1. 総合トップ
  2. >
  3. 子育て
  4. >
  5. 「買って買って!」は子どものプレゼン力を伸ばす絶好のチャンスだった

「買って買って!」は子どものプレゼン力を伸ばす絶好のチャンスだった

「買って買って!」は子どものプレゼン力を伸ばす絶好のチャンスだったのタイトル画像

保育園や学童クラブ、発達支援事業所等を運営するグローバルキッズ。noteでは、元アナウンサーでNHK「すくすく子育て」のキャスターも務めた天野ひかりさんの連載を掲載しています。育児のヒントにしたい「自己肯定感を高める子どもへの声がけ」を、コノビーでもご紹介します。



元テレビ局のアナウンサーで、NHKの「すくすく子育て」の司会も務めた天野ひかりさんによる連載です。

今まで5万人以上から相談を受けてきた親子コミュニケーションのプロが、実際によく相談されるコミュニケーションの悩みを、どうやったら解決できるか、自己肯定感を育てる会話のコツをお話します。


我が子の「買って買って!」が止まりません!


今回のお悩みは

「スーパーやおもちゃ売り場で、子どもが『買って買って!』と駄々をこねます。いくら言い聞かせても、事前に買わないと約束をしても、効果がありません! どうしたらいいのでしょうか……」

です。

ほとほと困っているご様子ですね。

買い物は毎日のルーティーン。

そこで毎回駄々をこねられると、気持ちもなえてしまいますよね。

子どもの「買って買って!」の声に気持ちを持っていかれる前に、まずは子どもがそれを欲しがる理由を考えてみましょう。


「買って買って!」は子どものプレゼン力を伸ばす絶好のチャンスだったの画像1

子どもは親の買い物に付き合わされている


約束は、双方にメリットがあって初めて成立するものです。

このマンガの場合、親が一方的にルールを押し付けているのがわかりますか?

これではあまり意味がありません。

親としては、家族みんなのための買い物なのですが、子どもにとっては、あれこれ禁止されるつまらない時間なのかもしれません。


「買って買って!」の本当の意味


じつは、本当に「買ってほしい」わけではなく、親を振り向かせるための言葉が「買って!」になっている可能性があります。

ですから「買って買って!」が始まってからの対応よりも、その前の段階が大切なのです。


「買って買って!」は子どものプレゼン力を伸ばす絶好のチャンスだったの画像2

子どもの関心を無視しない


親の買い物に付き合わされるつまらない時間ではなく、OKマンガのように子どもが「自分も役に立っている!」と思える時間にできるといいですね。

自分が関心を持ったものに、親も肯定的に反応してくれる。

これを繰り返すと子どもも満足し、親を困らせるような「買って買って」を言わなくなります。

それに、絵本や図鑑で見るだけではなく、スーパーは実際に果物や野菜、魚などの食材をまるごと見られるチャンス。

商品なのでさわれませんが、買うと決めたものは、ぜひお子さんに一度持たせてみて、手触りや重さなど、実感できるといいですね。

「ジャガイモはごつごつしてるね」
「ミカンはいい匂いだね」

なんて、言葉も添えられるといいです。

子どもが言った言葉に対して、すべて否定的な言葉で返すより、一旦、受け止めてみてください。

言葉のひとつひとつを受け止めるようにコミュニケーションして、子どもの学びを深める時間に変えてしまいましょう。


「買って買って!」は学びの時間に変えられる


それでも、「買って買って!」が止まらない場合は、プレゼン力(その良さを説明すること)を育む時間に変えてしまうのがおすすめです。

「このチョコが欲しいんだね。こっちのチョコと何が違うの? どっちが好き?」
「このチョコは、いつものアイスが2個買える値段だけど、どっちがいいかな」
「これは、丸い形のチョコだけど、こっちは、恐竜の形だね! どっちがいい?」
「このチョコを買うのと、家でチョコクッキー作るのと、どっちがいい?」

こんなふうに、親を説得するような理由を引き出す対話を重ねましょう。

その積み重ねで、子ども自身が

・自分の好み
・選ぶ時の基準
・買うことのメリット

などを考えられるようになっていきます。

値段の高い/安いは、まだ子どもには理解できません。

よく知っているものと比較して話すと、子どもなりに判断できる材料になります。

「ほしいものを手に入れる」ために、自分にできることは何か? 

その根拠をどうやって示すか?
 
そういった考える力を育てるのは、机の上での勉強だけではありません。

日常の生活の中に、たくさん転がっているのです。


■今日のコミュポイント■
「言い聞かせる(約束)より、子どもの(プレゼン力)を育てよう」


(マンガ:とげとげ。)


■プロフィール■
天野ひかり http://amanohikari.com
上智大卒。テレビ局アナウンサーを経てフリーに。NHK「すくすく子育て」キャスターの経験を生かし、親子コミュニケーションアドバイザーとして 講演や企業セミナー講師を務める。子どもの自己肯定感を育てるため自身で立ち上げた「NPO法人親子コミュニケーションラボ」代表理事、一般社団 法人グローバルキッズアカデミー主席研究員(https://www.gkids.co.jp/)。主な著書に『子どもが聴いてくれて話してくれる会話のコツ』(サンクチュアリ出版)などがある。


当社は、この記事の情報、及びこの情報を用いて行う利用者の行動や判断につきまして、正確性、完全性、有益性、適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行うすべての行動やその他に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただきますようお願いいたします。また、表示価格は、時期やサイトによって異なる場合があります。商品詳細は必ずリンク先のサイトにてご確認ください。

この記事を書いた人
コノビー編集部の画像
コノビー編集部

Conobie編集部連載では、「個性がのびる、子どもがのびる」をテーマに、スタッフが厳選したコラム・まとめ情報などをお伝えいたします。それぞれの家族が、「我が家...

  1. 総合トップ
  2. >
  3. 子育て
  4. >
  5. 「買って買って!」は子どものプレゼン力を伸ばす絶好のチャンスだった