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公開 2015年08月13日  

【体験談】子育てがしんどくて地獄のような毎日に「もうやめたい」子育てのしんどい時期はいつまで続く?

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子どもが生まれるのを楽しみにしていた私ですが、赤ちゃんとの生活は想像以上に大変。完璧主義だった私は、家事も育児も私がやらねばと頑張りすぎてしまい、赤ちゃんとの生活は地獄以外の何ものでもありませんでした。子どもも大きくなった今だからこそ、言えること。それは、子育てがしんどい時期も、いつかは終わりが来る、ということです。


24時間365日休みなし、給料0円。そんなあり得ない条件の仕事、誰がやるの?

みなさん、この動画を見たことがありますか?

とある企業の、ビデオチャットで行われている採用面接。その中で面接官が出してきた労働条件が、なんとも不可解なのです。



■基本的に週7日、24時間、365日休みなし

■ほぼ全ての時間、立ったまま作業

■給料は0円

■しかも非常に責任が重く、交渉力や交際力が求めれる



その条件を聞き、面接を受ける人たちは驚き、「ありえない」「冗談でしょ?」と怒りさえ覚えている人も。しかし、その職業の名前を聞いた瞬間、みんなの顔がほころびます。



・・・このサイトを読んでいる方なら、もうお分かりですね。この不可解な労働条件の職業。それは「Mother」。母親なのです。

初めての子育て、地獄のような日々に、ココロもカラダもボロボロでした。

私には今、小学5年生の息子と、5歳になる娘がいます。



はじめて息子が生まれた日。こんなに嬉しいことが世の中にあるのかと、とても深い喜びに包まれたことを覚えています。しかし、そんな喜びもつかの間。痛む下腹部、うまくできない授乳、泣き止まない息子、眠れない日々・・・



私の場合は妊娠中つわりがひどく、切迫早産から入院生活を送っていたため、子どもを産んだら、もうこの辛さから開放されるだろうと信じ込んでいたのです。ですが、本当にしんどいのは、赤ちゃんが生まれた後、「赤ちゃんとの生活」でした。

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家事が苦手なくせに、完璧主義な私。何もかもできない自分へのストレスで爆発

育児に向いている性格と向いていない性格がある、と聞いたことがありますが、おそらく私は、子育てが向いていない性格なのだと思います。



もともと仕事大好き人間で、完璧主義だった私。誰かに頼ったり任せるよりも、自分ですべてやったほうが早いし、信頼もできる。少しくらい睡眠時間が短くなったり、ご飯が食べられなくてもへっちゃら。それよりも仕事の「成果」が大切で、それが第一優先でした。



一方、家事はあまり好きではなく、料理洗濯も憂鬱。でも、旦那に任せるのも自分では許せず、「私がやらねば」とすべて自分でやり続けていました。そんな私にとって、赤ちゃんとの生活は地獄以外の何ものでもありませんでした。



抱っこしても泣き止んでくれない。一日中あやしているといつの間にか日に暮れてしまい、掃除も洗濯も料理もできない。旦那が帰って来る時間までにお米すら炊けず、旦那が玄関から入ってきた瞬間、涙が止まらなくなってしまったこともありました。

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しんどい子育て、いつまで続く?我が子を愛せない自分に、子育てを諦めかけた生後4ヶ月

「自分には子育ては向いていない」

「こんな私の元に生まれた息子はかわいそうだ」

「もういっそのこと、子育てやめてしまいたい・・・」



息子が生後4ヶ月くらいの頃、本気でこんなことを考えていました。両親は県外に住んでいたのですが、いっそのこと、両親に預けてしまって、私は育児を手放そうかとまで考えました。



私が不妊治療で子どもを授かったこともあり、不妊治療をしている友人から相談を受けることもありましたが、子どもを愛せていないのではないか、こんな日々から抜け出したいと思っていた私は、友人の相談に乗る事にさえも罪悪感を覚えていました。



それでも、息子が1歳になってきた頃でしょうか。もうこのままではダメだ、と爆発していた時、先輩ママの友人が自宅に遊びにきてくれたとき、こんな言葉をかけてくれました。



「私も2歳くらいまでは、毎日地獄だと思った。何度か手をあげてしまったこともあったよ。

 でもね、3~4歳になって、子どもが自分でできることが増えてくると、本当に楽になるのよ。

 そしてね、自分に余裕が出てくると、子どもがまた可愛く思えるから。」



その先輩ママはとっても子育てを楽しんでいてキラキラしているように見えていたため、まさかその友人も、この日々を地獄のようだと感じていたとは夢にも思っていなかったので、とても衝撃的な言葉でした。



さらに友人は私に、こんな言葉も残してくれたのです。



「完璧主義は捨てたほうがいいよ。

 人を育てるって、命を守るって、本当に大変なことだと思うんだ。仕事とは違うよ。

 どんなに自分でしようと思っても、できないことの方が多いから。

 手を抜くこと、人に頼ること。この2つを常に意識して、できるようになったほうがいいね。」



そして彼女は、「じゃあ、今私にしてほしいことを言ってみて?なんでもするよ!」とも言ってくれました。その言葉を聞いて、思わず涙が溢れだしました。

事実、3歳になって子育てが楽になった

今、息子は小学5年生になり、娘は5歳になりました。



その先輩ママが言っていたとおり、息子が3歳なった頃から、かなり私自身に気持ちの余裕も出てきました。特に仕事復帰をして保育園に息子を預けるようになってから、保育園で息子はたくさんの言葉を覚え、自分でできることも増えてきて、夜も数時間まとまって眠られる時間を確保できるようになってきたのです。相手とコミュニケーションが取れる。それだけでも、日々の生活がとても楽になるのだということを実感しました。



下の子が生まれた時、二人を育てなから、産後半年で仕事復帰するのは大変ではありましたが、1人目の子育てよりも「先」が分かっている分、精神的な余裕がありました。今も子育ての悩みは尽きませんが、あの地獄のような日々を時折思い返すと、そのときよりも今が楽しいし、子どものことを愛せるなと感じています。



あの時、子育てを諦めていたら・・・・。この何者にも代えがたい二人の子どもたちとの「今」この時間がなくなっていたかと思うと、少し怖くなります。



これからパパママになる人、まだお子さんが小さいパパママには、是非知っておいてほしい。しんどい子育て、地獄のような日々は、いつか、楽になります。そのときまで、思いっきり誰かに頼り、完璧主義を捨て、たまに、自分を褒めてあげてください。乗り越えた時には、かけがえのない、子どもたちとの時間が待っていますよ。

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一日に一瞬でも、我が子を可愛いと思える瞬間があれば大丈夫

どんなにしんどい子育ても、いつかは終わりが来ます。今は子どもが可愛いと思えない、そんな時もあるでしょう。もし、もう我慢できないと思ったら、誰かに預ける時間を作ってもいいと思います。



でも、これだけは忘れないでください。



1日に一瞬でも、我が子を可愛いと思える瞬間があれば、きっと大丈夫です。寝顔でも、時折見せる笑顔でも・・・・ほんの一瞬でも、です。それ以上、子どもを愛そうと無理に努力しなくてもいいですし、子育てが嫌だと思う自分を責めないでください。その地獄のような日々は、いつか終わります。だからこそ、子どもが可愛いと思えるその一瞬があれば、大丈夫だと思うのです。

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日々子育てでいっぱいいっぱいなママたちへ。毎日あり得ないことが起こりまくる日々ですが、今日も1日、がんばりましょう!

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