最近は教育熱心なご家庭も増え、3歳からもうひらがなを書けるようになるお子さんも多いですよね。我が家の娘が年少さんの時も、文字を書けるお友達がとても多くて驚きました。
そのうちお友達に影響を受けて「書きたい!」と言い出すかなぁと思っていたんですが、お友達から沢山お手紙をもらっても、年中さんになっても書くことへの興味は膨らまず、結局年長さんになって幼稚園で教えてもらうまで「ひらがなのお勉強」をすることはありませんでした。
自分で興味を持って真似して書き始める子もいると思いますし、「お友達も書いてるから書きたい!練習したい!」と思う子もいると思うので、そういう場合は、無理なく文字を書く練習をさせてあげても良いと思います。
字が書けることによって、絵と字を一緒に書いて観察記録や作品を作ったり、お友達や親戚にお手紙やメッセージカードを書いたりして文字が書ける喜び、充実感も得られますよね。
ただ、「ひらがなぐらい書けないと小学校に行ったときに困る」「周りはみんな書けるのに」と毎日ノルマを決めてひらがなを書く練習を無理やりさせるのは親にとっても子どもにとってもストレスになるかなと私は思っています。大切なのは本人の気持ち、時には待つことも必要です。実際、幼稚園時代、すべての文字を何も見ずに書けなくても困ったことはそこまでなかったです。
幼稚園時代に書けなくて困ったことはそこまで思い当たらないんですが、しいていうなら周りのお友達ができるのに自分だけ書けないという「苦手意識」はあったようでした。しかし、小学校に入学後、あっという間にひらがなが書けるようになりました!
私も国語の授業参観に行きましたが、先生は本当に丁寧に教えてくださいます。最初のほうは45分授業のなかでひとつの文字に焦点を当てて色んな角度からその文字について学びます。45分まるごと「あ」について、読み方、発音の仕方、書き方などを丁寧に教えてくれて、書く時間もしっかりあります。「あ」から始まる言葉を発表しあったりしてとても丁寧だなと感じました。
学校や先生にもよると思いますが、宿題も毎日出て復習もばっちりできますし、特に学校に入ってからは「ひらがな練習」を目的とした他のプリントやワークを使っての特訓のようなことは何もしていませんが、あっという間に何も見ずにひらがなを書けるようになりました。
小学校入学までにひらがなやカタカナをすべて完璧に書けるようになる必要はないと思います。
でも、例えばひらがな表を一緒に見ながら
・親子で一緒に家族の誕生日にメッセージを書いたり、サンタさんにお手紙を書いたりして「書ける」ことの長所を感じてもらう
・小学校になると自分のものに名前を書く機会が圧倒的に増えるため、自分の名前を書けるように練習し、家の中の自分のもちものに名前を書いてもらう
・お子さんの興味を持っているものの絵を描いて一緒にその名前を書いてみる
など、親子で書くことを一緒に楽しめるアプローチはしておいてもいいかなと思います。
なおかつ余裕があれば、入学直前に、無理のない程度に少し練習しておくのもいいかもしれないですね。
我が家の娘はこの「みぞでなぞる」タイプの練習帳が負担がなかったようで楽しんで取り組んでくれました。