き:きいてあげて
ま:まとめて
し:示して
や:やらせて
ほ:ほめて
て:定着させる
子どもの性格・キャラクターによって、取りくみ方は柔軟にするべきでしょうが、この6ステップは基本となります。
まずは「きいてあげる」ですが、 大切なのは以下の3つです。
・「ポジショニング」
・「ペーシング」
・「チャンクダウン質問」
子どものプレゼン能力アップ!親が意識したい「きましやほて」とは?
2,191 View4-8才くらいの子どもに「学校はどうだった?どんな所が楽しかったの?」と聞くと「わからない、忘れた」などの曖昧な答えが返ってきませんか?親としては、ポジティブな事を聞いてあげよう、楽しかった事を聞きたいな、という意識での質問ですが、子どもの反応はいつもボンヤリ・・・うーん、プレゼン能力がないのかな? 大きくなったら困るよなぁ。そこでパパは対策を考えました。
出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=10161015002子どものプレゼン能力アップで意識しておきたい「きましやほて」の6ステップ
ポジショニングとは、「親の聞くスタイル」「聞く環境」「子どもの話す準備」の3つ
<聞くスタイル>
膝をついて目線を同じにしてあげましょう。もしくは安心できるように膝にのせてあげたり、おんぶしてあげるのも良いテクニックです。表情はスマイルを心がけるのが大切ですね。
対面して、親が立つ場合、子どもは見下ろされるという重圧プレッシャーを常に受けているかもしれません。
<聞く環境>
子どもがテレビに熱中している時とか、さわがしい環境で「今日、学校どうだった?何が楽しかった?」なんて聞いても上の空でスルーされますよね。こういう時は「お風呂」という空間が効果的です。
子どもの話す準備:子どもは、疲れていませんか? 他の事に集中していませんか? たくさんの経験や考えをまとめる時間を十分とれていますか?
ペーシングでは「尺取虫」「リピート」「それでマジック」に着目しよう!
子どもが話している内容を、先回りして予想したり、結論を先走ったりしないことです。 ゆっくり話をする・遠回りした話にイライラするかもしれませんが、子どもは「思い出しながら整理しながら」話をしているのです。尺取虫の意識で、子どもの話についていきましょう。
また、「リピート」「それでマジック」という2つのテクニックも役に立ちます。
(良い例)
子ども:「今日は、学校で●●ちゃんが、●●してた」
親:「そうなんだ、●●ちゃんが、●●してたんだね。それで・・・?」
(悪い例)
子ども:「今日は、学校で●●ちゃんが、●●してた」
親:「あの子は、いっつもそうじゃない。何回も先生に注意されてるんでしょ!」
今回の目的は、子どものプレゼン能力をアップさせることです。悪い例のように、話の主導権をいきなり握って、質問をしてしまうと、そこで子どもの思考は停止してしまいます。何があったのか? それを「自分なりに整理させるための関わりかた」を意識したいですね。
「リピート」することは、パパママは、あなたの伝えようとする事に着いていってるよ。安心して、次をしゃべっていいよ・・というメッセージを伝えます。また、「それで・・・」という端的な質問によって、思いだしたり、自問自答したり、情報をどのように伝えようか・・・という頭の使い方を引き出しています。
チャンクダウン質問は「きいてあげる」ための重要テクニック
チャンクダウンとは、細かくすること(細分化)することです。「学校どうだった?どんなことが楽しかった?」という質問は「広すぎ」て、子どもは、どのように答えればよいのか返答に困ってしまいます。その場合は、シーンを細分化(特定)してから、質問をしてあげることが必要です。
(例)
親:学校に行って、まず、最初にどんなことをしたの?(シーンを思い出させる)
子:靴をはきかえたよ。
親:そう、靴をはきかえたんだね。それで?
子:それで、教室まで歩いていったよ。
親:そう。教室まで歩いていったんだね。教室には、もうお友達がきてたの?
子:うん、きてた。
親:そのお友達と、お話した?
子:うん、した。
親:そのお友達とお話して、どんなことが面白かったか、教えてくれる?
子:えっとね。ポケモンの話!
親:どんなポケモンの話がおもしろかったの? それで?
会話ストロークの量を増やそう
ストロークとは両者の間の会話の回数です。いわゆる、やり取りの「量」ですね。
上記の事例は、細かいやりとりですが「ストローク(会話量)は多い」です。一概には言えませんが、ストロークの量が多いほど、信頼関係の構築は進みます。なお、怒鳴りあってるのも、ストロークといえばストロークなのです。
「定着させる」までは、長くて緻密な道のりだけど、「き・ま・し・や・ほ・て」を意識してがんばろう!
この記事では、「子どものプレゼン能力アップを目指す」ための第一ステップ「きいてあげる」スキルに着目しました。これができたら「きいてあげた内容」を、子どものために「まとめてあげる」というステップを意識してみましょう。
き:きいてあげて
ま:まとめて
し:示して
や:やらせて
ほ:ほめて
て:定着させる
最後の「定着させる」までには、長くて緻密な道のりですが、子どものプレゼン力upにむけて、親が良い例をみせるように頑張りたいですね! そのための第一歩である「きいてあげる」スキルupに、取り組んでみましょう!
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