1. 総合トップ
  2. >
  3. 子育て
  4. >
  5. 「自分で着る!」スムーズに支度を済ませたい時は、さりげなくサポートする

「自分で着る!」スムーズに支度を済ませたい時は、さりげなくサポートする

「自分で着る!」スムーズに支度を済ませたい時は、さりげなくサポートするのタイトル画像

保育園や学童クラブ、発達支援事業所等を運営するグローバルキッズ。noteでは、元アナウンサーでNHK「すくすく子育て」のキャスターも務めた天野ひかりさんの連載を掲載しています。育児のヒントにしたい「自己肯定感を高める子どもへの声がけ」を、コノビーでもご紹介します。



元テレビ局のアナウンサーで、NHKの「すくすく子育て」の司会も務めた天野ひかりさんによる連載です。

今まで5万人以上から相談を受けてきた親子コミュニケーションのプロが、実際によく相談される悩みをどうやったら解決できるか、自己肯定感を育てる会話のコツをお話します。

どうしたら朝の着替えがスムーズになる?


朝の忙しい時間に、なかなか支度をしてくれないとイライラしてしまいますね。

とくに子どもの着替えは、時間がかかります。

まだうまく着替えられないのに、「自分で着る!」と言い張る日もあれば、「やってえ〜」と甘える日もあって、親としては、どうすれば子どもが自分で着替えができるようになるのか、悩むと思います。


「自分で着る!」スムーズに支度を済ませたい時は、さりげなくサポートするの画像1


このNGマンガのように子どもが「自分で着る!」と言ったことをどこまで信じて任せればいいのかと、悩むお母さんお父さんが多いですね。

自分で着替えができるようになってほしいので、甘えてきた時に手伝ったほうがいいのか?それともやらせるべきか?悩みますね。

親は、「着替えを100%手伝う」か「自分で100%やらせるか」の二者択一になりがちです。

大切なのは、着替えができるかどうかよりも、「自分で着替えができた!」と本人が思うことです。

ですからポイントは、子どもの邪魔をしないようにサポートすることなのです。


「自分で着る!」スムーズに支度を済ませたい時は、さりげなくサポートするの画像2

自分でできた!と勘違いさせてあげて


OKマンガを見て、「結局、親が手伝ってるじゃん」と思うかもしれません。

でもNGとOKには大きな違いがあるのです。

それは、子どもが「自分でできた」と思えているかどうか。

子ども自身が、自分はできたと思うことで、自己肯定感が育ち、これから1人でもっとできるようになっていきます。

「ちょっと遠回りでは?」と思ったあなた。

子どもが着替えに失敗して親が直すよりも、かなり時短になりますよ。

なによりすごいのは、イライラせずに家族みんなが自分はすごい!と思って1日をスタートできること。

怒らずに済むので、精神的にもラクになります。


もう1人で着替えられるのに、甘えられたらどうしたらいい?


年齢的にも成長して、もう1人で着替えられるはずなのに、「手伝って」と甘えられたらどうすべき?というご相談も多いですね。

私の答えは「どうぞ手伝ってあげてください」です。

きっとお子さんの中で何か理由があって、甘えたい時なのだと思います。

その甘えに親が応えてくれたと思うことで元気を取り戻し、自分でできるようになりますよ。


子どもがセンス悪い組み合わせを着たがった! どうする?


自分で服を選ぶおしゃまさんになって、親としてはあり得ない上下の組み合わせを「着たい!」と主張した時、困ります……という相談も受けます(笑)

お子さんのその主張、認めてあげていいと思います。

でも「すごいオシャレな組み合わせね」と思ってもいないことを言って、ほめる必要はないと思います。

「へえ、自分で選ぶなんてすごいね」ぐらいでいいと思いますよ。

家にある服なので、そんなとんでもないものもないと思いますし、天才は一般人とは違う発想から生まれるものだから……と楽しめるぐらいがちょうどいいですね。


雨が降ってないのにレインコートを着たがります……


寒い時期に薄着にしたがったり、暑い時期にコートを着たがったりした時も同様です。

「その格好では寒いよ」と親が正論を言っても進展はありません。

子どもが自分で納得する過程が大事なので、「おお、それで出かけてみようか」と出かけてみてください。

玄関の外に行くだけで満足する場合がほとんどです。

写真でも撮っておけば、笑い話にもなりますよ。

こんなふうに自分で納得したほうが、無理にやめさせて泣かせてしまうより、結果早いし、自己肯定感も育ちます。

なかなか着替えが進まない時は、お子さんが着たくなるような工夫をしてみるのもオススメです。

ママ好みの服ばかりでなく、子どもの好きなキャラクターや絵柄を一緒に選んだり、はめやすい大きめのボタンのついた服にしたり、左右合わせるとクマの顔になるような靴下にしてみるなど、着替えが楽しい時間になるといいですね。

それでもなかなか着替えが進まない場合は、お母さんお父さんの着替えを相談してみると効果があります。

親「ママのこのシャツには、どっちのスカートがいいと思う?」
子「こっち!」
親「ありがとう! あなたも一緒にお着替えしよう!」
子「うん!」

子どもは、親と一緒に同じことをするのが大好きですが、親の役に立つことはもっと好きなのです。

嬉しくなってやる気が出ます。さっさと着替えをするようになるでしょう。


■今日のコミュポイント■
「手伝うか手伝わない(全か無)かよりも、さりげなくサポート(一緒に)しよう」


(マンガ:とげとげ。)


■プロフィール■
天野ひかり http://amanohikari.com
上智大卒。テレビ局アナウンサーを経てフリーに。NHK「すくすく子育て」キャスターの経験を生かし、親子コミュニケーションアドバイザーとして 講演や企業セミナー講師を務める。子どもの自己肯定感を育てるため自身で立ち上げた「NPO法人親子コミュニケーションラボ」代表理事、一般社団 法人グローバルキッズアカデミー主席研究員(https://www.gkids.co.jp/)。主な著書に『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』(サンクチュアリ出版)などがある。


当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

この記事を書いた人
コノビー編集部の画像
コノビー編集部

Conobie編集部連載では、「個性がのびる、子どもがのびる」をテーマに、スタッフが厳選したコラム・まとめ情報などをお伝えいたします。それぞれの家族が、「我が家...

  1. 総合トップ
  2. >
  3. 子育て
  4. >
  5. 「自分で着る!」スムーズに支度を済ませたい時は、さりげなくサポートする