ビジネスで使われているのは、下記の手法。
①支える関係づくり
②ソクラテス式問答法を使った問題解決
これは、まずは①で相手の感情を汲み、オープンな関係を築くための声かけをします。
続いて、②のソクラテス式問答法を使い、自然と相手が「自ら考える」という方向に導いていきます。
例えば、仕事上で悩みを持った同僚Aさんがいた場合。
Aさん:「仕事でミスをしてしまって。。気を付けてはいたんだけど…」
自分 :「気を付けていたのにミスをしてしまうなんて、大変だったね」
(まずは相手の感情を汲んだ声かけをする)
Aさん:「そうなんだよね、だから、ちょっとへこんでいて…」
自分 :「気を付けていたってことだけど、今回のミスはどうしてだったの?」
(ここから、問題解決に向けた、具体的な質問をしていくと、相手が自ら考え、整理ができるようになります)
これも、上司・部下の面談や、同僚から相談を受けた時などによく使われるコミュニケーション術なんです。
ソクラテス式問答は、「問題点」に気づいてもらうための質問方法。
つまり、本人が気付いていない「パターン化された行動や考え」、そして
「癖になっている行動・考え」に気づいてもらうことが重要なのです。
そして、ここで大事なのは①→②の順番。
②から入ってしまうと、
「なんか傷つく…」「高圧的」など、相手の感情をクローズにしてしまいます。
例えば、こんなシーンで考えてみてください。
妻「今日は思うように家事ができなかった…」
夫「そうなんだ。思うようにできなくてしんどかったね」(オープンな関係を築く声かけ)
夫「え?なんでできなかったの?」(クローズさせる声かけ)
いかがでしょうか?
ちょっとした一言で、印象が違いますね。
育児も家事も…全部がうまくやれない日。激しい怒りが、ついに夫に爆発した。
「ママ友いらない派」を自称する、新米ママの米子(よねこ)。
はじめて育児はとても幸せ。だけ...