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寝かしつけっていつまでやる?小3の長女を寝かしつけているお話。

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子ども部屋をいい加減用意しないと、と思っているうちに時空がゆがんでしまって。

依然長女は小1。


最近気づいたことがある。

私は夜寝るということにおいてのみ、長女を小1だと思っているらしい。

これは、小1だと思おうとしている、とか、小1と同じくらいだと思っているということではなくて、ほんとうに「夜寝る」というワードにおいて、すっかり長女を「小1だしなぁ」と思い込んでいる、ということ。


先日、友達とメッセージのやり取りをしていて、「寝かしつけたらまた連絡するね」と、いったん中座した。

その友人は結婚しているけれど子どもがおらず、「そっかー、寝かしつけって結構長いことするもんなんだね」というような内容の返信が来た。

そうなんだよねぇ、寝かしつけって、子どもがいない人からするとすごく長いような気がするよねぇ、とはいってもまだ上の子も小1だし、仕方ないよね、と心の中で呟きながら子達を寝かしつけた。



子らが眠った後、友人とメッセージをまたやり取りしていて、小学生のときってどうやって寝てたっけ、とかなんとか話をしながらふと、「待てよ。長女って小1ではない。」と気がついたのだった。

長女ははっきりと小3。小学校3年生だ。

もう漫画も読むし、リコーダーも吹いている。

習っているピアノもそこそこ難しい曲を弾けるし、自転車にも乗れる。

私が困っていれば、大丈夫?と機転を利かせてくれることも珍しくない。

すっかり小学校3年生だ。幼児が一片も残っていない、小学校3年生。

そのことに気がついてからも、そろそろひとり寝をさせたほうがいいかな、と思うと同時に「いや、まだ小1だしな」と思ったり、「私が小1のときは確か夜寝るときは……」と記憶を辿ったりしている。

普段はそんなことちっともないのに、どういうことか、「夜寝る」ということにおいてだけ、私は長女を小1、だと思ってしまうらしい。



なぜなんだろう、とひと月ほど考えていて、はたと「これかもしれない」と思う出来事があった。

遠方に暮らす古い友達から、1年ぶりに連絡があって、メッセージのやり取りで少しの近況報告をしていた。

猫と暮らしているとか、みんな元気だとか、下の子がどうだとか。

そんな些細なやりとりの延長に彼女から、「子ども部屋を整えて、長女はひとりで寝てるんだけど、布団を着ているか気になって見に行っちゃうの。最近こっちは朝が冷えるもんだから」と返信があった。

こちらの気候がいまだ夏日なことについてのお返事だったのだけど、私の率直な感想は「小1なのに!ひとりで寝てる!」だった。

友人の長女と、我が家の長女は同学年だ。

よくよく冷静に考えたら、もちろん友人のお子さんも我が家の長女も小3で、それは分かり切った事実なのだけど。



話はそこから、彼女宅の寝室事情へ変わる。

放置していた子ども部屋が物置になってしまっていたこと、ふた部屋に仕切るつもりにしていた広い子ども部屋に、いよいよ壁を入れる工事をしたこと、ベッドと机を新たに購入して、出費が痛かったこと、なんかを話してくれた。

人様のお宅の事情でありながら、なんだか気が遠くなるような思いがした。

だってそれらは近い未来、すべて我が家にも降りかかるのだ。

想像したくないほど、気が遠くなる。


我が家も家を新築するときに、大きな子ども部屋をしつらえたのだった。

当時私たち夫婦には子どもがふたりいて、もし授かれば3人目も、と考えていた。

そんなこともあり、部屋数を決めずに、大きな部屋をひとつ作ったのだった。

いつか子ども部屋が必要になったら、壁を入れましょうね、という算段で。


そのいつかは、遠い未来だと思っていた。

思っていたから、子たちの大きな制作物や、置き場所に困るおもちゃ、私の所有する本が入った段ボール箱数箱、夫の趣味の品あれこれ、が、知らない間にその子ども部屋に大集結してしまって、気がつけば子ども部屋の三分の一は魔窟、という有様。

なんてこと。

こういうのは、じんわりじんわり侵食するから厄介なのだ。

最初は、部屋の一角だけだったなにやら分からないあれそれが、気がついたらどかんと大きな顔をして、部屋を占領している。

それでも、この部屋が必要になるのは、いつかの遠い未来だと思えば気が重くなることなんてちっともなく、楽しく暮らせていたのに。

そのいつかは、思っていたよりも早くやってきた。

子育てって目まぐるしすぎて、その日を終えることに必死なのだ。

だから振り返ったらあら不思議、足踏みしていると思ったのに、ひゅんと時間が過ぎていたと思い知る。

そうでした、月日は百代の過客なのでした。


「この部屋をなんとかしなくては」。

それは、長女が小学校へ入ったあたりから私たち夫婦の共通命題だった。



その日がいつか来る、いつかいつか、それまでに、と呪文のように唱えながら暮らしていた。

日々は過ぎ、長女も小1なんだしそろそろ、と思いながら足踏みをしていたら、長女は小3になり、子ども部屋は牛歩の歩みでしか物が減らず依然、魔窟の様相。

つまりほとんど変化がない。

この部屋は本来、長女が小1になったら、大激変を遂げ、彼女はいよいよひとりで寝るようになり、お友達を自分のお部屋に呼んだりする、そんな寸法だったのに。

なのに、魔窟は魔窟のままで、月日は百代の過客で、その軋轢が気がつけば、「夜寝る」というトピックにおいて、長女を小1にとどめてしまったらしい。


今や、真ん中長男もが小1になっているというのに。小1が我が家にふたりもいる。

このままでは、そのうち末っ子が小1になって、「夜寝る」というフィルターを通したときに、小1が3人という謎の構図が生まれることになる。



さて、これを書きながら、緩やかに決意が固まりそうな気配を感じている。

牛歩の歩みを、せめて象歩くらいにはしたいところ。

先延ばしにしたって、私が急激に元気になるわけでもないし、夫のお昼寝がなくなるわけでもない。


ただ、もし長女が「まだ一緒に寝たいからいや!」って言い出したら、「いつか」のカードがまた飛び出すかもしれないのだけど。


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この記事を書いた人
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ハネ サエ.

成分のほとんどは3児のおかあさん。
おかあさん以外のときは取材をしたりエッセイを書いたりしています。

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