1. 総合トップ
  2. >
  3. 子育て
  4. >
  5. せっかくドリル学習を始めたけど…。続かないなら、やめてもいい理由

せっかくドリル学習を始めたけど…。続かないなら、やめてもいい理由

せっかくドリル学習を始めたけど…。続かないなら、やめてもいい理由のタイトル画像

保育園や学童クラブ、発達支援事業所等を運営するグローバルキッズ。noteでは、元アナウンサーでNHK「すくすく子育て」のキャスターも務めた天野ひかりさんの連載を掲載しています。育児のヒントにしたい「自己肯定感を高める子どもへの声がけ」を、コノビーでもご紹介します。



元テレビ局のアナウンサーで、NHKの「すくすく子育て」の司会も務めた天野ひかりさんによる連載です。

今まで5万人以上から相談を受けてきた親子コミュニケーションのプロが、実際によく相談されるコミュニケーションの悩みを、どうやったら解決できるか、自己肯定感を育てる会話のコツをお話します。



今日は子どものドリル学習がテーマです。

幼児用の知育ドリルや、通信教育のドリルをやらせているご家庭も多いようです。

子どもに「みんなやってるから、やる?」と聞いたら「やりたい!」と言うから始めたのに、結局全然やりません。やめさせた方がいいのでしょうか?と悩むお母さんお父さん。

こんな時はどうしたらいいのか考えてみましょう。


せっかくドリル学習を始めたけど…。続かないなら、やめてもいい理由の画像1

■ドリルが続かないなら、やめていい


そもそも「我が家はドリルやらせてないけど、始めたほうがいいの?」と悩む方もいるかもしれませんが、やらせる必要はないと思います。

やらせても、やらせなくても、実はあまり関係ありません。

つまり、やらせるドリルには意味がないのです。

「子どもがやりたいって言ったのに?」と思われるかもしれませんが、子どもがドリルの中身を理解して「やりたい」と言って、初めて意味が生まれます。

ですから無理に始める必要はありませんし、続かないならやめていいと思いますよ。

そもそも子どもは生まれたときから、知的好奇心にあふれています。

知らないことを知りたい!
次はどうなるのか見てみたい!
自分ができるのか挑戦したい!

そんなふうに思える力を、どれだけ伸ばしてあげられるか。

それがその後の人生に影響します。


■親が絶対にやってはいけないこと


絶対にやってはいけないのは、親がドリルを選び、やる時間を決め、分量を決めてやらせること。

これは子どもの知的好奇心を削ぐことにつながります。

そんなことにならないために、まずは、お子さんが何に興味を持っているのか、日頃からよく観察しましょう。

・図形が好き
・鉛筆で書くことが好き
・カラフルな色が好き
・質感にこだわりがある
・タブレットが好き
・音に敏感
・キャラクターが好き

などなど。

その上で、本屋さんやネット、図書館でいろいろ見ながら、子どもが興味を持ったものを選んでみてください。


せっかくドリル学習を始めたけど…。続かないなら、やめてもいい理由の画像2


このOKマンガのように一緒に話して、興味を引き出しながら決められるといいですね。

紙のドリルには興味がなくても、タブレットならやりたがる子もいます。

子どもが何に興味を持っているのかがわかるのは、親だけです。

子どもに寄り添ってあげてくださいね。


■親が買い与えたいものに誘導していませんか?


時々、子どもが興味を持ったものではなく、親が買わせたいものに誘導している場面をよく見かけます。

それは子どもが選んだとは言えません。

「自分で決めて自分でやる」という自主性を奪うことになるので、やめましょう。

時には、具体的なものを用意すると学びが深まります。

足し算や割り算などは、机上で計算するだけではなく、クッキーやピザを家族で分けたり、ジュースをメモリのついたグラスに分けたりしながら、興味を育んでみましょう。

とても盛り上がりますし、幼いうちに体験したことが、後の学びの深さに影響します。


■子どもよりも親がドリルを楽しんでみる


ただ、子どもが選んだからといって、続くわけでもないのが悲しいところ(笑)

せっかく買ったんだから、やりきって欲しい!と思う親心もわかります。

そんな時は、親がドリルを解いてみるのをおすすめします。

(子どものドリル問題を解きながら)
親「お! この問題はよくできてるね。ママには難しいな〜」
子「え! なになに? 難しい?」
親「ママはこんな解き方をしてみたけど、どうかな?」
子「いいんじゃない? あってるよ」
親「正解? よかった」
子「でも、これ、こうやったらいいんだよ」
親「なるほど、ママにも教えて!」
子「いいよ、じゃあ、次の問題をやるよ」

親が楽しそうに問題に取り組む姿を見せると、子どもは自分もやりたくなります。

ドリル(に限らずですが)は、やらされるものではなく、楽しく自分の力を試すものとして、小さいうちから興味を持たせられるといいですね。


■今日のコミュポイント■
「やらせてできるようにする(習慣)より、一緒にやって(興味)を持たせよう」


(マンガ:とげとげ。)


■プロフィール■
天野ひかり http://amanohikari.com
上智大卒。テレビ局アナウンサーを経てフリーに。NHK「すくすく子育て」キャスターの経験を生かし、親子コミュニケーションアドバイザーとして 講演や企業セミナー講師を務める。子どもの自己肯定感を育てるため自身で立ち上げた「NPO法人親子コミュニケーションラボ」代表理事、一般社団 法人グローバルキッズアカデミー主席研究員(https://www.gkids.co.jp/)。主な著書に『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』(サンクチュアリ出版)などがある。


当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

この記事を書いた人
コノビー編集部の画像
コノビー編集部

Conobie編集部連載では、「個性がのびる、子どもがのびる」をテーマに、スタッフが厳選したコラム・まとめ情報などをお伝えいたします。それぞれの家族が、「我が家...

  1. 総合トップ
  2. >
  3. 子育て
  4. >
  5. せっかくドリル学習を始めたけど…。続かないなら、やめてもいい理由