困った子は困っている子。発達障害グレーゾーンの我が子たちのタイトル画像
公開 2015年08月04日  

困った子は困っている子。発達障害グレーゾーンの我が子たち

32,163 View

我が家の次女は1歳半健診の時に発達障害かもしれないと言われ、その後半年に1度の定期健診を行うことになりました。今回は次女を通じて発達障害やグレーゾーンについてお話したいと思います。困った子は困っている子。小さい時は育てにくいと感じることもあるかもしれませんが、それでも子どもの個性を理解しすることで、子どもの才能や能力を伸ばしていけるのだと感じています。


1歳半健診で発達障害グレーゾーンとなった次女

最近よく耳にする発達障害。テレビや新聞、雑誌などで目にしたことのある方も多いのではないでしょうか。文部科学省の発表によると、通常の学級に在籍する子どものなかでも6.5%は発達障害の可能性があり特別支援を必要とするという結果が出ていますし、入学前で診断される子がクラスで2~3人、予備軍と呼ばれる子が3~4人いるともいわれています。

我が家の次女は1歳半健診のときに発達障害かもしれないと言われ、その後半年に1度の頻度で様子を見ることになりました。



我が家の次女の特徴としては

・言葉が出ない

・音に敏感

・人見知り、場所見知り

・指差しをしない

・落ち着きがない

・予測外のことがおきるとフリーズしたりパニックになったりする

・ある特定のことしか興味ない

というものがありました。



そのほかにも家庭での状態として、

・パニックになりやすい

・ある特定の行動をする

・切り替えが苦手

ということがあり、長女と比べてかなり育てにくいと感じていました。

時代的に理解されなかった次女の発達障害

今では発達障がいについて、広く理解している方がたくさんいますし、発達障害者支援法がありますが、当時はそういうものがありませんでした。一部の方には認知はされていたものの、一般に広く知れ渡っていなかったために周囲からは「甘やかしすぎ」「育て方が悪い」と言われ、幼稚園でも、この子はおかしい子と言われてしまうことが多かったのです。

発達障害者支援法(はったつしょうがいしゃしえんほう、平成16年12月10日法律第167号)は、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥・多動性障害などの発達障害を持つ者に対する援助等について定めた法律。

発達障害と有名人

モデルで俳優の栗原類さん(20)が、5月25日放送のNHK「あさイチ」で、発達障害の一つである「注意欠陥障害(ADD)」であることを告白しました。アメリカに住んでいた子どものころに診断されたそうで、栗原さんは「早期に診断・治療したことで、自分の弱点や、できること・できないことがわかりやすくなった」とお話され、前向きな姿勢を示しました。



他にも発達障害ではないかとされている有名人は、坂本竜馬・織田信長・太宰治・三島由紀夫・ヘミングウェイ・アガサクリスティ・アインシュタイン・エジソン・ニュートン・リンカーン・ベートーベン・ダリ・ピカソ・ゴッホ・ダヴィンチ・シャネル・ディズニー・ジョンレノン・トムクルーズ・ナポレオン・カーネギー・スピルバーグ・ビルゲイツ・ジョブズなど、あげていくときりがありません。



周囲がその子どもの個性を理解して認めることが出来れば、その子は自身の持つ才能や能力を伸ばしていけるのだと思います。

グレーゾーンの我が子たち

診断の段階で、発達障害の症状に当てはまる部分があるにも関わらず、病名をつけるまでの診断基準には満たされなかったり、十分な情報がなかったり、矛盾する所見があるためにはっきりとした診断ができなかった時に「グレーゾーン」と言われることがあります。



年齢がかさなり情報が増えたときに、 改めて発達障害の病名がつけらることもありますし、そのまま発達障害の病名はつけられないという場合もあります。グレーゾーンとは、病名がつくかつかないかの境界にいる状態と認識していただくと良いと思います。



次女・三女・四女も当てはまる部分はいくつかあるのですが、成長にしたがって改善している箇所もありますし、三女は成長とともに国語と算数の格差が広がってきているのですが、基準には満たないので「要経過」とされています。明確な診断が出ていないために療育に通えなかった次女ですが、彼女なりに努力をした結果、国立・私立中に合格することができました。

まとめ

発達障害と診断をされる子、グレーゾーンと言われる子、いろいろいらっしゃると思います。

育てにくいと感じることもあるかもしれませんが、その子らしさを認めて育ててみると、しっかりと育っていってくれると今、私自身は感じています。

Share!