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早期治療が大切!気付きにくい子どもの「不同視弱視」とその治療法とは?

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幼少期に気づくことが治療に有効な「弱視」。近年検査の発達で、以前は気づかれにくかった弱視もより多く発見されるようになっています。家庭でどのようにサポートすればいいの?心構えは?実際に我が子をサポートした経験から、弱視との付き合い方をお伝えします。

弱視の中でも気づきにくい「不同視弱視」

幼少時の定期検診で発見されることも多い、弱視。



そもそも弱視とは、メガネなどの矯正器具を使っても目のピントが合わず視力が出づらい屈折異常をいいます。英語では「lazy eye(なまけものの目)」というように、目の調節機能が機能的な問題によりうまく働かず、なまけている(!)状態です。



弱視にもいろんな原因とタイプがありますが、今回は「不同視弱視」についてお話したいと思います。不同視弱視の多くは遠視で、実はよく見えていて日常生活には困らない場合がほとんどです。普段の様子ではなかなか気づかれません。

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治療歴6年の娘の場合

当家のムスメは不同視弱視で治療歴6年ですが、定期検診でもムスメの場合は、「異常なし」でずっと検査を通り抜けていました。実際には近距離(50センチ以下など)にピントを合わせづらい、などの症状がありますが、わかりづらく当家の場合、最初の気づきは「テレビを見るときに、どんどん画面に近寄る」癖でした。



遠視ならば、近くに寄らないんじゃ?と思いますが、よりよく見ようとすると近くに寄っていくのは人の習性のようで、近くに寄っていく→より見えなくなる→さらに近くに寄る、の繰り返し。テレビに没頭した際の、あまりの視聴距離の近さに気がついたのがはじめでした。



こうした癖は一見わかりやすそうですが、子どもは常にあちらこちらに興味を持ち、テレビを観るときも動きながら場所(距離)を変えて観たりするので、この「にじり寄り行動」も意外に分かりにくく、私も振り返ってみて「そういえばもっと前から…」と再確認した感じです。



不同視弱視だけでなく、すべての弱視は小学校入学(もしくは8歳)までに治療を始めると、効果が得やすいと言われています。また、左右の目の屈折度が違うため、本人は無意識にピントを合わせやすい方の目に頼り、モノを見ています。つまり、片目を酷使しやすい状態です。



親としては早めに気づいてあげたいものですが、小学生になる入学前検診で異常に気がつくことが多いのも不同視弱視の特徴です。

不同視弱視の治療に親ができることとは

まずは、専門医にかかることが大事です。



眼科医の中でも、「眼科専門医」及び「視能訓練士」が常駐する眼科は、弱視診察に慣れていると考えられます。子どもの治療にまず大事なのは、目にしっかりとあった矯正用眼鏡の作成で、目からの距離やフレームサイズなど細かいサイズ調整が重要になりますが、残念ながら一般の眼科ではそのあたりの知識が少ないところも多くあります。



治療方針については、眼科医としっかりと話し合い、子どものスケジュールや性格を考慮して決めるのが大事になります。不同視弱視治療には、点眼薬の他に、「アイパッチ」という良い方の目を塞いで反対の目を強制的に使わせる治療法もよく使われます。



ですが、これは「眼帯+眼鏡」的な風貌で周りからも注目を浴びやすく、子どもが治療を嫌がる原因ともなりかねません。



いくつかの対策としては

・アイパッチの装着時間を、家にいる時間に限定してもらう

・春休みや夏休みなど、長期休みの時期にアイパッチを行うよう相談する

・アイパッチの上に黒いカバーをつけるなどして、海賊のキャラクター風にアレンジ、コスプレとして子どもに楽しませる



などが挙げられます。いずれも、子どもの性格などを考慮して対応します。楽しく治療を続けるためにも、治療の方向性を担当医とじっくり話し合うのがポイントです。



また、これから長きに渡りお世話になる眼鏡店は、できたら弱視治療用眼鏡を常備している店にします。弱視の子どもは視野が狭く、左右の情報を認識していないことも多く怪我をしやすい特徴があります。



当然のことながら、眼鏡は(取り扱いの雑さも含めて!)何度も壊れる可能性があります。そんな時にもすぐに対応してくれるお店があると、親としては心強いものです。ちなみに、ムスメの場合は過去6年間で5回、眼鏡を破壊しました…!

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弱視矯正用眼鏡は全額負担してもらえる

最後に、弱視矯正用眼鏡は療養費補助対象となります。眼科で出された「治療用眼鏡等作成指示書」と眼鏡店の領収書を、各健康保険組合の窓口に提出すれば、全額負担してもらえます。ぜひ利用してください。



※ちなみに眼鏡が壊れた際の「再給付」は、



・5歳未満では前回の給付から1年以上

・5歳以上では前回の給付から2年以上



経過してから、となりますのでご注意ください。

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この記事を書いた人

カラダコンシェルジュ 佐野薫

大阪府八尾市でメンテナンスサロンを主宰している佐野薫です。
日々を忙しく走り抜けている女性達に向けて「カラダコンシェルジュ」として、身体の調子改善をパーソナル...

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