まいどおおきに!
子どもの粘土遊びの代わりにクッキー作りを取り入れていた系オカン、さとえみです。
クッキー生地をコネコネしてもらうだけで時間が稼げるだけでなく、「作品」は焼いてしまえばお腹の中に入って消えてる点も、とても良いと今でも思っています。
もう数年前の話になりますが、そんなクッキー作りの成功体験に気を良くして、バレンタインデーの時にパパにあげるチョコレート作りに挑戦したのが……運の尽きでした……。
チョコレートも、寿司と同じで結局は素材が命。
ベルギー在住の我が家は、上質のカカオで作られた板チョコをスーパーでひょいひょいと買うことができるため、戦う前から勝ったも同然と思っていました。
しかし、ビビリのオカンは、材料3つほどでできる超簡単なレシピも調べ上げ、前日までに道具もまとめてそろえることに成功し、あとは三姉妹に作ってもらうだけ!となっていたのです。
三姉妹にとって初めてのチョコレート作りではありましたが、「チョコレートを溶かしさえすれば作れるのだ。失敗のしようがない」と思っていました。
蛇足ながら、その時のことを詳しく説明すると……。
我が家の三姉妹は、その時まで包丁や火を使ったことがほとんどありませんでした。
「チョコレートを切る」という作業は大きさの調整が難しかったようで、また湯煎用に鍋でお湯を沸かす際には、ポコポコと湧き出る泡が怖くて取っ手を持つことができず……。
そう言えば、クッキー作りは慣れていたものの、焼いていたのはオーブンで、そのオーブンに入れて火加減を見ていたのはオカンだ〜!
クッキー作りとチョコレート作りは、似ているようで全然違うものだったみたいです。
そこで、オカンは考えました……。
そもそも、バレンタインデーのお菓子もクッキーで良かったのでは?
ココアを混ぜて茶色くなったクッキー生地を、ハートの型で抜いて焼くだけで良かったやん?
いや……チョコ作りに挑戦するのであれば、チョコを刻むのと溶かすのはオカンがやり、形作りやデコレーションのみを三姉妹にやってもらうべきやったか?
っていうか、全部三姉妹にやってもらうことを前提に「簡単すぎるレシピに」したのが敗因か……?
我が家の「チョコ作りデビュー」は、このような思い出となりました。
レシピ自体を簡単にすることも大切ですが、それよりも「親と子どもで、どう作業分担するか」「子どもの担当パートの難易度が高すぎないか」という視点が必要ですね。
この記事を読んでいらっしゃるみなさんが、もしお子さんと一緒に初めてのチョコ作りに挑戦する場合は、ぜひこの経験を参考にしていただければ幸いです。
ほなまたね!