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公開 2015年08月07日  

「育児中は、とっても大切なことをしている」今、一生懸命に子育てをがんばっているママに読んでほしい詩

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子どもとの生活はママのことが後回し。食事したいときに食べられない、外出したいタイミングで出かけられない、部屋の中は散らかり放題で洗濯物もたまったまま。「今日はいったい何をしていたんだろう」そう思ってしまうことがあるかもしれません。育児をがんばるママの思いは世界共通。がんばるママに読んでもらいたい、ほっこりする「詩」をご紹介します。

出典:http://amanaimages.com/info/infoRF.aspx?SearchKey=28144085380

ママはいつだってママ自身のことは後回し!

育児中は、ママのタイミング通りに一日が進みません。食事をしようとしたら泣いている、部屋を片付けたばかりなのに散らかされる、出かけたいタイミングで出かけられない、美容院に行ったのはいつだったっけ?と感じることがあるのではないでしょうか。



育児は子どものことを優先するためママ自身のことはあとまわしになってしまいます。例えば、子どもをお風呂に入れたあとは、風邪をひかさないように手早く体をふいて洋服を着せることを優先するため、自分の髪を乾かしたり化粧水をつけたりすることはあとまわし。



「お風呂上りに化粧水を付けられるようになった」という些細なできごとで、子どもの成長を感じるママは多いようです。

「主婦なのに、何していたの?」

パパ仕事から帰ってきたときに、部屋が片付いていない、シンクの中には汚れたお皿がたまっている、食事は手の込んだものを作っていない…。この状況だけを見たら「主婦なのに一日家にいて何やってたの?」と思われるかもしれないし、実際にそんな言葉を言われて悲しい思いをしているママがいるかもしれません。



私自身、わが子が1歳と4歳の時に夫が単身赴任で不在でした。幼稚園の送り迎えや病院へ行くのも2人を連れて簡単にはできません。雨のなか二人を連れて出かけるときは100メートル進むだけで必死。



毎日簡単な食事しか作れずにいた私を見て、ある人からこんなことを言われました。「たいしたことをしていない生活なんだから、食事くらいちゃんと作りなさい」と。

実は育児中は「とっても大切なことをしている」

わが子が中学生になったころ、ある「詩」に出会いました。

「毎日一人でがんばっていた、あのころの私に読ませてあげたい」そう思うと涙があふれました。

今、一生懸命に育児がんばっているすべてのママたちに読んでもらいたい詩です。

『今日』 (伊藤比呂美 訳)



今日、わたしはお皿を洗わなかった

ベッドはぐちゃぐちゃ

浸けといたおむつは

だんだんくさくなってきた

きのうこぼした食べかすが

床の上からわたしを見ている

窓ガラスはよごれすぎてアートみたい

雨が降るまでこのままだとおもう



人に見られたら

なんていわれるか

ひどいねえとか、だらしないとか

今日一日、何をしてたの? とか



わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた

わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた

わたしは、この子とかくれんぼした。

わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った

わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった

わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた



ほんとにいったい一日何をしていたのかな

たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと

でもこう考えれば、いいんじゃない?



今日一日、わたしは

澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために

すごく大切なことをしていたんだって



そしてもし、そっちのほうがほんとなら、

わたしはちゃーんとやったわけだ

この詩は「ニュージーランドのママが書いた」「児童支援施設に貼ってあった」ということ以外、詳細が不明だそうです。 育児をがんばって、ほかのことがあとまわしになってしまうママの思いは世界共通ですね。



家事ができなくても大丈夫。他の人がどんなことを言ったとしても、ママはちゃんと育児をがんばっているのです。ぜひ自分自身を褒めてあげてくださいね。

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