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公開 2015年07月20日  

国際結婚カップルの子どもが自然と英語が話せるというのは嘘?国際結婚した私が思う子どもと英語の関係

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国際結婚カップルの間に生まれた子どもを見ると、まず「英語が話せて。いいな~」なんて思っていませんか?国際結婚をした私からみた、国際結婚カップルの子どもと英語の関係についてご紹介します。


国際結婚カップルの子どもが自然と英語が話せるというのは嘘!

国際結婚カップルの間に生まれた子どもを見ると、まず「英語が話せて。いいな~」なんて思っていませんか?はたして、国際結婚カップルの子どもは、本当にみんな英語が話せるのでしょうか?



国際結婚をした私が見る限り、子どもが自然に英語が話せるようになることはないです。子どもがバイリンガルになるには親の努力が必要なように思います。

海外で育った場合は?

まず、環境によって違います。国際結婚カップル、たとえばアメリカ人と日本人の子どもで、アメリカで育っていて、地元の学校へ通っている場合。いくら日本人の片親が日本語で育てていても英語が強くなり、日本語は、ほとんど話せなくなります。また、たとえ両親が日本人で子どもが100パーセント日本人であったとしても、地元学校へ子どもを通わせると、日本語が話せなくなるのは同じです。



これは、日本に住んでいて日本のインターナショナルスクールに通わせる場合も同じです。一日の大半を学校で過ごすようになると英語が強くなり、日本語が苦手になります。

日本で育った場合は?

日本に住んでいる場合、日本の学校へ通わせるとやはり日本語が強くなり、英語は話せなくなります。



特に父親が外国籍の場合で英語を自宅で使っても、父親と過ごす時間は比較的少ないため、英語が話せない子になるケースが多いようです。その反対で、母親が外国籍で英語を使う場合、子どもと接する時間が多い分、英語を話す子の割合が少しは多くなります。



しかし、そのほかに英語を習得させる環境をつくらない限り、簡単な会話はできるようになりますが、読んだり書いたりなどができず、バイリンガルには程遠くなってしまいます。

バイリンガルにさせるには、親の努力が必要不可欠

そうなると、国際結婚カップルの子どもで英語が話せる子は、どうやって英語が話せるようになるのでしょうか?国際結婚カップルの子どもでも、英語が話せるようになるためには、親が子どもにバイリンガルになってほしいという熱意と英語を勉強する努力が必要不可欠だと私は思います。



日本にいる子も、アメリカにいる子もバイリンガルになっている子は、両親または、どちらかの親が熱心に第二外国語を教えているか、習える環境を作っています。



アメリカにいる子は、日本語を習得するために土曜日や、放課後日本語の補習校へ通わせてもらっています。お子さんが小さいころは、日本人ママで集まってプレイグループを作っていたりして、なるべく日本語を話させたり、聞かせたりします。



これと同じで、日本に住む外国人のママたちも、積極的なママがリーダーになりプレイグループを作ったり、子どもたちを英語の学校(英会話教室ではなく、読み書きができるようになる学校)へ行かせたりします。また、テレビや映画も子どもが幼いころから、なるべく覚えて欲しい言語の音声で見せるように努力しています。

まとめ

国際結婚カップルであるために、日本人ママも、外国籍ママも同じようにプレッシャーを感じ子どもたちがどうしたらバイリンガルになれるか悩まれているママさんが多くいらっしゃいます。



このように、国際カップルの子どもでも、自然にバイリンガルになれる子はいません。逆に、自然にバイリンガルになる子がいないという事は、パパママの工夫次第で日本人のお子さんがバイリンガルまたは、英語が話せるようになれるという事でもあります!



さあ、今日から英語が話せるようになる環境を作ってあげましょう。

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