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何を習うか、より誰に習うかが大切。子どもの習いごと選びのコツ

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保育園や学童クラブ、発達支援事業所等を運営するグローバルキッズ。noteでは、元アナウンサーでNHK「すくすく子育て」のキャスターも務めた天野ひかりさんの連載を掲載しています。育児のヒントにしたい「自己肯定感を高める子どもへの声がけ」を、コノビーでもご紹介します。



元テレビ局のアナウンサーで、NHKの「すくすく子育て」の司会も務めた天野ひかりさんによる連載です。

今まで5万人以上から相談を受けてきた親子コミュニケーションのプロが、実際によく相談される悩みをどうやったら解決できるか、自己肯定感を育てる会話のコツをお話します。



新年度に向けて、習い事選びに悩む方も増えていると思います。

将来のことを考えて、子どもにいろいろ習わせてあげたい!

でも何を習わせればいいの?

悩みますよね。

それに、「子どもがやりたいって言うから習わせたのに、全然練習しません!

毎日怒ってやらせるのがストレスです。。。」というご相談も多いのですが、最初から自分からすすんで練習するお子さんは、ほんの一握り。

今日は習い事の選び方について、お話したいと思います。

下のNGマンガのように習い事を決めていたら、危険信号かもしれません。


何を習うか、より誰に習うかが大切。子どもの習いごと選びのコツの画像1


いかがでしょうか?
 
このNGマンガのように、「子どもの意志を尊重している」と思い込んでいる方がとても多いです。

「やりたい!」という言葉の真意を、もう一度思い返してみてください。

私は職業柄、世界で活躍するアスリートや芸術家にインタビューする機会が多いのですが、「やりなさいと親から言われたことは無い」と言う方がほとんど。

裏を返せば、才能を見出すために習わせなきゃと親が焦る必要はなさそうですよ。

それでは習い事を決めるための3つのステップをご紹介しましょう。


■ステップ1 「スキルを身につけるため」という考えをやめる


ピアノが上手に弾けるようになる。

そろばんで掛け算ができるようになる。

クロールを泳げるようになる。

こういったスキル向上のために習い事を始めるのは、いったんストップしましょう。


■ステップ2 「努力の方法を習うため」と考える


「努力の方法を習うために習い事を始める」と考えてみてください。

たとえばピアノなら、弾けるようにがんばる努力の仕方を学ぶ機会だと考えましょう。

褒める(or 挑発する)と、努力できるのか。
ママと一緒(or 1人)なら、努力できるのか。
発表の場がある(or ない)と、努力できるのか。
ライバルがいる(or いない)と、努力できるのか。
夜(or 朝)練習する方が、努力できるのか。

などなど、その子にあった方法を編み出す機会と捉えると前向きになりますし、上達しないことで怒ったりイライラしなくて済み、少し気が楽になりませんか? 

それに、怒ってやらせるより、幼いときに努力する方法を身につけてしまう方が、これからの人生で何事にも自発的に力を発揮できるようになるはずです。


■ステップ3 「誰に習うか」を考える


「何を習うか」に議論が集中しがちですが、それよりも「誰に習うか」のほうが重要です。

なぜなら「努力したい!」と子どもが思える魅力的な講師や仲間に恵まれるかによって、習得できるかどうかが変わるからです。


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■「見学は一緒に」が鉄則


OKマンガのように子どもと一緒に見学や体験に参加して、いくつかの選択肢の中から、子ども自身が選ぶことが大切です。

子どもが選びやすいように、親は情報を整理してあげるといいですね。

しかし子どもは親が何を習わせたがっているのかを忖度します。

ですから親の気持ちや価値観はひとまず横に置いて、情報だけを伝えることが大切です。

自宅と教室の道を、実際に一緒に歩いてみるのもいいですね。


■先生選びがいちばん重要


親が勝手に教室を決めるのはNGです。

そしてなにより、子どもが習いたいと思える先生を選ぶことが重要です。

なぜなら相性があるから。

先生には厳しい指導を求めたいと親が思っても、子どもがやる気を削がれてしまっては意味がありません。

子どもがやる気になる(努力できる)ポイントを見極めて先生にお任せできるといいですね。


■失敗しない先生選びのポイント


ピアノの楽しさがわかっていても、自由度が低いと楽しめないお子さんもいます。

そんな場合、課題曲を先生がシステマチックに決めるのではなく、子どもが弾きたい曲を決められる、柔軟性のある先生の教室を選ぶといいですね。

決められた課題曲では練習しないお子さんも、好きな曲なら努力を惜しまずに頑張れるはずです。

この過程で、努力する方法を身につければ、そのあと課題曲も練習して弾けるようになっていくはず。

逆もまた然りで、先生に決めてもらったほうが、安心して取り組める子どももいます。

親が事前に相談して、一緒に進められる先生かどうかを判断してください。

OKマンガに登場するA先生は、優しそうで一見良さそうですが、子どもとのコミュニケーションよりも親を優先してしまう場合はNGです。

目の前いる子どもよりも親のほうを意識していたり、親に向かって話をしたりする先生は、後々うまくいかないことが多いので、避けましょう。


■子どもが決めても続かないことはある


もちろんお子さんが決めた習い事でも、うまくいかない場合もあります。

でも、努力する方法を模索するためだと思えれば、気が楽になりませんか。

それに、やらせてできるようにするよりも、どんな時に子どもがやる気になるのか、どんな言葉で乗り越えられるのかが見えてくると
親子でいっしょに努力できるようになると思います。

それこそが身に付けたい力なのではないでしょうか。


■今日のコミュポイント■
「何を習わせるか(スキル)よりも、誰に習うか(努力する方法)、を子どもが決めよう」


(マンガ:とげとげ。)


■プロフィール■
天野ひかり http://amanohikari.com
上智大卒。テレビ局アナウンサーを経てフリーに。NHK「すくすく子育て」キャスターの経験を生かし、親子コミュニケーションアドバイザーとして 講演や企業セミナー講師を務める。子どもの自己肯定感を育てるため自身で立ち上げた「NPO法人親子コミュニケーションラボ」代表理事、一般社団 法人グローバルキッズアカデミー主席研究員(https://www.gkids.co.jp/)。主な著書に『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』(サンクチュアリ出版)や『賢い子を育てる 夫婦の会話』(あさ出版)などがある。


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この記事を書いた人
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コノビー編集部

Conobie編集部連載では、「個性がのびる、子どもがのびる」をテーマに、スタッフが厳選したコラム・まとめ情報などをお伝えいたします。それぞれの家族が、「我が家...

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