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公開 2015年07月05日  

【食育】旬の食材を美味しく食べる3つのキーワード「走り、盛り、名残」とは?

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最近のスーパーの棚には、1年中トマトやキュウリが並んでいて、食べ物の旬がわかりにくい現代ですが、旬の食材は安くて栄養価も高いんです。旬の食材を知って、積極的に食卓に取り入れることで食育にもなります。今回は、旬の食材をおいしく食べる3つのキーワード「走り、盛り、名残」についてご紹介します。


食材の旬って一瞬?

野菜や果物の旬。よく聞きますよね?その「旬」って、どの位の期間があるかご存じですか?ある食べ物が美味しく食べられる旬は、その食べ物によって期間も違ってきます。



1年のうち、2週間だけしか旬の無い(そもそも市場に出回る期間が短い)食べ物もありますし、数ヶ月にわたって楽しむ事が出来るものもあります。旬の食材は、たくさん取れて価格が安くなるから、という理由もありますが、時期外れのものよりも栄養価が高いのも特徴です。野菜やお魚の旬を知って、普段の食事に上手に取り入れたいですね。

走り、盛り、名残を知って、上手に活用♪

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例えば、いちごの旬。本来は俳句の季語でもある初夏なのですが、現代では1月~5月頃の冬~春にかけてです。これは、クリスマスケーキの需要に合わせてハウス栽培されているという事情があってのことなのですが、半年近くの長期間に渡って楽しむ事が出来ますね。



でも、これだけ期間が長いと、そのあいだじゅうずっと美味しいのが不思議ですよね?旬の期間の中でも、出始めのものを「走り(はしり)」、まさにピークの頃を「盛り(さかり)」、そろそろ終わりの頃を「名残(なごり)」と呼びます。カツオで言うところの初鰹が走り、戻り鰹が名残、というとわかりやすいでしょうか?

いつ買ったら良いの?

旬の走りではまだまだ数が少なかったり、市場に出回っていても完熟する程ではなかったり、ということがあります。なので、やはり盛りの頃に買うのが安心です。ただ、果物などの場合、走りの頃のものは食感が良いものが多いなど、盛りとはまた違った楽しみもあるので、お好みで選べると良いですね。

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今が食べ頃!美味しくて安い旬の食べ物を、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。

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