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冬休みに感じた、子どものエネルギー。親の声をかき消すレベルの、魂の勢い。

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長期休みをひとつ乗り越えるたびに、魂と肉体のレベルが上がっていくと思うことにしています。

子育てが終わる頃には、隕石から地球を救えるくらいに、なってるかもしれない。


この冬休みが、とんでもない難所だった。

私はものすごくよく頑張ったし、とてもよく努めた。


まず、末っ子のイヤイヤスパートがものすごかった。

なんなの。

確かに、長女も長男も4歳手前にそうとう面倒な時期があったのだけど、末っ子はそれをはるかに凌いでいる。

溺愛してきたはねっ返りなんだろうか。とてつもない。


長女以外(なんでなんだろう)の、すべての人に当たり散らす狂犬と化しているのが、今の末っ子。



「持ってきて!!」と、ただ怒り散らかすだけで、なにを持ってきてほしいのか言わないとか、少し注意すれば「ママ悪い!!」やら「ママこわい!!」やら、泣き散らかす。

踵のあたりの靴下のおさまりが悪いとか、ママがお返事しなかったとか、このコップじゃいやだったとか、もっと牛乳たくさん入れてほしかったとか、よくもまあ、そこまでクレームのつけようがあるものだよね、と思うばかり。

知能の発達と言語中枢の発達って目覚しいな、今度はそれら鬱憤と、折り合いをつけることを学ぶんだよね、そういう道筋、知ってる、うんうん、って見守る姿勢と強い心で気張っていたんだけど、ここにまさかの反抗期なのかな?6歳が、全身から不満を噴出させていたから、もう。



活発な長男に、冬の長期休みはストレスでしかないらしく、はっきりとイライラしていた。

「なんかわかんないけど、イライラする!!!!」とまで言っていた。

言葉にできて素晴らしいね、と思う反面、でどうしたらいいの、と途方に暮れた。


田舎に暮らしているので、お庭がうんと広いのだ。

そう、お庭を走っておいで、と促すのだけど、いったんイライラしてしまうと私の話なんて聞きたくないらしい。

すごい形相で突っぱねられた。ひどい。

では、ほらあれ、時代はアンガーマネジメントですよ、とアンガーについて、柔らかくかみ砕いた絵本を読んでやったりもしたんだけど、焼け石に水でしかなく、その場でそれらしく頷いたきり、やはりイライラしていた。

公園に行こうと言えば、半袖で行くと言い張って、構わないよ、と外に出れば寒いと怒り、では上着を着たらと促せば、袖の収まりが気に入らないらしく、ぷんすかぎゃーすか忙しかった。

公園が遠い。

あげく車で行くだの、末っ子のストライダーをよこせだの、喚き散らして面倒が過ぎて、ああもう二度と公園には行きたくない、こんなの何かしらのトラウマになってしまうと、心底思った。


右から左から、腹に背中に顔面に、パンチをくらって、よろよろ立ち上がろうとしているところに、また蹴りをくらうような日々だった。



さてさて、冬休みの後半戦に入ると、短い冬休みを経て、息子のサッカー教室がひと足早く始まった。

大好きなコーチやお友達にも会えて、体もうんと動かせて、ここを境にようやく息子のストレスは発散されたらしかった。

コロンとご機嫌になって、胸をなでおろした。

…んだけど、あまりにつかの間だった。

ご機嫌になった息子を筆頭に、全員が結託して手に負えなくなった。


どういうことかと思われるかもしれない。


ご機嫌で、エネルギー満タンになった息子は、終始ふざけ倒した。

お尻を出したり、なんだかよく分からない替え歌を歌ったり、外では言えないようなワードを、叫び散らしたりしていた。

姉と妹はそれにゲラゲラ笑って、笑って、笑って、みんなでとんでもなくハイになって、そう、こうなると誰も私のお話を聞いてくれない。


車に乗り込んで、さあ、シートベルトとチャイルドシートを、と運転席から後部座席を振り返ったら、なんか知らんけど3人のうち2人が靴下を脱いで、狭い車内をうろうろしている。

ちょっとなにごと、とりあえず靴下はいてほしいし、ちゃんと着席してほしい。

すぐに着くから、靴下ちゃんと履いてお靴も履いて、そして着席の後、カッチンしてしてちょうだい、と言ったって誰も聞いてない。

なんだかよく分からないことを言って、ゲラゲラ騒いでいる。

息子が、高めのテンションで何かしらを高らかに叫ぶと、まるでそれが合図みたいに、祭みたいな騒がしさになる。


晩ごはんですよ、お座りしてね、お座りしてね、座って、座ろう、ね、でようやく座ったかと思ったら、息子の口からとんでもないワードが飛び出したのをきっかけに、ああなんてこと、お祭り騒ぎが止まらない。

止めて、ごはん中だよ、こら、ねぇ、ごはんの時間、もういい加減やめよう、聞いてるの?!こら、ね、と言ったところで、もちろん誰も聞いてない。

3人分の大歓声に、すべてかき消されてしまう。

私の声帯がかわいそう。

かわいそうで不憫。



息子の第一声が、姉妹にはとんでもない影響力があるらしく、彼がひとこと「ねえ!」と叫んだら、そこからなし崩しだ。

いったん総崩れすると、どうやらママなんてへでもないらしい。

上がり切ったテンションが、すべてかなぐり捨ててしまうのかしら。

お願いだから、そんなところでリーダーシップを発揮しないでほしい。


3人してものすごく楽しそうで、けたけた笑って、そこだけの静止画なら、きっと飛び切りの眩しい1枚になると思うの。

なんだけど、私ひとりが口パクみたいなお説教を繰り出しているこの現象、端的に言って崩壊。


ご機嫌であれ、不機嫌であれ、エネルギーの塊を全身で受け止めて暮らしていると、心身ともにとっても疲労した。



前半戦は、イヤイヤ期と反抗期の袋叩きだったし、後半はまるで学級崩壊の様相だった。

子育て9年生だけれど、何年かに1度、今なかなかの難所だなと思う時期がある。

この冬休みは、まさにそれだった。

久しぶりに子育てって超むずいね、と思った。


冬休みが始まる少し前、みんなずいぶんお姉さんお兄さんになって、私も楽になってきたなぁ、と思ったのはなんだったんだろう。

嵐の前の静けさだったのかしら。

こんなに精神を試されて、いったい私はどこへ向かうんだろう。

このままいくとそのうち、なにかしらのえらい人になるんじゃないかしら。

それとも100年後くらいに、石碑とか建ってるのかな。

そのときはぜひ、口パクで叫んでるところでお願いしたい。


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この記事を書いた人
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ハネ サエ.

成分のほとんどは3児のおかあさん。
おかあさん以外のときは取材をしたりエッセイを書いたりしています。

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