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夏のサマーキャンプは子どもの「自信と自立」のスイッチ!初めて親の手を借りずに「できた」を実感

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そろそろ夏、という時期。「サマーキャンプ」というワードを各方面で耳にしますね。私の勤めていた幼稚園でも、毎年サマーキャンプがありました。親元を離れて、2泊3日のキャンプなんて、不安だな・・・そんな風に思っている親御さまへ!実は、キャンプは子どもの「自信と自立」を育むチャンスなのです・・・!


夏になると、私が勤めていた幼稚園ではサマーキャンプがあります。2歳児は希望制ですが、年少から年長までは実習で行っています。幼稚園からキャンプ(お泊まり)を行っているって、どんな幼稚園か気になりませんか?

今回は私が以前勤めていた幼稚園の魅力についてじっくり書きたいと思います。(※以下、前職の幼稚園をB幼稚園と記載)

子どもは何歳から一人でお泊りできますか?

親元を離れてお泊まりができる時期って、一体何歳からなのでしょうか?

多くのご家庭では「実家・親戚の家やお友だちの家にお泊まりさせたことがある」というご意見が多いのかと思いますが、「親元を離れてお泊まりしたことはまだない」というご家庭も多いのかもしれません。各ご家庭で、お子さまの年齢によってそれぞれ異なる話ですよね。



B幼稚園では夏に2歳児から両親と離れて2泊3日間キャンプに参加しています。

なぜ、2歳児からキャンプ(お泊まり)を行うのでしょうか?

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サマーキャンプは「子どもの自立を育てる経験ができる」

子どもの自立を育てるには文字の通り「自ら立つこと」ですよね。日常生活ではご両親の手が届く場所に居て、自立の瞬間はどれ程あるでしょうか?



B幼稚園ではキャンプ中、子どもができることは何でも自分たちで行えるよう指導します。

朝起きたら、自分でカバンの中から衣服を用意し着替え、ご飯も好き嫌いせず出された物を食べ、お風呂に入り寝る準備をする…。



しかし、いざ支度を始めてみると、それぞれの子どもたちで差が出てきます。月齢の問題ではありません。日ごろの習慣が出てしまうわけです。



毎日、お母さんに着替えさせてもらっている子は、一向に自分で着替えようとはしないし、何を着たらいいのか分からず泣き出してしまいます。キャンプでは、泣いても1から10まで手伝ってくれるお母さんはいないので、子どもは初めて困難に直面します。



しかし、この経験こそがB幼稚園の大切にしていることなのです。

初めてお父さん・お母さんの力を借りずに「自分でできた!」を実感する

できないことは悪いことではありません。できないままにしてしまうこと、育ててしまうことこそが、いけないのです。できないことでちょっと恥ずかしい思いをし、それでも頑張っていざ自分でやってみたら、時間はかかるものの、必ずできます。



その時、初めてお父さん・お母さんの力を借りなくても、「自分でできた!」という達成感を味わえるのです。この経験は、脳裏に焼き付く体験となり一生残る思い出になります。



保護者様からキャンプ後に「自分でやるからいい」と言って、何でも自分の力で挑戦するようになりました!」という、うれしい話をよく耳にします。



子どもたちの「自信と自立」のスイッチを、押すことができただけでキャンプは大成功なのです。

その体験に年齢は関係ありません。つまり、何歳からでも、「一人でお泊まり」にチャレンジしてもいいのです。

年少々・年少クラスは、キャンプに参加することで“親元から離れる”ことに意味がある

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年少々クラスのキャンプ(お泊まり)では「とにかく、2泊3日、怪我なく安全に楽しく過ごす」という目的なので、職員も他学年に比べて得に手厚く構成されています。



キャンプ中のプログラムは、山中湖周辺を散歩したり、スイカ割りをしたり、オデット号に乗ったりして楽しく過ごします。担任としては、「ママに会いたいー!」と泣き出してしまわないように必死です。



でも実際キャンプが始まると、「あれ?この子泣かないね?」「泣いている姿見ていませんよ」というような感じで、あまりに普通に過ごせてしまうので、私たちが拍子抜けしたりしていました(笑)。でもこれは、職員と子どもたちの信頼関係が築けている証だと思うので、最高にうれしかったです。



そして何より、笑顔で過ごせるのは子どもたち自身が頑張ったからですよね。

年中さんはサマーキャンプで山中湖一周!?

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サマーキャンプ中、「山中湖を3日間かけて1周しよう」というプログラムに挑戦するのは、年中さん。もちろん自分たちの足で山中湖を歩いて1周します。初めて聞いた方は大抵驚かれます(笑)。



夏場ですから当然、子どもの熱中症対策や水分補給、トイレ休憩できる箇所など、様々な問題を解決してからチャレンジしてきました。



「実際に、子どもたちは1周できるのか?」



そんな疑問を抱かれる方もいると思いますが・・・はい!!できます!!!

以前は3日間で1周していたのですが、子どもたちの脚力が向上し今では1日で1周できてしまうんです。



「子どもに無理させていない?」なんて思われる方もいるかもしれません。確かに脚力をつけるためには、それなりの準備と努力が必要です。しかし、それだけでできることではありません。

見てマナビ、見て盗む

今まで、年中さんになるとチャレンジする山中湖一周。年少さんは、年中さんの後ろ姿を見て憧れを抱き、挑戦したいなと思うのです。

「見て学び、見て盗む」。脚力の向上についても説明できることですね。



大人でもカッコいい人に憧れる気持ちって当然ですよね?自然と伝統を継承し成長してきた結果が、そこに現れていると思います。

年長さんは富士登山!子どもたちのひたむきにチャレンジする姿

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年長さんになると、5合目から7合目まで富士登山に挑戦しています。もちろんそれだけではなく、洞窟探検・石割山・クロスカントリーと2泊3日間たくさんのチャレンジが待っています。



富士登山していると、よく登山客の方に声をかけていただききます。



「何年生ですか?」そんな時、「いや、年長さんです」と答えると「えー!!」と驚かれ、「えらいわね~」「すごいわね~」とたくさんの方に褒めていただきます。



子どもたちは自分たちがチャレンジする姿が、どれだけの大人を驚かせているか知る由もなく、一歩一歩、楽々と登っていきます。年中さんに、負けていられませんからね(笑)。



7合目からの景色は、それはもう泣いちゃいそうなほど綺麗な景色で、子どもたちの成長を近くに見て感じ、心の中で「この子たちは日本一の幼稚園生だ」っていつもそう思っていました。

逞しく成長した子どもたち。涙なしには語れないクロスカントリー

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年中さんの時には、歩いて1周した山中湖を、今度はタスキをつないで走って1周します。5つの幼稚園合同のキャンプで、かつ園対抗のクロスカントリーです。ここで言うクロスカントリーとは、野山を駆ける陸上競技の一種のこと。一人800mから1,000mの距離を走るのですが、子どもたちも職員も優勝するために真剣そのものです。



キャンプ前には、みんなでタスキをつなぐ練習を重ね、スタミナを強化し、いざ本番。

「よーい、ドンッ!」の合図で走り出すそれぞれの園の子どもたち。仲間が待つ次のコースまで、何が何でもタスキをつなげるんだという気迫と思いが走る表情に表れます。



隣の子に抜かれて泣きながら走る子も、声が枯れるまで仲間を応援し続ける姿も、どれも本当に眩しくて、かっこよくて、目に涙が溢れちゃうんです。



いつの間に、こんなに逞しく成長したのだろうか。いつの間に、こんなに人を感動させられる子に育ったのだろうか。



2歳からの4年間が走馬灯のように過ぎ去り、ただただ子どもたちに感謝の気持ちでいっぱいになるのです。



最後に園長先生が燃焼しきった子どもたちに声をかけます。



「1位を取ることは本当に素晴らしい。けれど、負けてくれる人がいるから1位になれるんだよ」。

みんなでチャレンジすることの大切さを改めて感じ、4年間の成長を見届けてくれた富士山に感謝して、サマーキャンプは終わります。



「子どもの可能性をどこまでも信じられる大人にならなくては」と、毎回そう思わせてくれるサマーキャンプは私の一生の宝物です。

最後に

2歳児からお子さまをキャンプに連れて行くのは、やはりリスクが伴います。けれど、「一人でも多くの子どもが自信をつけられる経験をさせてあげたい」そんな園長先生の思いや、それを共鳴してお子さまを預けてくださる保護者の皆さま、果敢にチャレンジする子どもと、それを全力でサポートする職員の力で成り立つキャンプです。



「自分でできるようになった」という“自信が身に付く経験”って、子どもにとってもご両親にとってもたくさんあった方が、親子関係にも良いと思いませんか?



夏から幼稚園選びを始める方も多いと思います。こういう幼稚園もあるんだと、参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人
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菊池望美

某スポーツ系幼稚園を2015年3月にて退職。10年間の仕事で学んだ経験を活かしライターとしての活動を開始。学生時代は運動が苦手でスポーツから逃げていたが、なぜか...

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