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公開 2015年07月29日  

自閉症の子じゃなくても応用可能!声をかける時には肯定形で、よい行動を伝えてみよう!

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ついつい言ってしまう、「ダメでしょ!」「走らないで!」などの否定形。子どもを守るために伝えなければいけないこともありますが、子どもはもちろんママもつらいですよね。でも、ちょっと言い方を工夫するだけで、子どもが気持ちよく行動に移すことができるのです。我が家の自閉症の息子への声かけで意識をしているポイントについてご紹介します。自閉症の子だけでなく応用可能ですよ!


自閉症の子は、否定形で話されるのが苦手?

我が家の4歳の長男は、自閉症スペクトラム、メディアなどでも最近よく目にする、「発達障害」です。この障害がある子ども達は否定形、つまり「ダメ!」とか、「◯◯しちゃいけないよ!」という言葉が苦手だそうです。



それには様々な理由があるのですが、例えばこんな理由があるそうです。

・自分自身を否定されたと思ってしまう

・強い語気に敏感に反応してしまう

・ダメなことは理解できでも、すべき行動を自分で考えることができない



時には否定形の言葉を聞いただけで、パニックを起こしてしまうこともあります。それでは、子どもに「こういうことはして欲しくない」という話をする時、どのようにすると良いのでしょうか。

良い行動を伝えよう!

私が試してよかったことは、「してはいけないこと」を伝えるのではなく、「すべきこと」を伝えるということです。



例えば子どもが駐車場を走っていた時には「走らないで!」というのではなく、「車が来ると危ないので、ゆっくり歩こうね」と伝えます。「うるさくしないで!」ならば「小さい声で話そうね」、「だらだらしない!」ではなく、「◯分までにやろう!」などなど。ダメな行動を叱るのではなく、良い行動を行うように伝えていくことが大切です。



こう言うと簡単のように聞こえますが、実際に子どもに伝える時に、脳内で変換するのは難しいですよね。

最初は「気を付けてみる」くらいで十分!

私も、「否定形を使わない」というのが良いと知ってから、なかなかすぐには脳内変換ができませんでした。でも慣れというのは凄いもので、毎日気をつけていると、いつの間にか自然に肯定形の方が出てくるようになります。



それだけ、注意する場面が日常で多いということかもしれません(笑)一日の中で、実践する機会が満載なのです!



「お店では歩くよ」という言葉、息子には効果てきめん。「走らない!」と言っていた時よりも、自分の口調も優しくなりますし、親子揃って良い気持ちでいられます。

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誰に対しても応用可能!

自閉症の子を例に出してきましたが、実際には発達障害のお子さんに限ったことではありません。どんなお子さんにも、また、大人にも言えることです。



否定形で指示されるより、すべきことを伝える。その方が、お互いに気持ちよく行動に移せると思いませんか?

旦那様にも、「休みの日だからって、ダラダラしない!」と言うより、「ちょっとお手伝い、お願いできるかな♡」と言った方が、効果があるかもしれません。



否定をせずに、すべきことやして欲しいことを伝えてみる。ぜひ一度お試しくださいね。

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