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公開 2015年06月30日  

兄弟げんかに困ったら!兄弟げんかの効果的な対処法と意外なメリットとは?

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我が子たちには仲良く育ってほしいと誰しもが願うはず。しかし現実は、兄弟姉妹がいればけんかはつきもの。激しいけんか、聞いていてうんざりする口げんか、皆さんはどう対応していますか?今回は兄弟げんかの対処法、そして兄弟げんかの意外なメリットをお伝えします。


うんざり!毎日繰り返される兄弟げんか

我が家には、中2男、小6女、小5男、小2男、3歳男の5人の子がいますが、もう、本当に色々な組み合わせで毎日けんかをしています。さすがに長男・長女が末っ子とけんかをすることはありませんが、長男は末っ子以外の小学生とはよく言い合いしたり、時にはお互いに手が出たり。一番上の子が下の子たちを引っ張り上げてくれるという感じではなく、そして、上の子たちの様子を見ている末っ子はどんどんおませさんになって、子どもたちの平均年齢にみんなが揃ってしまうような感じなのです。



たまに「うちは兄弟仲は良くてけんかはしないのよ~」なんていう話を聞くと、心底うらやましいです。でもやっぱり、圧倒的に、「兄弟げんかにはうんざりする」という周りの声が多いですね。

兄弟だから、やりすぎる!

子どもの歳が上がってくると、段々手の出し合いよりも嫌味が多い口げんかが増え、聞いていても嫌な気分になります。もちろん、本当に憎しみ合っているのではなく、絡みすぎでふざけているうちに調子に乗って、けんかにエスカレートということがしばしば。



兄弟だからこそ、相手を気遣うことや、一瞬我慢することを忘れて、衝動的に手が出てしまったり何も考えずに思ったら即口に出して相手を怒らせたり。2階に上がるときに仲良く笑いながら行ったのに、ほどなくつかみ合ってけんかしながら下りてくるなんてこともあります。けんかなのか遊びなのか、もうよくわかりません。

兄弟げんかの対処法!4つのポイント

けんかが起きるたびに制止するなんて、なかなか難しいですよね。そこで私は、日々繰り返される兄弟ゲンカを前に、自分なりの基準や方針を4つ決めました。

1.口出ししない!どっちが悪いという判決をくださない

正にけんか両成敗。確かにどちらかがきっかけを作ることはありますが、それに対する反応が過剰すぎたりきつすぎたり、どちらにも言い分があることがほとんど。



親が口出しをすることで中途半端にさえぎられると、余計ストレスがたまることもあるようなので、私は1~2mほどの距離のところにいても、基本的に我関せずの姿勢を貫くようにしています。

2.エスカレートする取っ組み合いには「○○攻撃」

エスカレートする取っ組み合いは成長と共に減ってくる気がしますがお互いが小学生男子だとやはり多いですね。「やめなさい!」と怒鳴ったり引き離そうとしたりしても、興奮状態にあると収まりません。



私がよく使うのは「コチョコチョ攻撃」。よりひどく興奮している方を、コチョコチョ攻めにします。そのうち笑い出して「もうやめて~」となり、たくさん笑って落ち着いたところで、けんかの経緯を聞きます。単純な方法ですが、結構効きますし、自分も怒鳴っていやな思いをしなくてすみます。

3.自分でどうにもできないことへの悪口には、疑問を投げかけよう!

例えば、「ちび」とか「足が遅い」とか言って相手をののしるような場合、「それで誰かに迷惑かけてる?」「本人がどうにもできないことを言って面白い?」「背が低いことや足が遅いことは悪いことなの?」と聞きます。



明確な答えが返ってくるわけではありませんが、「自分がされたり言われたりしていやなことを人にしない」ということ、これは根気よく伝え続けるしかないと感じています。

4.兄弟を「マイナス方向に比較しない」

「お兄ちゃんはあなたぐらいの時にはできたいたことが、あなたはできない」など、それこそ比較して言っても意味がないことは言いません。逆に、その子に際立ったいいなあと思うところはとことんほめます。「あなたの魚の食べ方は、最高にきれいだね!」「将来絶対モテるよ」「なかなかできることじゃないよ」。毎回毎回しつこくほめても、本人は悪い気はしないよう。



子どもは大きくなってきてもとにかく認めてほしい存在ですから(大人だってそうですよね)、幼児から中学生まで、これはこの子のいいところだなと思ったら、口に出して相手に伝えています。

意外!?兄弟げんかに効能がある?

そんな我が家の子どもたち、けんか三昧ですが、誰かが体調を崩すとみんなで心配したり、学校での嫌なことをみんなで吐き出しあったりしています。その様子を見ると、「親子以上に絆が深い部分もあるのかも」と思います。



兄弟だからこそ、見ている方もいや~な気持ちになるくらいに意地の悪さを発揮するし、相手にとことんいやな思いをさせてしまうこともある。でも、そんな経験の中で、「言いすぎた、やりすぎた」「自分もいやな気持ちになった」などの感情をたくさん経験していくのですよね。家でけんかばかりの子は、意外と友だちとけんかはしないものです。

まとめ

いかがでしたか?

日々起こる兄弟げんか。親としてはうんざりすることの方が多いですが、子ども達目線で言えばけんかをするほど仲が良いという感じのようです。



この記事を通じて、兄弟げんかに疲れているお母さんたちの心が少しでも軽くなってもらえたら嬉しいです。

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