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公開 2021年08月05日   更新 2022年08月02日

PTAベルマーク仕分け作業どうする? 子どもの気持ちも尊重して出した結論

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ベルマーク収集は大抵の小学校でやっているかと思うのですが……、やってる割に結果が出ない、というPTAも多いのではないでしょうか。私の子どもたちが通う小学校も、まさにその状態でした。


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PTAの断捨離活動

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ベルマーク収集活動が、問題だなと思ったのが「集まるベルマーク自体が大幅に減っている」「それなのに手分けしても大変だ……と感じる作業量」でした。

誤解を生まないためにも、最初に書かせてもらうと、今回、結果的にわが校ではベルマーク収集活動はやめてしまったのですが、なんでもかんでも活動を切り捨てればよい!と言いたいわけではないのです。

活動内容のコストパフォーマンスを見直しての選択でした。



年間30万円分集める学校もある!

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学校をあげて熱心に活動することで、年間30万円分を集める学校もあるようです!すごい!

それだけあれば、運動会の時に待機している児童全員が過ごせる性能の良いテントだって何基も買えちゃいますよ!欲しい!(笑)

例えば
「台紙に簡単に貼れる状態に各家庭で下準備をして提出」
「それを大勢のPTA委員で、無理のないように分担して台紙へ整理する作業をする」

これができればよいのですが、わが校の場合、「こんな風に切り取って、こうやって出してください」というお願いも、守られずに提出されることが多く、それに担当人数が15人程度……それで数万点のベルマークを仕分けるのは、委員さんの負担が大きすぎると感じていました。


「集める楽しみ」はどうする?

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何かを集めるって、楽しいですもんね~~~。

子どもたちが楽しみにしている「集める」という作業、これは奪いたくないなと思いました。


ベルマークを寄付するという選択肢

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結果、ベルマークの回収はするけど、「台紙へ貼り付ける」という大変だという声が多かった作業を廃止しました。

ざっくりと番号で袋に小分けして、他校やベルマーク協会を通じて寄付という形で、わが校ではないどこかで子どもたちの役に立つことになりました。


仕分け作業の廃止と寄付をすることをお知らせしたところ、

「集めるのはこれからもやるんだね!無駄にならなくて良かった!」という声と、「もうあの作業をしなくていいんだね、嬉しい!」という保護者の率直な意見がいくつも寄せられました。


最後に10万点ちょっと残っていた数年分(!)のベルマークは、熱中症対策のために、グラウンド用テントの購入で消費して、
わが校のベルマーク活動は、いったん終了しました。

今後、誰かが「再開しよう」というかもしれません。

このまま「寄付という形で残そう」となるかもしれません。

あるいは「寄付もやめて一切集めない」というかもしれません

でも、その時のPTAの状況次第だと思うのです。今、私たちの学校のPTAではこれが最善の形となりました。



そして逆に、手薄だった旗当番・見守り活動を増やしています。交通安全に不審者対策、やるべきことは沢山あります。

それをできるだけ「多くの保護者でちょっとずつ」分担できないか、改善できないか、と考え続けています。


できることをやる、無理はしない。それが嫌われないPTA作りの第一歩だと考えて、学校とも協力しあい、少しずつではありますが改善改良を進めています。

みんなができない、やりたくないと思うことを少しでも、あとに残さないようにしたいと思います。





※ この記事は2024年04月01日に再公開された記事です。

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