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それぞれの「家族のカタチ」とは?〜子どもの個性だけでなく、お母さんの個性、夫婦の個性を考えてみよう!

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インクルーシブ教育研究者として、数多くの子どもの指導と、指導員の育成に携わってきた野口あきな先生が、子どもがのびのびと育つ関わり方を伝授!今回は、自分の考えている「普通」の枠を外すこと、子どもの個性が伸びていく環境づくりをすることを前提に、「子どもの個性、お母さんの個性、夫婦の個性を考えてみる」をテーマにお伝えしたいと思います。

「自分らしさ」「自分の個性」を考えたことはありますか?

さて、ここで質問です。



あなたの「個性」とはどのようなものかを教えてください。

「あなたらしさ」でも大丈夫です。



30秒考えてみましょう、いち、に、さん…。





どうでしょう、まとまりましたか?



おそらくですが、結構の数の人は「うーん」と悩んでしまうのではないでしょうか。

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「個性のない人」なんているのだろうか

「個性のない人」という言葉を耳にすることがあります。



辞典で「個性」を引くと、「個人を特徴づけている性質・性格、その人固有の特性」と書かれています。



しかし、ここでさらに疑問が浮かんでくるわけです。



その人個人を特徴づける性質・性格というのは、どの人に対しても当てはまるはず。

それなのになぜ、「個性のない人」という言葉が生まれたのでしょうか。

「普通」を求めることが、自分らしさを忘れさせてしまう

少し、お子さんのことを思い出してみてください。



例えば、我が子の振る舞いと他の子との間に違いを感じた時。



 「お友だちは外で遊ぶのに、うちの子は一人で絵本ばかりを読んでいる」



 「男の子なのにお人形遊びをしたがる」



その違いに対して感じる「恥ずかしさ」や「焦り」は、誰でも経験があると思います。

そして思わず「こうしたほうが良い」と口を出して、軌道修正したくなってしまいがちです。



子どもたちは大人の表情を良く見ています。



親や教師が無意識のうちにも「他の子と同じ」であることを求めたなら、子どもたちは親や教師に喜んでもらいたい(もしくは叱られたくない)という思いから、きっと「皆と同じことをする」ことを次第に優先していくでしょう。



こうして誰かの望む姿に合わせて育っていけば、「自分らしさ」を認識できないのは、ある意味当然かもしれません。

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子どもが「自分らしさ」を見失わないために、親ができること

大切なのは、子どもの選択を尊重すること。



例えば、子どもが何か理解できない行動をした時、なぜそれをしたのかをぜひ聞いてみてください。

それが難しい場合は、一旦頭の中で想像してみるだけでも構いません。



いずれにしても、背景をイメージする前に頭ごなしに評価してしまうことは避けたいものです。



そして同じように、親御さんも「自分らしさ」を大切にしたいですね。

子育ての話になると、「子どものことを知るべき!」に偏りがちですが、実は親が自分のことを知ることも大切なのです。



冒頭では親が望むような子どもに育てることはあまり良いことではないとお伝えしました。しかしながら子どものために親が無理をしすぎるというのも違うと感じています。



子育ては人(親)と人(子ども)との相互作用。



自分たちにとってどんな「家族のカタチ」が良いのかを共に模索していくことが大切です。一般的に言われる「正しい家庭のカタチ」ではなく、その家庭にとって「ちょうど良いカタチ」を見つけていきましょう。



そのためには子どもを知ることはもちろんですが、自分を知っておくことも大切なのです。

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ぜひ、「自分らしさ」ってなんだろう?と、振り返ってみてください。



自分が子どもだった時にはどういうことが好きで、どんな性格だったか。

今はどういうことで喜んだり、悲しくなったりするのか、感情的に怒ってしまうのはどういう時か。

自分の理想の子育てはどんなカタチだろうか、なんでそう思うのか。



一つ一つ、言葉に起こしてみましょう。



可能であれば、夫婦で話し合ってみるもの良いですね。

自分たちの性格を言い合って、それぞれの「こういう時にこんな行動をしてしまうのは、背景にどういう思いを持っているのか?」などを分析し合ってみても面白いと思います。



そして、自分とパートナーと子どものそれぞれの「らしさ」を確認し合ったうえで、自分たちならどんな家庭が良いのかを考えてみてください。



そして一度見つけた「ちょうど良いカタチ」は、そこで正解とするのではなく、模索し続けてください。

人は年月と共に成長し、環境と共に変わり続けていきます。



小学生の時の自分と、今の自分。

変わらないところもあれば、変わっているところもありますよね?



親も子も周囲の環境も変わっていきます。一度見つけた「正解」で終わるのではなく、ずっと考え続けていきましょう。

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この記事に関するキーワード

個性と自己肯定感 個性・多様性

この記事を書いた人

野口あきな

インクルーシブ教育・特別支援教育研究者。筑波大学大学院博士課程在学中。株式会社LITALICOの幼児教室・学習塾Leafにて、指導員育成や学校コンサルティング、...

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