不妊治療と仕事を両立させる大変さ、不妊治療と仕事の両立のメリット・デメリットについて、イラストレーターで不妊治療4年目の私の体験談をお伝えします。
不妊治療と仕事の両立の悩みは、実体験したものでしかその大変さはわかりません。
以下、私が感じたものですが、
・不妊外来は時間がかかるので仕事が滞る
・度重なるスケジュール変更で職場に申し出しづらい
・不妊治療をしてから職場での肩身が狭くなった
・頻繁に遅刻・早退を繰り返すことで、上司や同僚が何となく冷たい
・外せない仕事と通院日が、よくぶつかる
・仕事も不妊治療も中途半端。どちらも成果が出せていない気がする
・不妊治療だけに専念したいけれど、不妊治療費を考えると働かざるをえない
今回だけ、年に2.3度だけならば、周りも快く協力してくれますが、月に何度ともなると、頼まれるほうも「またか」となりますよね。
職場の皆さんが、スケジュールに合わせて仕事をこなし、プライベートの計画を立てていることは重々知っています。だから切りだすほうも非常に心苦しく、切りだしにくいです。治療をやめるわけにもいかず、かといってスケジュール調整をしないわけにもいかず。
スケジュール調整に疲れ、職場を離れる働く妊活女子も少なくありません。
不妊治療と仕事の両立は、気苦労が絶えず、デメリットだらけなのかというと、そうではありません。
こちらも私が感じてきたものですが、このようなメリットがあったと思います。
・仕事がうまくいかないときは治療に力を注ぎ、治療が思わしくない時は仕事に力を注ぐことで、落ち込みやショックを引きずらない
・不妊治療一辺倒の生活は、些細なことでも一喜一憂しがちで、ストレスとプレッシャーが増す
・まわりから妊娠の期待を過度にされない(仕事をやめたことで、妊娠の期待が大きくなる)
不妊治療と仕事の両立をすすめる医者、不妊治療に専念をすすめる医者、医者によってまちまちです。私の主治医は、「治療したから絶対授かれるというものではないし、治療に専念すればそれだけ期待が膨らみ、ダメだったときのダメージが大きくなる」という理由から不妊治療と仕事の両立をすすめています。
働く妊活女子にとって妊活しやすい環境の職場を探すのは、大きな会社、大きな職場になればなるほど、難しいのが現実です。
『育休』や『ノー残業デー』のように『妊活』も会社のルールとして決めたとしても、実際問題として人不足、仕事に影響が出ることになれば、なかなか実行には移せないものです
今後、少しでも働く妊活女子が妊活しやすい環境になるといいなと思っています。