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公開 2022年09月06日  

スムーズに進まず、つらかった宿題タイム…。我が家にヒットした秘策とは?

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子どもが小学生になる、と親の役目として1つ増えるのが宿題の見守り。しかし仕事や家事で忙しい毎日、丁寧に見てあげることが難しいことも。そこで我が家ではある作戦を取り入れました!ストレスだった宿題の時間が楽しい時間に変わりました。


宿題の時間がストレスに…


娘は毎日、学校から帰ってくると宿題をやります。

機嫌のいい日や、お友だちと遊ぶ予定がある日は15分ほどでサッと済ませてくれますが、ご機嫌ナナメの日は一苦労。

おやつを食べて、ダラダラしはじめた娘に

「宿題はいつ頃する?」

と声をかけると

「わかってる!今しようと思ってたのに!」

と一気に不機嫌になるのです。


それからは「あと10分したらする!」と引き延ばし作戦に突入。

ようやくノートを広げたかと思うと、「上手に書けない!」と一度書いた漢字を全部消したり、「むずかしい!」と泣き出したり、はたまたおしゃべりをはじめたり……

ノート1ページ分の書き取りと計算問題のプリント1枚で、40分近くかかることもあるのです。

さらに娘には学習塾の宿題もあります。

こちらは娘の希望で始めた習い事なので、私としては「やりたくないときはやらなくていい」というスタンス。

でも、生真面目な性格の娘は「やりたくない!でも、やらないとダメ!」と、もがいて、葛藤することがたびたび。

そうこうしているうちに時間が過ぎていきます。

横について見守ってあげたいけれど、私も夕食の支度で忙しい時間帯。

「わからない!」と質問されても、料理の手をとめる余裕がなく、きちんと答えてあげることができません。

そうなると、さらに娘の機嫌は悪化。

娘の声を聞いているうちに、私もイライラし

「いいかげんにして!」

と、叱るのがお決まりになっていました。


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考えついた秘策


冷静になって考えると娘はまだ7歳。

半日近く学校で勉強して、帰宅してからもまた勉強なんてイヤで当然です。

それでも

「宿題はやらなければいけないこと」

と、遊びたい気持ちを抑え、机の前に座っているだけでも充分ではありませんか。

それなのに、少し不満を言われたくらいで叱ってしまうなんて。

自分の器の小ささを痛感し、しょっちゅう落ち込んでいました。


「険悪ムードの宿題タイムをなんとかしなくては」

という想いからある作戦を考えました。

題して「ママバー作戦」。

私が娘の近くに行けないのなら私の近くに来させよう!

という発想から、キッチンのカウンターで宿題をさせてみることにました。


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あっちがダメならこっち


その日も

「宿題がむずかしい!ママ教えて!」

と怒りだした娘。

「ママそっちに行けないから、キッチンのカウンターで宿題したら?」

声をかけてみました。

けれど、すでに不機嫌モードの娘。

「行きたくない!」

そこで、カウンターの高さに合う椅子をサッと用意して「ここはママバーですよ。いらっしゃいませ~」と、おままごとをするときのような口調で誘いました。

すると、たちまちニッコリ。

宿題一式を持ってカウンターの前のイスに座り

「ここを教えてください」

と、お客様口調で尋ねてきました。

乗ってきたぞ!と心のなかでガッツポーズ!

ハンバーグをこねながら、娘に計算の仕方を教えてあげました。

さらに調理が一段落したところで

「ドリンクはいかがですか?牛乳とお茶と野菜ジュースがありますよ」

とバーのママとしての設定も守ります。

「牛乳くださ~い」

いっそう上機嫌になった娘は、冷えた牛乳を時折口に運びながら、テキパキと宿題を終えました。


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娘のハートをキャッチしたママバー!


おままごと感覚でできるからか、ママバーを開店してからは

「今日もママバーで宿題する~」

と、宿題に積極的になった娘。

私との距離が近いうえ、無料ドリンクを注文したり、おつまみ代わりに夕飯のおかずの味見もできるため、楽しみながら宿題ができているようです。

私も、キッチンから離れずに勉強を見てあげられるので、お互いにとって好都合。

ストレスだった宿題タイムが、今では母と子の楽しい時間に変わりました。

いずれは飽きてくるかとは思いますが、しばらくはママバーを営業しながら娘の宿題をサポートしていきたいと思います!


※ この記事は2024年03月04日に再公開された記事です。

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