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突然の飛び出しにヒヤッ。防ぐには事前の声かけが大切

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保育園や学童クラブ、発達支援事業所等を運営するグローバルキッズ。noteでは、元アナウンサーでNHK「すくすく子育て」のキャスターも務めた天野ひかりさんの連載を掲載しています。育児のヒントにしたい「自己肯定感を高める子どもへの声がけ」を、コノビーでもご紹介します。



元テレビ局のアナウンサーで、NHKの「すくすく子育て」の司会も務めた天野ひかりさんによる連載です。

今まで5万人以上から相談を受けてきた親子コミュニケーションのプロが、実際によく相談される悩みをどうやったら解決できるか、自己肯定感を育てる会話のコツをお話します。


■「危ないから止まって!」と言っても止まってくれません


先日、あるお母さんからこんなご相談を受けました。

・手をつないで歩いている最中、子どもが手を離して走り出してしまうことがある
・「危ないから止まって!」と言っても止まってくれない
・子どもに迷子ひも(子どもの腰に迷子防止で装着するもの)をつけると、他の人から子どもはペットじゃないと指摘を受けそうで気が引ける
・何かよい子どもへの声がけ方法があったら教えてください!

という内容でした。

他のことならゆったり構えられても、交通事故は一瞬のこと。

命を守るために、どうコミュニケーションしたらいいのか、まずはNGマンガを見てみましょう。


突然の飛び出しにヒヤッ。防ぐには事前の声かけが大切の画像1

■子どもは自分が見たいものだけを見ている


いかがですか?

ヒヤッとするこんな体験をされた方も多いでしょう。

まず、子どもには車は見えていないと思ってください。

子どもは自分が見たいものだけを見ています。

リスクを減らすには、日頃から一緒に歩きながら交通ルールを身につけることが大切。

そのくり返しで、子ども自身が、自分の命を守る行動をできるようになっていきます。

「だめ!」「危ない!」といった高圧的な言葉がけをくり返しても、なかなか状況は変わらないでしょう。

守るべき交通ルールはいろいろありますが、今回は、急に道路に飛び出さないために、しっかり手をつなぐことの意味を伝える方法を考えます。

迷子ひもは最終的な保険にはなりますが、やはり丁寧にお話しして理解させることが大切ですね。

それではOKマンガを見てみましょう。


突然の飛び出しにヒヤッ。防ぐには事前の声かけが大切の画像2

■子どもの飛び出しを防ぐ5つのポイント


OKマンガのポイントを解説してきますね。


<飛び出しを防ぐポイント1>前もって理由を伝える

1コマ目でお母さんが、しゃがんで目を見ながら話しています。

こんなふうに、なぜ、手を離して、急に道路に飛び出してはいけないのかを、前もってしっかりと目を見てお話ししましょう。

そして2コマ目のように、事故に遭ったら痛いし、お母さんたちは悲しむということを伝えます。

まだルールがわからない年齢でも、表情豊かに同じように伝えてみてください。


<飛び出しを防ぐポイント2>その場でも伝える

1コマ目のように、社会には

・お花や虫を触りながら、自由に歩ける道(広場や遊歩道)
・手をつなぎながら、車に気をつけて歩く道

があることをその場その場で伝えます。

体験しながらでないと子どもは理解できないので、その場で伝えることが大切です。

そして、道路を渡る時には、右・左・もう一度、右を見て「車は来てないね、じゃあ渡ろう!」と声に出して、一緒に渡りましょう。

子どもに「車が来てないか教えて?」と聞いて教えてもらうのもいいですね。


<飛び出しを防ぐポイント3>くり返し教える

子どもは、自分の興味に気を取られて行動してしまうもの。その都度

「ここは車がいっぱいだから、手を離さないでね」
「ここは、安全だから、手を離しても大丈夫だね」

と声をかけます。

ヒヤッとする度に、怒って何度も言うのではなく、なんでもない安全な時にも、伝えるようにしましょう。


<飛び出しを防ぐポイント4> 親にできることでリスクを回避する

常に大人が道路側を歩き、子どもが飛び出しそうになった時、止められるようにします。

また、遠くから子どもに声をかけると、子どもは嬉しくて、車に気づかずに走り出してしまいます。

近くに来て安全な場所になってから、声をかけるようにしましょう。

また、お父さん、お母さん、お子さんの3人で歩いている場合、狭い道路で車をよけるために、お父さんだけが道の反対側に移動するのは要注意です。

お父さんを追いかけて、道の真ん中に飛び出る危険性があるからです。


<飛び出しを防ぐポイント5>子どもの判断力を養っていく

最終的には子ども自身が

「ここは車に気をつける場所なんだ」
「あそこまで車が近づいてきたら危ないんだ」
「ここは、走り回っていい場所!」

など自分で判断して行動できるように、教えていくことが大事です。

その上で、横断歩道の渡り方や信号の見方、踏切で気をつけることなど少しずつ、交通ルールを学んでいけるといいですね。

「だめ! あぶない!」など 威圧的なこどばがけではなく、子どもの発達を理解し、行動を予測しながら適切なコミュニケーションをとりましょう。


■今日のコミュポイント■
「ヒヤッとする前に、一緒に学んで、判断力を育てよう!」


(マンガ:とげとげ。)


■プロフィール■
天野ひかり http://amanohikari.com
上智大卒。テレビ局アナウンサーを経てフリーに。NHK「すくすく子育て」キャスターの経験を生かし、親子コミュニケーションアドバイザーとして 講演や企業セミナー講師を務める。子どもの自己肯定感を育てるため自身で立ち上げた「NPO法人親子コミュニケーションラボ」代表理事、一般社団 法人グローバルキッズアカデミー主席研究員(https://www.gkids.co.jp/)。主な著書に『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』(サンクチュアリ出版)や『賢い子を育てる 夫婦の会話』(あさ出版)などがある。


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この記事を書いた人
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コノビー編集部

Conobie編集部連載では、「個性がのびる、子どもがのびる」をテーマに、スタッフが厳選したコラム・まとめ情報などをお伝えいたします。それぞれの家族が、「我が家...

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