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【体験談】警告出血からの入院生活、そして緊急帝王切開。1282gで産まれた我が子

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妊娠、出産はいくつもの「奇跡」が重なっています。2人の子どもに恵まれた私ですが、今回は長女の出産について記しておきたいと思います。前置胎盤による早産で生まれた我が子。そして4ヶ月間のNICU入院生活後、退院。様々なことがありましたが、多くの方の力を借りて誕生した命について少しお話できればと思います。

16週で前置胎盤と診断

前置胎盤というのは、胎盤の位置が通常より下にできてしまい、子宮口を覆っている状態です。着床したところに胎盤は出来上がるので、そもそも最初からの問題なのです。



原因は、経産婦の方がなりやすいとか人工中絶の経験があるとなりやすいとか諸説ありますが、結局は明らかになっていないようです。ちなみに私は初産で人工中絶の経験もありませんでした。



通常胎盤は上の方にあるので、出産の時は赤ちゃんが先に出て、その後胎盤が剥がれるのですが、前置胎盤の場合は子宮口を胎盤が覆っているので赤ちゃんが産道を通れないため帝王切開で出してあげることになります。



先に胎盤が出てしまうと赤ちゃんの命綱が無くなってしまうので危険だからです。陣痛が始まると危険なため、予定日の40週を待たずに、36週くらいで予定帝王切開となります。



私が最初に「胎盤の位置が低い」と言われたのは16週の時。しかし、この時点でそう言われる人は結構多いらしく(全体の5%くらい)、そのうちの9割の人が子宮が大きくなるにつれて正常の位置までずれてくるというので、私もそれを期待していました。



しかし、26週0日に自宅で警告出血があり、そのまま安静入院となりました。

張り止めの24時間点滴はMAX!絶対安静入院生活

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大学病院に到着すると、最大量のお腹の張り止めの点滴を打つことに。更にその日からは、診察以外では病室を1歩も出ない絶対安静の生活が始まりました。基本的には起き上がることも禁止、食事は起き上がって食べていましたが、シャワーなどは禁止になっていました。



診察の時は病室を出られますが、移動は車椅子。リトドリンの副作用で、熱が37度3分~37度7分を行ったり来たりしますし、脈拍も100~110くらい(普段は60程度)になるので息苦しくて頭がぼーっとしたり、手足が震えてしびれたりしました。



でも、この点滴のおかげで赤ちゃんがお腹の中に居られると思うと本当に有難く、全く苦ではありませんでした。そして、おりものに少量の血が混ざるものの大きな出血はなく過ごしていた入院6日目(26週5日)の朝、玉子1個分くらいのコアグラ(凝血塊)が出たため、マグセント(筋肉弛緩剤)の点滴も追加することに…。



リトドリンはすでにMAXのためこれ以上上げることができないので、マグセント(10ml/1h)が追加になったのです。マグセントを追加すると副作用が更に強くなったり気持ち悪さが増したりするそうですが、私はリトドリンだけの時とそんなに変わりませんでした。



そして入院してから血液検査で炎症反応の数値が高かったのと貧血だったので、リトドリン&マグセントの24時間点滴に加え、抗生剤の点滴を朝晩&鉄剤の点滴も朝入れてもらっていました。



なんとか、1日でも長く赤ちゃんをお腹の中に居させてあげたいと願い、無事に一日を終えられるとホッとして、どうか明日も無事に過ごせますように、と祈る毎日でした。

大量出血…そして緊急帝王切開

おりものに少量の血が混ざる程度で鮮血の出血は無いものの、毎日とるモニターでのお腹の張り(子宮の収縮)が目立つ日もあり、マグセントの量は次第に 10ml/1hから12ml/1hに、14ml/1hから16ml/1hと上がっていきました。マグセントのMAXは20ml/1h。このペースでいったらもちこたえられないのではないだろうか・・・という不安が頭をよぎりました。



入院した日に「胎盤が上がる可能性は低い」と言われていたものの、まだかすかに希望を持っていた私はその日の診察で先生に聞いてみました。しかし「胎盤の位置はもう変わらないから、それは諦めて」と言われてしまいました。



前置胎盤にも「部分前置胎盤」や「辺縁前置胎盤」というのがあるのですが、私の場合は子宮口を覆っている「全前置胎盤」なので、子宮が大きくなるにつれて例え今後少しくらい上がったとしても、「全前置胎盤」が「部分前置胎盤」や「辺縁前置胎盤」になるだけで前置胎盤には変わりないということ…。



そして28週2日、どうもこの日はお腹の張りが多かったため、マグセントを一時的にMAXの20ml/1hに上げてみることになりました。しかしその後も張りはおさまらず。その日、17時ごろに出血が始まりました。



看護師さんが先生に連絡してくれ、すぐに処置室に運ばれましたが、診察台の上でもダラダラと流れつづける血。その後すぐにMFICU(母体胎児集中治療室)に運ばれ、ベッドの上に起き上がったりトイレに行ったりするのも危ないという事で、尿管をつけて更に絶対安静の状態となりました。



そして、マグセントをもう一度MAXの20ml/1hに。しかし張りがおさまることはありませんでした。赤ちゃんは相変わらず元気に動いているし心拍も元気に聞こえる。まだ1200gしかないのにお腹から出してしまうのはかわいそうすぎる・・・。



しかしモニターを見つめながら、その尋常じゃない状態に、もうもたないだろうということは私にも分かってしまいました。それでも、まだ赤ちゃんはとっても小さい。どうか、1日でも長くお腹の中にいさせてください!!今出産することになったら一体赤ちゃんはどうなってしまうのか。



不安でいっぱいになりながらも、その不安は全て赤ちゃんに伝わってしまうのだ、と思い一生懸命気持ちを落ち着けようとしました。そして翌朝また大量出血。すぐに当直の先生が来て、もうこれ以上は危ないという事で緊急帝王切開が決まりました。

28週3日、1,282gで生まれた我が子

帝王切開での出産、4ヶ月間のNICU入院生活後に退院しました。一昔前でしたら娘も私も助からなかったでしょう。NICUの医療スタッフの皆様には今でも心から感謝しています。



極低出生体重児である娘には未熟児関連の病気がいろいろあり、ひとつひとつ治療し、それぞれ良い治療結果が出てきた頃にダウン症の告知を受けました。その衝撃は相当のものでしたが、染色体異常があったのに流産することなく産まれてきてくれた事は本当に奇跡で、5歳になった今、毎日元気に保育園に通えている事も決して当たり前の事ではないと思うのです。



いくつもの奇跡が重なり、多くの方の力を借りて誕生した尊い命。これからも、母親として娘と共に成長しながら、大切に育てていきたいと思います。

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この記事を書いた人

ハルナ

浜松出身、横浜在住の二児の母です。

旅行会社に勤めており現在は育児休暇中。
5歳の娘(ダウン症)と0歳の息子との暮らしを満喫しています。

子連れで...

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