にも色々とお話をして、伝えてあげてくださいね。

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この記事を書いた人

utico

福岡で活動している助産師uticoです。
妊婦さん大好き、出産大好きな助産師ですが、2015年IBCLC(国際認定ラクテーションコンサルタント)という資格をと...

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