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「この味、四角いね」二つの知覚が混ざり合う“共感覚”とは?

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「共感覚」って聞いたことありますでしょうか?2つ以上の知覚が混ざり合う感覚です。子どもの時には共感覚を持っていて、大人になってから失われることもあるとのこと。そんな共感覚について、ご紹介します。

「うん、このスープは四角い味がするね」

ものを食べると、指先に形を感じる。

音を聴くと、色が見える。

ものを見ると、味がする。



この不思議な感覚は比喩的な表現ではなく、知覚が混ざり合う「共感覚」と言うそうです。人は、視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚の「五感」を持っていると言われています。「共感覚」とは、味にさわる、音を見る・・・など、五感が入り交じって知覚されることを指します。

共感覚(きょうかんかく、シナスタジア、synesthesia, synæsthesia)は、ある刺激に対して通常の感覚だけでなく異なる種類の感覚をも生じさせる一部の人にみられる特殊な知覚現象をいう。 例えば、共感覚を持つ人には文字に色を感じたり、音に色を感じたり、形に味を感じたりする。

共感覚は生後3ヶ月まで誰もが持っている!?

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多くの人が、日々普通に暮らしており、本人が告白しない限り共感覚者かどうか見分ける方法がないため、共感覚を持っているのは、10万人に1人、2000人に1人、23人に1人・・・など、諸説言われています。



一方で、共感覚のある芸術家も多く、その作品に影響をおよぼしているとも言われています。実はこの「特異な感覚」は、誰もが生まれて2~3ヶ月は持っている感覚なのです。例えば、未就学まで、小学校まで、と幼いころに「共感覚」を経験した人は多くいるそうです。

ジェームズ・ワナートンさんはイギリスに住むごく普通の男性だ。彼に普通ではない部分があるとすれば、それは「音を舌で味わうことができる」という点だろう。



彼がこの感覚に気がづいたのは、少年時代のことだった。なにか音を聞くたびにさまざまな「味」を感じていたのだという。たとえば歴史の授業でヘンリー八世の2番目の王妃「アン・ブーリン」の名を聞いた時には「強い梨の味」を感じ、「日付」をあらわす言葉は日によって「ハーブやワイン、ガム」のような味に。また「友達の名前」は多くの場合「スライスしたじゃがいもやイチゴジャムの強い味」がしたという。

ジェームズさんは幼いころに、親に話したところ、病院に連れてかれた、というエピソードもあるようです。



また、デバイスを使って「色を聴いている」とTED talkで語ったのは色盲のアーティスト、ニール・ハービソンさんです。これは、ある意味「共感覚」をテーマにしていると言えます。

アーティストのニール・ハービソンは完全な色盲として生まれました。しかし、頭に装着したデバイスが、色を音に変換してくれます。ハービソンの目に映る世界はグレイスケールですが、彼の耳は常に色彩に溢れたシンフォニーを聴いています。人の顔や絵画も、彼は耳で聴いているのです。

また、爆笑問題の田中さんなど、著名人でも共感覚を持っている人は多くいます。

田中が、「文字の帯が見える。数字が帯のように立体的に」と話すと、長田教授が、「典型的な共感覚の例。頭の中で3次元になっている」と話した。

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この記事を書いた人

ころ

お菓子づくりが趣味のワーママです。
旦那さま、娘と3人家族です。...

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