以前は「ヒッ、ヒッ、フーー」といったラマーズ法と呼ばれる呼吸法での分娩が奨励されていたようですが、最近はこれといった指導は無く、ご自分の楽な呼吸法でいきみ逃しをするように言われているところが多いよう。どちらにせよ、陣痛が来るととりあえず何度も口をすぼめて呼吸をすることになり、唇がどんどんと渇いていってしまいます。
そんなときにあると便利なのが保湿用リップクリーム。
とにかく唇が渇くので、分娩台の枕元に置いておいて、付き添いの方に塗って貰いましょう。唇が潤うと、呼吸がしやすくなりますよ。
長時間陣痛の痛みに耐えているとかなりの体力を使います。
呼吸もたくさんして、汗もかくので、ひたすら喉が渇きます。しかし分娩台に寝ている状態なので、起き上がって水分補給することはちょっと難しい。
そんなときには、飲み物に曲がるストローを差して貰いましょう。私は写真のようにふたを取ったポカリスエットにストローを挿して、寝たままの姿勢でこぼさずに飲ませてもらいました。
私の経験では、陣痛の痛みはお尻から来て腰全体に広がり、しばらく耐えて治まり、またお尻から来て、といったサイクルを何度も繰り返すものでした。これが本当に痛い。そこで色々と試してみた結果、腰全体に広がって痛みのピークに達したとき、お尻を強くさすってもらうと痛みが和らぐことに気づきました。
マッサージにはテニスボールの固さがちょうどよく、付添いの方にお尻から腰に強く当てながら転がしてもらうと効果的です。私は陣痛が来るたび「来た来たー!!」と旦那さんを呼んで、痛みが治まるまでマッサージしてもらい乗り越えました。
無くても特に問題のないアイテムばかりですが、こうしたちょっとしたアイテムがあると少しでも快適に陣痛を乗り切ることができます。
旦那さんに付き添ってもらえるなら、痛がる妻を前に何をしてよいか分からずあたふたしてしまうこともあるでしょうし、こうしたアイテムを使ってサポートしてくれる役割を与えてあげると、一緒に陣痛を乗り越えた気持ちになれるので赤ちゃんが産まれたときの夫婦の喜びもより大きくなると思います。
陣痛はそりゃ痛くて涙も声も出てしまい必死でしたが、声をかけてくれた助産師さんや、汗だくになって何度も腰をマッサージしてくれた旦那さんがいてくれたから頑張れました。
これから出産を控えているという方は、ぜひお試しくださいね!